- 海外に億単位の日本円を持ち込めるのか
- 入国時に持ち込み金額を聞かれる
- 海外に億単位の現金は持ち込めます
- 現金持ち出し持ち込みのルール
- 何を申告するのか
- 課税なしならなぜ申告を?
- 今回の現金強奪事件
- 追記

日本から持ち出した現金が
強奪される事件が有りました。
そんなに多額の現金を・・・と
疑問に思った事を調べてみました。
海外に億単位の日本円を持ち込めるのか
最近は海外に行く時に
現地通貨はほんの少ししか
持って行かないことが多い。
フードトラックだって
クレジットカードで支払えるけど
屋台や市場みたいなところでは
現金しか使えないことも有るので
一応は現地通貨を持って行く。
そうそう、有料トイレもね。
入国時に持ち込み金額を聞かれる
最近は最低限の現金しか
持って行かない人がほとんどだと思うので
〇ドル以上の現金を持っていますか?
そんな質問を受けることは無いですが
昔はアメリカ(ハワイ)入国時に
聞かれたような気がする。
一般人の私がそんな大金は
持ち合わせていないので
何ドル以上だったかは記憶にない。
海外に億単位の現金は持ち込めます
日本から高額の現金を持ち出したり
海外に持ち込んだりすることと
税関で聞かれることがごっちゃになっていて
持ち出し持ち込みは制限があると
思い込んでいましたが
実は何億でも,、何兆でも可能です。
ただし、それには申告が必要です。
現金持ち出し持ち込みのルール
1,000,000円を超える現金を
持ち出し持ち込みする場合は、
出国時・入国時に税関に申告書を提出します。
この金額は外貨、円、関係なく合計になります。
申告義務はありますが
課税などは有りません。
申告せずにそれが発覚した場合、
課徴金・没収・刑事処罰の対象になることも。
申告義務のある金額は国によって異なります。
アメリカは特に厳しく
犯罪などに関連したもので無くても
申告漏れだけで
没収されることも有るようです。
この時注意が必要なのは
申告額はドルですが、何ドルではなく
手持ちの現金をドル換算してという意味。
ユーロでも、円でも
ドル換算で限度を超えていないかです。
ドルって聞かれたから、
円で1億持っているのは
申告しなくていいという訳ではありません。
何を申告するのか
想像しうるのは
住所氏名、パスポート番号などの
個人情報。
当然現金の金額も申告します。
この中には小切手や有価証券も
含まれます。
旅行の費用や仕入れ代金など
使用目的も、必要です。
その出どころの明記も必要です。
給与所得とか、事業資金とか。
海外に高額を持ち込むことは
それほど稀有な事ではないようですが
明らかに不自然な説明
金額と職業が極端に合わない
過去に申告漏れ歴ある
そんな場合は別室に・・・となるようです。
課税なしならなぜ申告を?
大金持ってます。
ああそうですか。
だったら申告してもしなくてもって
思わなくも無いですが
申告させる目的は
マネーロンダリング防止
テロ資金供与防止
国際的な不正資金移動の監視
金額がかなり高額だったり
頻度が高かったり
申告内容に整合性が無いと判断されると
監視対象になり要注意人物となります。
日本の場合は
税関➡財務省➡金融情報機関(JAFIC)
まだ警察は出てきません。
その調査で怪しい事実が見つかると
➡警視庁➡都道府県警・検察
アメリカではFBIもお出ましと思いきや
その情報は
アメリカ財務省の金融犯罪取締ネットワークに
集約され、分析後
内容によってFBIなりの捜査機関の
出番になります。
今回の現金強奪事件
ニュースで見ると、今回が初めてではなく
過去に何度も現金を持ち出して
いるようです。
たぶん申告していると思われるので
履歴を探るのはたやすいでしょう。
もしかしたら後ろ暗いところが
全くないまっとうな商売の
資金かもしれませんが
犯罪が絡んだことで
調査対象になるのは確かだと思います。
長年の事業利益や帳簿との整合、
税務申告と一致。
そういう場合はクリーンと
みなされると思います。
億の現金を動かすとしたら
スーツケースやリュックで運びますか?
銀行を通すとか警備会社を雇うとか
何かしらの安全策を考えると思います。
銀行を通せば手数料がかかったり
警備会社にもお金がかかりますが
億が0になることを考えたら
それは必要な経費では?
でもそれをしないということは
履歴を残したくないからなのか。
勿論出入国時に申告しているので
履歴は残りますが
申告しただけでは調査対象にはなりません。
最初に起きた日本国内での
現金強奪事件でも
あの3億円事件を上回る金額に
驚きました。
※現金強奪=3億円事件
一定の年代の人はたいていそうです。
国をまたいでのこの事件、
事実は小説より奇なりを地で行く。
果たして真相は?
この映画、表向きは会計士
裏の仕事の利益はマネーロンダリングで。
追記
noriko (id:non704)さんのコメントに
昔は日本から持ち出せる金額に
制限が有ったということで
(私もうっすらそんな記憶が)
調べてみました。
1945~1963
GHQの制限下にあり
外貨獲得のための業務、
視察、留学等特定かつ認可された目的以外で
海外渡航は非常に難しく
一般人が気軽に海外へ行くことはできなかった。
1963~
現金、トラベラーズチェックで
年間500ドルまでの外貨持ち出し可能に。
旅行社を通じて個別に認可が必要。
1964~
観光目的での海外旅行が自由化。
年1回、500ドルまでという制限付きで
外貨の持ち出しが許可。
「1回限り」というのは、
観光目的での外貨持ち出しが、
その年に一度しか認められないという意味。
1966~
回数制限が解除され
1回500ドル以内であれば、
自由に海外旅行が可能に。
1978~
外貨持ち出し額の制限が完全に撤廃。
その理由は日本の経済成長が著しく、
外貨準備も豊富になったから。
何故ドル建てだったのか
戦後、日本円は信用度が低かったため
ヨーロッパなど
ドル以外の通貨の国に行く場合も
円➡ドル(日本国内で)➡ポンド等(現地で)
と言うのが普通だったようです。