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洋画 TENET(テネット)わかりやすいネタバレあらすじ100%

画像はgyao.yahoo.co.jpより引用

TENET(テネット)

TENET=主義

2022年12月アマゾンプライムで視聴

 

難解と言われる映画の一つです。

2時間30分、この段階で

ちょっとめげますが

一度では理解できないと言われている映画に

挑戦してみました。

 

時系列通りの進行ではなく

後からその意味がわかるのが

その所以だと思います。

 

最初の場面

キエフ国立オペラハウス。

 

指揮者が譜面台をコンコンと叩き

演奏者たちに準備を促したその瞬間

銃声が鳴り響き

舞台には武装した男たちが。

 

場面は会場の外へと変わる。

特殊部隊のバンが緊急事態の通報を受け

会場へ。

ただ、駆け付けるのがあまりにも早すぎる。

ここになんらかの作為を感じます。

 

アメリカ人を起こせ!

(英語以外の言語)

特殊部隊のバンにはKOPAの文字。

ウクライナの特殊部隊。

(実際はCOPAのようです)

 

トレーには4種類のワッペンが。

その中から駆け付けた特殊部隊KOPAの

ワッペンを服に貼り付け

(なりすますという事)

偽の特殊部隊員たちも会場へ向かう。

 

換気口から睡眠ガスを送り

観客は秒で気絶してしまう。

テロリストたちは防毒マスクを着用。

 

特殊部隊になりすました彼らは

二階のVIPルームを目指す。

そこにはスーツの男と軍人らしき男、

そして護衛のような男。

スーツの男に言う。

黄昏に生きる!

そしてもう一度

黄昏に生きる!

 

これは仲間同士の合言葉のようです。

スーツの男は答える。

宵に、友はいない

 

特殊部隊に成りすました男が言う。

「素性がバレた、

これはあなたを消すための偽装テロだ」

なりすました男たちは

彼を救出に来た仲間。

脱出か死か、今決めろ!

 

スーツの男に聞く。

「例のものは?」

クロークの番号を聞き

預けたカバンの中から

四角い何かを取り出す。

たぶん重要な何か。

 

本物の特殊部隊と

偽物の特殊部隊は

同じ服装でフェイスガードのついたヘルメットに

防毒マスクマスク。

どっちがどっちかわからない。

 

そしてこの時点でどっちが悪者なのかもわからない。

 

仕掛けられた爆破装置の回収を図る髭男。

※髭男が誰だかはこの先で説明します。

髭男がなりすましの特殊部隊員と見ぬかれ

銃口を向けられた時に助けた男のバックパックに

赤い紐のストラップ。

(5円玉のようなリングが下がっています)

これ、実は大事なシーンです。

それが誰かわかるのはラストに近い場面。

とにかく記憶しておいてください。

 

スーツの男(CIAのスパイ)を助け出し

一旦仲間が集結し

そこから出ていきますが

後ろ姿に注目してください。

最初はウエーブのかかった明るい髪色。

出てきた時は短髪の黒い髪。

 

スーツの男が違う。

これが意味しているのは何でしょう?

 

この件に関して一切説明は有りません。

この映画は描かれていない部分を

自分なりの推理で埋めていきます。

 

ところで、この男じゃない!の場面で

左側で見切れているのって

もしかしてニール?

※ニールは後程説明します。

場面は変わって操車場

 

最初のバンに乗っていた、

髭を生やした黒人男性ともう一人が

椅子に縛られている。

 

何か自白を強要されているようです。

服に隠し持っていたカプセル?は

CIAの自殺用のクスリらしきもの。

と言う事はこの髭男はCIA?

 

来世へようこそ

そう言われて

髭男が目を覚ましたのは病院のベッド。

キエフから昏睡状態で救出された。

救出場面が描かれていないのは

整合性が無いからでしょうか。

 

ところであのCIAの薬は

毒薬のはず。

偽薬だったのか、解毒剤が有ったのか。

 

目の前にいた(偉そうな)男に聞く。

アレは何だ?歯も抜かれた(拷問で)

偉そうな男は「テスト」と一言。

吹き替え版ではテストだよっていうけど

英語版はひとことテスト!

