Huluより
デジタルエビデンス
2024年4月AmazonPrime字幕版で
視聴
10エピソード
直訳すると電子的な証拠
通信技術が発達した現代、
迷宮入りかと思われた数々の
殺人・失踪事件が、
デジタル情報によって解決に導かれている。
amazonの概要より
副題は新時代からの証拠
ドキュメンタリー内では携帯と
訳されていますが、実際はスマホです。
記事では携帯と表記しました。
エピソード1
ジョギング中に
行方不明になった女性の捜索。
警察だけではなく
彼女の知り合い、知らない人も
捜索に加わった。
携帯電話の基地局から
場所を割り出す方法。
基地局が少ないこの場所では
半径1.5㎞までしか絞り切れなかった。
当時の保安官や
家族、友人、恋人への
インタビューが流れる。
警察は携帯会社から
携帯の位置を取得する。
よく見るドラマのシーンでは
携帯会社はプライバシーを盾に
非協力的だったりするけれど
実際は協力してくれるようです。
彼女が消息を絶ったと同じころ
そこをトラックで通過した配達員を
割り出した。
ドライバー(女性)は彼女を
目撃していた。
トラックのGPSは
配達員が関与していないことを
示していた。
もしGPSが無かったら
容疑者になっていたかもしれない。
捜索ボランティアの中から
同じボランティアのクエイクが怪しいと
声が上がった。
犯罪歴はないが変人と周知されていた。
クエイクが怪しいという情報はパッと広がり
警察が彼の携帯を調べた。
位置情報アプリには
どこにどのくらいの時間滞在したか
移動速度なども記録されている。
クエイクが30分間停車していた場所から
遺体が見つかった。
それでもデータが
正確でない場合もありうるので
最終的には自白が必要になる。
ドラマのストーリーが
現実になったような事件。
何回も見慣れている光景なのに
どんな役者の演技より
家族や恋人たちの言葉の方が
重苦しさは計り知れない。
でも、彼が怪しいといううわさから
警察が調べるに至ったということは、
デジタルは立証しただけで
犯人を見つけたわけじゃないよね。
エピソード2
2人の少年の失踪。
エンリケとイライジャは
同級生で親友同士。
母親は警察に捜索を依頼するが
保護観察中で、家出経験もあるため
取り合ってはくれなかった。
イライジャの母親も
捜索の依頼で警察を訪れたが
家出と決めつけたのは
肌の色と素行のせい。
彼女はそう語る。
警察を頼れない母親たちは
自分たちで行動を起こすことにする。
市長に直訴し警察を動かし
事件扱いになることでニュースでも
拡散されるようになり
関連する人物の名前が浮上する。
SNS上のデータは
削除しても復元される。
最終的には物的証拠、デジタルの証拠だけ。
遺体も凶器も見つかっていないが
逮捕された犯人の一人が
あっさり自供する。
ドラマのように派手なアクションもなく
淡々と事件が語られていく。
デジタルはあくまでもエビデンス。
決定打は自供なんですね。
エピソード3
デジタルストーカーの話。
モーガンの殺害に関与したと
真っ先に疑われたのは恋人ジェイソン。
大抵は夫や恋人が疑われます。
次に事情聴取されたのは
トラブルがあった職場の同僚。
彼は女性に執着するタイプ。
位置情報や行動記録だけではなく
携帯でのやり取りも
大きな証拠になる。
削除しても復元できるから。
今回の犯人は携帯を切って
あるいは家に残して
位置情報を知られないようにしたけれど
街には至る所に防犯カメラが有り
彼の行動は警察の知るところとなった。
エピソード4
このドキュメンタリーでは
関係者のインタビューだけではなく
初動捜査の警察映像も流れる。
もちろん多々考慮した範囲内で。
ネットのフリマで
車を購入しようとした夫婦が
撃ち殺され現金を奪われる。
携帯履歴の位置情報だけではなく
フリマアプリの履歴などを駆使して
犯人を追い詰める。
エピソード5
17歳のインフルエンサー、
ニッキーのSNSが更新されなくなった。
毎日欠かさなかった投稿が途切れ
周りはざわつく。
アメリカでは捜索願を出しても
72時間経過しないと受理されないことがある。
このドキュメンタリーを見ていると
すぐに警察が動くケースと
失踪とみなすまでに時間を要するケースがある。
ニッキーが使っていたアプリは
設定した時間が経過すると
メールも画像も消えてしまう。
一見削除したように見えるが
アプリの運営会社には
そのデータが残っている。
そして、最後にやり取りした人物を割り出す。
SNSでのやりとりや
容疑者の位置情報から
犯人である確信を得る。
トランスジェンダーだった彼女の
生き方が気に入らないという、
ヘイトクライムがきっかけ。
巡査部長は言う。
SNSが無かったら容疑者も絞り込めなかった。
エピソード6
大学教授のマシューは
歩行に問題を抱えていたため
自宅には運転手が迎えに行くが
応答が無く授業にも現れなかった。
家にはこじ開けられた形跡があり
警察は強盗を疑ったが
カードも現金も貴金属も残されていた。
次に考えられたのは
怨恨による殺人。
「教授を撃った」電話でそう話すのを
たまたま立ち聞きした人が
警察に通報し
学内のカメラで該当する人物を見つける。
ちょっと待て!
こんなことを
たまたま聞いちゃうなんてあるのかな?
結局は通報者の
聞き間違えということで釈放される。
教授の家の電子機器と明細を付き合わせ
ゲーム機が無くなっていること、
専用のゲームソフトが無いことが判明する。
今までは携帯の履歴や位置情報から
犯人やアリバイを割り出したが
今回はゲーム機。
無線で繋がっているゲーム機を
初期化しようと起動。
一度でもネットワークに接続すると
IPアドレスが判明する。
警察は学生による怨恨などを疑ったが
容疑者は大学や教授とは接点のない
強盗だった。
盗まれたゲーム機は任天堂スイッチ。
人気もあり、高額で
転売できるのかもしれませんが
命の値段としては安すぎます。
エピソード7
大学生の失踪事件
エピソード8
幼い子供を残して母親が失踪する。
エピソード9
自宅で殺害された男性の
出会い系アプリ履歴から
手掛かりを得ようとするが
肝心な携帯が見つからない。
エピソード10
自宅で遺体となって発見された女性は
ジムでのトレーニングを記録していた。
まとめ
様々な事件の手がかりは
今や指紋やDNAだけではなく
電子機器が大きな役割を担っている。
一歩間違えれば、それを想定して
捏造することで
悪用されてしまう可能性もあるかもしれない。