♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

イノセンツ(洋画)こともの世界で起こるあること

タイやブランコに乗っている写真です

イノセンツ

Amazonprimevideo字幕版で

2025年11月視聴

1時間43分

原題 De uskyldige(ノルウェー語)無垢な

英題 innocents 無垢な人々

 

ある夏休み。

パパは仕事をかえ、

一家で団地に引っ越してきた。

 

イーダは団地の遊び場に出かけ

同じ団地に住む少年ベン

(ベンジャミンと知り合う)

 

トムボーイを思い出した。

舞台はノルゥエーとフランス。

国は違うけれど

自然に囲まれた郊外の団地。

似たようなシチュエーション。

そして描かれているのは

子供の世界。

4人の子供たち

アナ(アンリエッタ)

非言語性自閉症

4歳ころまでは言葉を発していたが

今は何事にも無反応。

腕をつねられても反応しない。

靴の中にガラスの破片が入っていて

足を怪我しても感情を出さない。

明確に年齢は語られていませんが

設定では11歳。

 

イーダ

自閉症の姉を持つイーダは

わざとアナの腕をつねったり

ガラスの破片を

姉の靴の中に入れたりする。

姉のことを疎ましく思うと同時に

9歳の彼女は親の意識の多くが

姉に注がれることに

さみしい思いも感じていた。

 

アイシャ

同じ団地に住むアイシャも

年齢は明かされていないが

9歳かもう少し年下か?

 

彼女の皮膚疾患(白斑)は

メイクではない。

あえてそういう子役を起用することで

それぞれが持つ心の痛みや

多様性を表現したかったのだと思う。

 

移民という表現はされていないが

人種的には移民ではないでしょうか。

 

ベン(ベンジャミン)

彼も人種的には移民かもしれません。

父親は登場しませんが

母親はネグレクト気味のようで

彼もまた孤独を感じています。

 

イーダと出会ったシーンで

落とした石を垂直ではなく

斜めに落ちるように

コントロールします。

この場面が暗くて(森の中)

よく見えませんでしたが

後に彼の能力を知った時に

意味が分かりました。

 

サイキックスリラー

この映画のジャンルは

サイキックスリラーと

カテゴライズされていますが

その能力を発揮する部分は

それほど怖くありません。

 

一番怖かったのはベンが

団地の上層階の階段から

吹き抜けの1階に猫を落とすシーンです。

猫は高いところから飛び降りて

着地できる能力がありますが

それでもせいぜい1~2階です。

 

急いで見に行くと猫は生きていました。

その後のベンの行動には

言葉もありません。

サイコパスな殺人鬼は

幼少期の動物虐待から

始まると言われています。

 

最初は落ちる石の軌道を

コントロールできるというのを

練習してできるようになった遊びと

思っていたベンですが

猫の事件をきっかけに

彼の能力は利己的なものに

変化していきます。

3人の能力

登場する4人の子供たちのうち

イーダ以外は

何らかの特殊能力を

持っています。

 

アイシャの能力はテレパシー、

人の心が読めます。

言葉を発しないアナの心の声を

聞くことができます。

ベンによる悪意の念も

感じ取ってしまいます。

 

ベンの特殊能力はテレキネシス。

人や物を自在に操ることができます。

その能力の使い方がどんどんエスカレートし

自分をいじめた年上の子、

愛情のない母親、

自分を止めようとするアイシャに対し

とんでもない行動をします。

 

アナの特殊能力はエンパシー。

共感能力を持っていて

自分から念を送るというより

自分に向けられた力を増幅させ

跳ね返すように思えます。

 

この映画のテーマ

いわゆるスリラーは

ジェットコースターに乗るのと

同じような気がする。

怖いのがシャウタの上で

そのスリルを楽しむ。

 

アナもアイシャも

皮膚病と発達障害を抱えるという意味では

マイナリティーであり

アイシャもベンも人種的には

マイナリティーでであります。

 

アナは何事にも無反応。

イーダは姉に寄り添えない。

ベンは人の痛みがわからない。

 

ただ、アイシャがアナとイーダの触媒になり

ふたりに共感力が生まれ

ベンに立ち向かっていきます。

 

晩に立ち向かうことで

なにごとにもむはんのうだったアナと

姉が何にも反応しないことを

自分の発散に利用していたイーダ。

 

お互いが共感力を持つことで

何かかま変わっていく。