英語の方が非情さが伝わる。

 

そのテストも、拷問自体がテストだったのか

自害した段階で信用できると判断し

助けたのか?

 

髭男の仲間たちはおそらくつかまり

口を割った模様。

 

髭男は表向き上死んだことになっている。

偉そうな男は

人類が生き残る為の国家を超越する任務を

強いて来る。

真実を知ることは破滅につながる。

君に伝えられる情報は

このジェスチャーとTENET!

(そう言って指を組む動作をする)

 

タイトルのテネット、意味は

10分45秒辺りで登場します。

 

扱いは慎重に、

開くドアは正しいドアだけじゃない。

指令はそれだけ。意味わかりませんね。

テストに合格したのは君だけ。

どこからどこまでがテストなんでしょう。

 

ここで比喩のように使われる開くドア。

単に言葉のアヤだけではなく

この先登場する回転ドアを

暗示しているのかもしれません。

新しい任務

次の場面は海に設置された風力発電?の

建物の中。

作業員の制服に着替え

スタッフ回収の船に拾われて港へ。

そこで、降りた人と入れ違いに車に乗り込む。

 

この辺に関しても何らかの指示が有っての

行動だと思いますが

省略されています。

 

そしてナビが示す場所へ向かう。

 

白衣の女性が言った言葉

【吹き替え版】

反射ベストにバインダーなら

大抵どこにでも入れる。

【字幕版】

反射ベストにバインダー

変装は完璧

 

髭男の答えがまた違う

【吹き替え版】

主義だテネット!

【字幕版】

ここの主義?

 

彼女が言うには

何をするかではなく

どうするか。

そして第三次世界大戦を防ぐこと。

それは核よりもっと恐ろしい。

 

未来の誰かが送ってきたもの

通常、弾丸は前に進む。

だけど後ろにも進む。

 

エントロピーが減少すると

逆再生に見える。

 

miyapedia

※エントロピー

不可逆性を示す度合

 

不可逆=元に戻らない状態

熱いコーヒーを置いておくと冷めるが

冷めたコーヒーを放置しても温かくならない。

 

可逆性=元に戻る状態

落としたボールが床で跳ね返り

元の高さまで戻る事。

 

彼女はちょっとした実験を見せる。

核兵器は未来を変える武器だが

時を逆行する武器は過去をも変えられる。

 

時を変える武器、それが後に出てくる、

アルゴリズムです。

 

銃弾が埋まった壁が未来から届いたって言うけど

どうやって届いたのでしょう?

で、何故未来からってわかるのでしょう?

宅配伝票に未来の日付が入ってたのかしらって

まじに思うけど、

科学者は理論で説明できないものを

信じるのでしょうか?

 

ムンバイから

場面はまたまた変わってムンバイ。

 

髭男はサンジェイ・シンに会いたいそうな。

って誰でしょう。

ムンバイの大物らしいです。

武器商人でした。

 

高層ビル?アパート?ホテル?

そこのペントハウスに住んでいる。

普通の手段では会えないので

っていうか無事戻れないので

協力者(ニール)と一緒に

スパイ大作戦的な事を始める。

 

サンジェイ・シンは実はお飾りで

武器の売買を仕切っていたのは妻のプリヤ。

まだまだ男社会のこの業界では

その方が何かと都合がイイらしい。

 

ロシアの大物アンドレ・セイター

彼が現在と未来をつなぐブローカー。

つまり仲介役。

 

プリヤは髭男にアンドレ・セイターに接触し

未来とどうつながっているのか

謎を究明するように言い

英国諜報部の頼れる人物を紹介する。

 

アンドレ・セイターとの接触

 

マイケル・クロズビー卿曰く

セイターはソ連の地図に無い町に生まれ

金と野心で英国の支配階級に上り詰めた。

 

ソ連の秘密都市

地図に載っていない閉鎖都市

何らかの事故が有り、

それ以降核に関連した地下実験用の町になった。

 

仮にもこの世界で富豪を名乗るなら

ブルックスブラザーズのスーツじゃダメなんだって。

マイケル・クロズビー卿に言われちゃった髭男。

 

これで世界を救いたまえと

クレジットカードを渡される。

黒いカードだったよ。

Amazonのクレカも黒いけどね。

意味わかるでしょうけど一応説明。

テーラーでスーツをオーダーし

富豪と言う触れ込みで

次の作戦に挑めってことです。

 

キャサリン・バートン

バートン卿の姪でセイターの妻。

シプリーズの競売で鑑定をしている。

 

サザビーズやクリスティーズは有名ですが

シプリーズはたぶん架空の

オークションハウスでしょうか?

