ロマノフ家の末裔
原題は THE ROMANOFFS
アマゾンオリジナル
アメリカドラマ
1シーズン全8エピソード
吹き替え版
ロマノフ家とは
この手の時代物は苦手なので・・・
と思ったら
舞台は現代です。
1エピソードごとに完結する、
オムニバスドラマ。
共通点は全員ロマノフ家の末裔。
1613年、ミハエル・ロマノフが
東欧諸国を統治した君主の後継者として
皇帝になり、ロシア人によるロマノフ王朝が
始まりました。
1917年のロシア革命後、
300年続いたロマノフ王朝が倒れ
後のソビエト連邦となります。
1918年、幽閉されていた最後の皇帝、
ニコライ2世一家とその使用人たちが
幽閉先で残忍に処刑されたのが
有名なロマノフ家の処刑です。
各エピソードのオープニングは
ロマノフ家の処刑の場面から始まります。
最初は、いえ、何回見ても
ショッキングな場面です。
それぞれの人生
()内は日本版のタイトル
エピソード1
the violet hour
舞台はパリ。
フランス語の会話が続くので
一瞬字幕版?
いいえ大丈夫。吹き替えですが
フランス語の部分だけが
字幕になります。
パリ在住の富豪であるアヌシュカは
ロマノフ家の末裔。
気位が高くわがままで傲慢。
そんな彼女が愛しているのは
唯一の身内、甥のグレッグ。
その家にやってきたムスリムの家政婦。
アヌシュカは当然お気に召しませんが・・・
エピソード2
The Royal We(空しい望み)
舞台はアメリカ。
倦怠期の夫婦が、
ロマノフの末裔が参加するクルーズに
申し込みますが
ロマノフの末裔であるマイケル(夫)は
ある理由でドタキャンします。
アホすぎて笑えます。
そしてラストもアホすぎて笑えます。
この男ヤダ!
エピソード3
House of Special Purpose
(栄華の果てに)
アメリカの女優オリビアは
ロマノフ家最後の皇帝ニコラス2世の
妻の役を演じるため
オーストリアにやって来る。
色々不可思議なことが起き、
オリビアの身にも・・・
エピソード1,2とは
ちょっとテイストが違います。
全体に漂うホラーな感じ。
このラストは悲惨です。
エピソード4
Expectation(秘密の重み)
舞台はニューヨーク。
ジュリアの娘エラは
夫ではなく友人ダニエルの子ども。
ダニエルはエピソード2で
講演をする小説家。
その著書がロマノフ家に関するもの。
そしてその小説をもとにした撮影が
エピソード3。
末裔は出てきません。
エピソード5
Bright and hight Circle(虚像の調べ)
大学教授で三人の子どもを持つキャサリン。
彼女がロマノフ家の末裔なのですが
だからどうだってことも無く
よくわからないエピソードです。
エピソード6
panorama(パノラマ)
メキシコシティ―に住む
ジャーナリスト、エイベルは
病院の不正を調べ潜入する。
なんかバレちゃったみたいで
もしかして消されるの?
大丈夫サスペンスじゃないので、
出禁になっただけ。
息子の治療のため
アメリカからやってきたヴィクトリア。
彼女がロマノフの末裔。
息子が血友病なんですが
これは遺伝性の疾患で
男性に発症することが多く
遺伝子を持っているせいだと
自分を責めるヴィクトリア。
もしかしたら、その因子は
ロマノフから受け継がれたもの?
※後天的に発症する場合もあり
女性でも発病します。
エピソード7
end of the line(終着点)
アメリカ人夫婦のアンカとジョーは
ロシア人の子を養子に迎えるため
ウラジオストクにやって来る。
斡旋業者は
怪しげな匂いがプンプンする。
パスポートを預かるって。
ダメだよ預けちゃ!
コーディネーターの女性は
おっかない。
お金もたくさん用意する。
孤児院で見せられた赤ちゃんは
なんか変!
それがもとで大夫婦喧嘩!
子供を引き取るため
再訪した孤児院で、
子どもの様子が変な事、
そんな子供は引き取れないことを
きっぱり言う。
部屋に取り残された夫婦は
今のうちに逃げようってことになり
パスポートが無くても
領事館に逃げ込もう・・・
きっと消される!
アンカはエピソード6の
ビクトリアのいとこ。
つまりアンカもロマノフ家の一族。
他人の子どもでも
ロシア人なら遠い血縁だと
彼女は言う。
養子縁組の許可は裁判所で。
コーディネーターは言う、
ロシアは簡単に
養子縁組ができるからって
言っちゃだめよって。
ヨーロッパって遠いです。
飛行機で10時間以上かかる、
一番近いヨーロッパで検索したら
ウラジオストク。
これが現地で撮影されたのか?
かなり校外なのか?
そこんところはわかりませんが
行ってみたーい!とはならない映像。
エピソード8
The one that Holds Everything
(全てを持つもの)
さすが最終エピソード。
一番面白かった。
ロンドンへ向かう列車の中の出来事。
あえてストーリーは書きません。
末裔を名乗る人たち
ロマノフ家最後の皇帝一家の処刑は
秘密裏に行われましたが
それゆえに末娘アナスタシアの生存説や
自分がアナスタシアだと名乗り出るものも。
このドラマに出てくる彼らは
ニコラス二世の直系ではないにしろ
末裔だと名乗っていますが
それが事実かどうかは・・・・
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