♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

洋画 番外編 パラサイト半地下の家族

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画像はwww.parasite-mv.jpより引用

韓国映画をご紹介

洋画・海外(欧米)ドラマしか

あまり興味が無いのですが

ちょっとこの映画は気になっていました。

 

カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞

アカデミー賞 4部門の受賞

話題になっていた映画なので

Amazonprimeで見られるのを

楽しみにしていました。

 

吹替/字幕の両方が有りましたが

韓国語は全くわからないので

吹替で視聴しました。

 

ギウは先輩が留学することで

裕福なパク家の娘、高校生ダヘの家庭教師になる。

そうそう、ギウは

両親と妹の4人暮らし。

家は半地下。

天窓が道路の高さにあり

家には便所コオロギ(ってなに?)が

うようよ。

スマホは近所のパスワードがかかっていない

Wi-Fiの電波を拾って使っている。

 

家族全員仕事が無く

内職で生計を立てている。

 

この場面を見て思った。

人間は生まれてくる家を選べない。

劣悪な環境や貧しい暮らしから

自身の努力だけで

地位や名誉や富を手に入れる人もいる。

そこまで行かなくても

そこそこの生活を手に入れる人もいる。

 

だけど、どんな家に生まれるかで

その後の人生が決まることの方が

多いのかもしれません。

ラッキーはある日突然

まず、ギウが家庭教師に雇われます。

ギウは浪人中ですが

色々策を講じて

うまく取り入ることができました。

そこから彼らのパラサイト(寄生)が始まります。

と、ここまではちょっとコミカルで

笑えます。

アンラッキーはある日突然

ほんの小さな嘘やごまかしが

だんだん雪だるま式に膨れ上がり

収拾がつかなくなる。

 

この映画はまさにそれ。

 

終盤は思いもよらない出来事が起きる。

 

キーワードは臭い

ある日、パク家の息子(子供)が

ギテク(お父さん)とその妻が同じ臭いだと言い出す。

同じ洗剤を使っているから?

そうではない。

 

半地下で暮らしているせいなのか

地下特有の臭いがするようだ。

 

「加齢臭とはちがう地下鉄構内のような

独特の臭いがする」

キデクの事をパク(ご主人様)がそう言っているのを

聞いてしまう。

 

そしてキデクが決定的なあることをしたのも

実はこの臭いの事が引き金。

 

グンセとキデクは同じ臭いがしました。

※グンセが誰なのかは見ていればわかります。

 

同じ臭いという表現は

臭覚としての臭いの他に

同じタイプ、同じ種類の人間という

そんな表現をする時にも使います。

 

まさかの結末は・・・

当然ネタバレは書きませんが

こうなって終わるのかという感じです。

パラサイト=寄生

富裕層のパク家にキデクの家族が

寄生して・・・そんな解釈もできますが

これからのキデクの生活そのものが

パラサイトという意味に感じました。

 

ちょっと重い映画ですが

最後の場面でギウにエールを送りたい。

そんな風に感じました。

 

おまけ

パク家の奥様は

元々お金持ちのお嬢さんだったんでしょうね。

料理も片付けもできません。

 

権威に弱いところもあるようです。

いい大学、アメリカ・・・。

お母さんは時々英語を使います。

単語ひとつだけだったり

ほんの一説だけだったりしますが

吹替ではカタカナ英語風で

ネイティブな発音ではありません。

それが妙に滑稽で

笑えます。

 

最初に先輩が価値が有るらしい石を

ギウのお父さんに持ってきます。

この石が最後にも出てきますが

何を表しているのか

何の象徴なのかは理解できませんでした。

お分かりになる方は教えて下さい。

 

受賞作だからどうのとは思いませんが

面白い目線の映画だと思います。

そして、半地下を選ばなければ

成立しなかった話かもしれません。