 

キャサリンは夫の支配下にあり

子どもとも引き離され

贋作の件で通報されると脅され

籠の鳥状態。

 

そんなキャサリンにコンタクトをとった髭男。

夫(セイター)は妻に近づく男を許さない。

部下に彼を襲わせますが

強いんだわ、髭男!

 

オスロ空港

オスロ空港にあるフリーポート(美術品保管倉庫)

そこにあるロータス社の金庫室。

まだ輸入した状態ではないので

タックスヘブン。免税される。

顧客は美術品を確認できる。

 

ここへ偵察に行くのは

ムンバイでの協力者だったニールです。

 

ところでこの倉庫、火災の時は

スプリンクラーじゃなくハロゲンガスで

酸素を下げ瞬時に消化する。

酸素が無ければ火は燃えない。

つまり美術品を火と水から守れる。

ただし、その中にいたら人間は10秒で窒息する。

この設備は他の映画で見たことがあります。

 

で、ここの施設に忍び込むために

大胆な作戦を立てます。

 

この倉庫を借りる商談と見せかけ

陽動作戦でごった返す中

髭男とニールは

未来から来たであろう男たちに

襲われます。

過去ではなく未来から来たというのは

その後のセリフで判明します。

 

ここで白衣の女性が説明した、

可逆性が起きるのです。

 

その時ニールは一人のマスクをはぎ取りますが

・・・・。

ここで思いました。

その相手はもしかしてニール自身?

この時点での想像です。

この答えは、この後出てきます。

逆行を生むマシン

ロータス社に設置された回転ドア。

そこから現れた逆行。

回転ドアは逆行を生むマシンだった。

何のために?

ムンバイへ戻った髭男は

武器商人の妻(実は彼女が仕切ってる)から

それをあなたが突き止めるのって言われちゃう。

 

冒頭のオペラハウスでのテロ。

それはセイターがプルトニウム241を

(核兵器の原料)

盗もうとして、仕掛けたもの。

 

後に判明しますが

これはプルトニウムではなく

そして、このテロも、

それを盗み出すためのものか

だんだん疑問になってきます。

 

結果的に241を入手したのは

ウクライナ保安庁。

一週間後にエストニアのタリンに

移動が決まっていた。

 

セイターが欲しがっているプルトニウム241。

彼を消してしまえばいいと髭男は言うが

プリヤはそれを制止する。

彼のたくらみを探りそれを阻止しないと

核爆発以上の惨事が起きると

彼女は警告する。

 

後にセイターが死ぬと

とんでもないことが起きるのを

彼女が知っていたから止めたのかもしれません。

 

何を阻止するのか?

それは未来からの攻撃。

セイターが担っている役割は?

セイターにお呼ばれ

お呼ばれした訳じゃないけど

セイターの妻経由でヨットのディナーへ。

ヨットって言ったって空母だよちょっとした。

ヘリポートも有るんだから。

 

そして翌日のセイリングに誘われます。

好意をもってと言うわけじゃ無いけどね。

そのセイリングがただのセイリングじゃない。

ロッドスチュワートでもない。

(知らない人はスルーしてください)

 

カタマランみたいな感じで

乗る場所が縦3つに分かれて

一番うしろにハンドルが有って

一番前でなんだかをぐるぐる回して

この説明じゃわからないと思うけど

こんなヨット、リアルに有るのかな?

 

セイターの秘密

セイターは未来と現在の仲介役。

彼は10代の時ロシアのスタルスク12と言う地区で

爆発事故で飛散したプルトニウムを

探す仕事を契約した。

 

命がけのこの仕事を請け負うものは

誰もいなかったから。

箱の中に入っている自分名義の

契約書を見つける。

 

契約書の内容がよく見えないのですが

今でもわが社だけが

プルトニウムを探す契約をしている。

つまり10代の頃、未来の契約書を

見つけたのかもしれない。

 

そして、プルトニウムを探す契約ではなく

アルゴリズムを探す契約かもしれない。

この時若き日のセイターは

もう一人を殴り(殺し?)ます。

アレは誰?

