ポッド・ジェネレーション

Amazonprimevideo字幕版で
2025年9月視聴
1時間49分
ベルギー・フランス・イギリス合作
近未来の妊娠事情
朝のコーヒーや
トーストを焼くのはAI(エレナ)の仕事。
その日の服も選んでくれる。
でも空飛ぶ車で通勤しているわけではない。
レイチェルの仕事は
家でもできそうだけど
電車で通勤している。
それぞれに小型AIのアシスタントが付くが
仕事のパフォーマンスが
落ちているなどの判断もされてしまう。
会社でも有望な人材のレイチェルは
家族を増やす計画は?と聞かれる。
要するにこの時期に出産で仕事を離れるのは
キャリアとしてもったいないということ。
最高の女性社員には働いてもらうために
会社が頭金を出すので
子宮センターを勧められる。
レートにもよると思いますが
頭金は120万くらい。
夫は植物学者
大学で植物学を教えているアルヴィーは
職業柄も有ってナチュラル思考。
生徒たちは木になっている果実を
キモいと思ってる。
植物園の維持費がかかるから
実際の植物ではなく
ホログラムにしろと
上から言われてしまう。
子宮センター
出生率の低下を踏まえ女性支援のために
立ち上げられた子宮センターは
ペガサス社が経営している。
女性が出産を渋るのは負担が大きいから。
肉体的な負担だけではなく
母親たちのキャリアを応援。
面倒なことは全部センターに
お任せくださいと言うコンセプト。
卵型のポッドで受精卵を育てる。
成長具合はアプリで確認できる。
レイチェルは内緒で
子宮センターのキャンセル待ちに
登録していたが
偶然にも空きができたので見学に行く。
アルヴィーの決断
レイチェルの勧めで
ポッドで妊娠中の友人に会ったり
AIのカウンセリングを受けても
心は動かなかったけど
妻が望むならと
ポッドでの妊娠を受け入れることにした。
ポッドを持ってご出勤
初期は子宮センターで管理され
6ヶ月を過ぎたら
自宅に持ち帰ることもできる。
センターに預けっぱなしの人もいる。
専用のホルダーみたいなのが有って
リュックみたいなのも有る。
こういうのに入れて通勤したり
お出かけしたりする人もいる。

女性だけじゃなく男性も。
こうやって一緒に行動することで
絆を築いていく。
女性の上司はポッドが家に有ると
ストレスだから
センターに預けっぱなし。
会社では仕事に支障が出るからと
専用の部屋に全員のポッドが
おかれている。
最後に選んだのは
アルヴィーが子供部屋に
ちっちゃなオリーブの木を飾るのを見て
ホログラムでいいじゃないと言ったレイチェルも
子宮センターの方針転換などに疑問を感じ
バスや船を乗り継ぐ面倒さに
行くのを渋っていた島の別荘で
出産することにする。
出産日は赤ちゃんが決める。
つまり特定のホルモンが出ることで
自然に出産を迎えられる。
自然な妊娠ではないが
自然な出産をふたりは選んだ。
色々な警鐘でもある
少子化の原因は
世の中のせいみたいに言われているが
果たしてそうなのだろうか?
妊娠出産のリスクって女性にしかない。
肉体的な物だけではなく
仕事のキャリアにもかかわってくる。
これは女性監督ならではの
皮肉かもしれない。
ポッドを抱えて家事をしたり
仕事に行く男性。
妊娠も出産もこれで男女平等。
主演はこの映画でおなじみの
エミリアクラーク