 

ひとりが死ねば一人が生き残れる。

彼が行ったその言葉が

未来の自分?現在の自分?

どちらかが生き残るという意味なのでしょうか?

 

プルトニウム奪還作戦

髭男と協力者のニールは

作戦を立てる。

 

標的を威圧するために用意するのは

大きくてスピードが出る車。

バス、消防車、大型トレーラー、

 

そしてこの件については

紙にも電子的にも

絶対記録に残さないよう釘を刺す。

遡ってやって来たセイターに

計画を横取りされないように。

 

この話を聞いたニールが

何だかニヤついています。

 

ニールの正体も

ラストで明かされますが

それが事実なら、彼自身がこの作戦の内容も

結末も知っていたのかもしれません。

 

この作戦は大型車で輸送車を

囲んじゃうわけ。

さすがにこれは二人じゃできません。

そこは蛇の道は蛇パートさんがいるんです。

 

ちょっと笑えるのは

ニールが「全車、準備は良いか?」の問いに

シートベルトをするパートさん。

シートベルトは作戦に関係なく

乗ったらすぐに、装着しましょう。

 

そして、3,2,1・・・・

4台の大型車で

輸送車とその前後の護衛車を

挟み込んじゃいます。

無線が使えないように妨害電波も。

 

輸送車にはGPSがつけられていて

ルートを外れると

警察が来るというシステムですが

無線が通じなくてもルートはそのままなので

警備本部は気づきません。

 

大型車を手配した中に

消防車が必要だった訳はこの時わかります。

 

そして輸送車から奪還したケースに入っていたのは

オペラハウスのクロークに有った、

あの四角い金属。

 

逆行が始まる

あの四角い金属、プルトニウムではない。

その時無線の傍受が意味不明な言葉に。

エストニア語じゃない!

エストニア語を逆さにじゃべってる。

 

前方を走っていた車が

突然バックで向かってくる。

後続の車が後ろ向きに走って来る。

 

このシーンは後程別の角度から

再現されます。

 

 

逆走は、あの四角い金属が関係してる?

 

セーターは妻キャサリンの命と引き換えに

あの四角い箱を渡すように髭男に要求。

 

見殺しにできない彼は

車を並走させながらそれを渡します。

そしてセーターは別の車に乗り移り

彼女が後部座先に縛られて残されます。

この時車は自動運転中で

このままでは衝突してしまう。

 

ところで、彼女ものすごく背が高い。

この人を起用した意味が今わかりました。

右側の後部座席から足を延ばして

左側(運転席側)のドアロックを外す。

(後ろ手に縛られてる)

背が高くないと届かないからですきっと。

 

髭男は何とか車に乗り移り

危機一髪のところで車を止めますが

キャサリンと一緒に捕まっちゃいます。

 

ニールは何者?

なぜ髭男とキャサリンが捕まったかって言うと

実はあの金属を抜き取って

ケースだけを渡したみたいです。

だからセーターが怒っちゃったのね。

 

隠し場所を白状しろ!消防車かBMWか?

見せしめにキャサリンの腹部を撃つ。

このシーンが何度も再生される。

 

と、そこへ援護の部隊がやって来て

セーターは次元を移動する回転ドアの中に。

 

髭男が奴はどこに?と聞くと。

部隊は過去へ・・・と答える。

過去と言ってもほんの一瞬。

仕切りガラスの向こうとこっちで

過去と現在が交錯する。

 

援護部隊は逆行弾の事を知っていた。

そしてそこへやってきたニールが

アイブス、彼らは味方だっていう。

髭男はアイブスっていうんだ。

だけどこの先も髭男で通します。

※実は髭男アイブスではない。後程。

 

髭男はニールにつかみかかります。

援護部隊は実はプリヤの部隊。

ムンバイで出会った武器商人の妻だけど

実際は夫はお飾りで

なかなかの大物のあのプリヤです。

 

そう言えばキャサリンを助けた後

セーターの手下たちがやって来て

応戦の最中にニールがぼそっと言いました。

部隊を呼ばなきゃって。

 

記録は隠せない

髭男とニールが

プルトニウム輸送車を襲撃した時、

待ってましたと言わんばかりの

タイミングで現れたセーター。

 

セーターが未来へ行くことで

過去に起きたこの襲撃が分かってしまう。

何もかも筒抜けな状態。

誰かが情報を漏らしているとしか

考えられないけれど

未来を知ることができているから。

それを阻止するために部隊がとったのは

挟撃作戦。

時間の前と後ろから挟み撃ちする作戦。

吹き替え版で聞いた時

キョウゲキ作戦?

字幕で確認すると挟撃作戦。

この言い方初めて聞きました。

 

髭男、回転ドアに入る

キャサリンは腹部を撃たれ、もって三時間。

過去に戻れば、打たれる前に戻ればいい。

 

って簡単に思い通りの時間場所に

出られるのでしょうか。

 

オスロにもあったこの回転ドア。

そこを目指します。

部隊の隊長らしき人が言います。

扉が開いたむこうに自分の姿が無ければ

出てはいけないって。

戻れなくなるから。

 

逆行のルール

回転ドアで移動した髭男は

外の世界に出るという。

それにはルールがある。

 

隊員のお姉さんが

注意事項を教えてくれる。

沢山有ります。

 

酸素ボンベが必要。

逆行中、酸素は肺を通らないから。

 

それで分かった。

高速道路でセーターたちは

酸素マスクを着けていた。

酸素マスク=逆行状態

 

未来の自分とは、じかに接触しない。

 

自分を守るために防護スーツを着る事。

 

お互いの粒子が衝突すれば対消滅する。

 

エアロックを出たら体をなじませる。

奇妙に感じるはず。

走れば風は後ろから吹き

火を浴びたら熱の反転で体は氷に包まれる。

重力は普通だけど

周りは逆に動いているように見える。

 

視覚と聴覚にゆがみが生じるけど

問題はない。

車の運転は自殺行為で保証できない。

 

摩擦と風圧抵抗も逆だけど

逆行しているのは自分だけで

周りの世界は違う。

 

だけど言うことを聞かない

回転ドアから外に出た髭男。

車、運転しちゃいます。

そして向かったのは

高速道路で追ってきたセーターと出会った場面。

 

あの時髭男とセーターの車の間に

横転した車が有ったけど

それが逆行した髭男の車だった。

 

ひっくり返った車を覗き込んだのは

酸素マスクをつけたセーター。

つまり逆行しているセーター。

 

漏れだしたオイルに火を付けられたけど

覚えてますか?

火に包まれると逆行して

氷に包まれる。

 

以下省略で気づくとベットの上。

氷で低体温症になっていたところを

ニールに助けられます。

(助けられるシーンは無い)

ベットの上で目覚めるの2回目。

 

ニールは髭男より以前から

この件にかかわっていた様子。

プリヤの部下ではない。

 

誰に雇われていたかは聞かない方が

身のためなんだって。

気になります。

 

ニールと最後に分かれる時に、この答えを聞きます。

確かに今知ってはいけない。

金属の四角い箱

ひとことで言うとブラックボックス。

逆行させるのは人や物じゃなく世界。

より多くの物体を逆行させると

時間と時間の矢が複雑に絡み合うけれど

前に進む限り我々が優位。

 

この時ニールがしたのは、

髭男に指令を出した偉そう男が

指を組んだあの動作。

 

アルゴリズムを変えれば

世界全体が逆行し、ゲームは終了する。

地球上のすべての生物が一瞬で消える。

 

到着した場所

髭男、ニール、キャサリンがいたのは

船に積まれたコンテナの中。

 

髭男がニールに訪ねる。

俺たちは未来人の先祖か?

先祖を殺したら彼らはどうなる?

祖父殺しのパラドックス。

※パラドックス

正しいだろう前提+妥当な推論=受け入れがたい結論

逆説 背理 逆理 ジレンマ

 

※祖父殺し(親殺し)のパラドックスは

タイムトラベルに関するパラドックスとして

有名な言い回しです。

 

 

過去に戻り祖父を殺したら

自分は生まれるのだろうか

その答えは無い…パラドックス。

 

ニールの説によると

未来の敵は祖父を殺しても影響はないと

信じている。根拠はないけれど。

 

とかなんとか言っているうちに到着したのは

オスロ空港。

そして、それはあの作戦の真っただ中。

 

あの作戦とは美術保管倉庫で

ひと騒動を起こした

飛行機激突金塊ばらまき事件。

 

そして、回転ドアからやって来て

ニールと髭男を襲ったのが

まさにニールと髭男。

私の推理は半分当たっていました。

ニールが見たのは未来から来た髭男。

良かったね。自分だったら対消滅。

 

未来の科学者が作ったっもの

髭男は武器商人の妻プリヤから

241(四角い金属)の件で

セイターと渡り合う依頼を受ける2日前の

プリヤに会いに行く。

 

そのアルゴリズムは未来の科学者が作ったもので

この世にひとつだけしかなく

誰も作ることはできない。

 

そして未来の科学者は

過去を消滅させることで

未来の自分たちも消滅する。

つまり、祖父殺しのパラドックスに陥り

自殺を図った。

 

そのアルゴリズムを9つに分割し

見つからないように隠した。

その場所が核保管庫。

それを探し出したのがセイター。

そして彼は241を除くすべてを見つけ出した。

 

プリヤの作戦

セイターに9つのアルゴリズムを見つけさせ

それを奪うという物。

髭男の役目は241をセイターに奪われること。

 

どうやら逆行の技術をを止めるのではなく

毒をもって毒を制するのが

彼女の作戦。

※毒を持って・・・の部分は

吹き替えと字幕で別の例えが使われています。

 

トロンヘイム(ノルウェー)沖に

隊が集結している。

 

未来の世界には

アルゴリスを過去に隠したい人もいる。

テネットは過去ではなく未来で作られた。

セイターを殺せないわけ

場面はノルウェー沖に向かうごつい船の中。

キャサリンはあいつ(セイター)を殺してっていう。

ひどい目に遭わされたし

悪党だしね。

 

デッドマンスイッチ。

セイターのスマートウォッチは

脈が止まることで

秘密のポストの場所を送信し

アルゴリズムが起動し、世界が終わる。

 

実はセイターは末期の病気を抱え

自分の死とともに世界を終わらせようと

目論んでいる。

だから簡単に彼の心臓は止められない。

アルゴリズムを奪うっきゃない

死期が近いセイターが

自らの命とともに世界の終焉を選択する前に

アルゴリズムを奪うっきゃない。

 

キャサリンは時を遡って

彼が死に場所として選ぶであろう

ベトナムに停泊している

セイターのクルーザーに。

 

彼はCIAの例の自殺用カプセルで

命を絶とうとする。

最初に髭男と合った時に

CIAの合言葉を投げかけ、彼の反応を確かめた。

そしてカプセルも持っている。

CIAと繋がっている臭がプンプンする。

 

アルゴリズムを回収するまで

彼の自殺を食い止めるのが

彼女の役割。

 

以前彼女が言っていた。

ベトナムに停泊したクルーザーから

海に飛び込んだ女性がいたと。

その意味がここで分かる。

それは過去の世界での自分の姿だった。

 

ニールと髭男は

アルゴリズムが隠されているであろう、

秘密のポストへ向かう。

 

それはゼロ地点。

つまり核実験の爆心地。

14日にスタルスク12(セイターの故郷)で

爆発が有った。

14日はオペラハウスの事件の日。

その爆発でアルゴリズムを封印した。

爆発の前にそこに行き

アルゴリズムを奪還する。

 

作戦がややこしすぎる

隊は2つに分かれ行動する。

またしても挟撃作戦を行う。

前進と逆行で挟み撃ちするが

居住区には敵の回転ドアが有り

同じく敵も前進と逆行がいる。

 

前に向かって走る隊員。

爆発が逆再生のように

元にもどる現状。

見ている方も混乱する。

 

アルゴリズムを見つけ奪還しようとするが

そううまくは行かない。

時間との勝負。

 

アルゴリズムが保管されている場所は

鉄格子で遮断され、

その時、撃たれた隊員のバックパックには

赤い紐のストラップが。

オペラハウスの時にも

このストラップを見ました。

最後まで攻めて来る

作戦は成功し

キャサリンも復習をを果たし

これでめでたしな2時間19分56秒。

あと10分で終わるというこの期に及んで

またどんでん返し。

こいつ何者?

こいつって言うのは隊長ね。

で、隊長の名前がアイブス。

その彼が銃を向ける。

 

この秘密裏の作戦を守るため

アイブスはニールと髭男を

始末する命を受けていたようですが

それはなかったことにして去ります。

いい奴じゃん。

 

あの時ニールが呼んだのは

髭男じゃなく隊長の名前だった。

 

ってことは、髭男は最後まで

名前が分からない?

 

俺さー、テネットに出てたんだよ。

そうなの?何ていう役?

そんな時困るだろうな。

 

ニールが名言を。

起きたことは仕方ない

この世界の理(ことわり)だが

何もしない理由にはならない。

 

以前髭男はニールに訪ねた。

誰に雇われたのかって。

作戦が終わり別れの時に

もう一度それを聞いた。

 

君だよ。

僕には何年か前。

君には何年か後。

 

ニールにとっては友情の終わり。

髭男にっては友情の始まり。

 

去っていくニールのバックパックには

あの赤い紐のストラップが揺れている。

ニールって何者?その2

ニールは色々な場面で現れている。

そしていつも髭男を助けている。

未来から来たニールは

髭男が仕事中は酒を飲まない事も知っている。

 

キャサリン(キャット)の息子。

息子、と言う表現が多く

あまり名前は出てきませんが、Max。

Maxと言うのはMaximilienの愛称。

これを逆から読むとニールになる。

逆行してニールと言う名前で

過去にやってきたのかもしれない。

メッセージ

髭男が作戦に出かける前に

何かあったらこれに・・・・と

携帯電話をキャサリンに渡す。

何かあったらこれにメッセージを残すようにと。

 

プリヤは髭男と約束した。

キャサリンと息子には手を出さないと。

そんな口約束・・・と言った通り

二人を抹殺しようとするが

プリヤと暗殺者が乗った車の

後部座席に髭男が。

そしてサイレンサーを装備している最中に

運転席の暗殺者をバキュン!

 

キャサリンが学校に子供を迎えに行った時

駐車している車に違和感を持ち

携帯のメッセージに居場所を残した。

 

世界を変えるための後始末が必要。

 

プリヤも髭男も

雇ったのは髭男。ややこしい。

髭男の後始末によりプリヤも死ぬ。

 

夫がいなくなり

幸せそうなキャサリンと息子を目で追う髭男。

ここでストーリーは終わる。

Epilogue

お疲れさまでした。

epilogueの前までで丁度10000字。

飽きれるほどに長い。

お付き合いいただきありがとうございます。

 

テネットは難解で有名な映画の一つ。

 

負けず嫌いなので、

絶対に理解してやるという意気込みで

視聴しました。

 

一度では理解できないという噂も有って

二度見る覚悟でしたが

吹き替え版と字幕版を交互に並行して

(ブログも書きながら)

視聴しました。

 

単純計算で言っても5時間以上ですが

地名や意味を調べながら中断したり

巻き戻して見直し(聞き直し)ながらだったので

途中で食事とか休憩アリですが

10時間近くかかりました。

 

難解か否かですが

じっくり見ると難解ではありません。

ただ、隠れミッキーのように

色々なところにヒントや謎が

ちりばめられているので

それをいくつ自身の中で回収できるかです。

 

例えば最初のオペラハウスの場面で

時限装置を回収しようとしたときに

座席の下の青い部分から煙が出て

やがてそれが塞がります。

この部分は、そんなに頭脳明晰でも

逆行の意味を知ってからでないと

理解できません。

 

そのあたりが2度見ないと、と言われる

所以かもしれません。

 

最後のシーンが実は最初のシーン?

そして実はすべてがループの世界?

 

ブログに書くのでなければ

無意味かもしれませんが

字幕と吹き替えを並行して観ると

その違いや説明の度合いが違うのも

一興だと思います。

 

いつもはネタバレ無しで、

あらすじも極力ぼかして書いていますが

今回は両方を書きました。

 

観る前の復習に、

観た後の答え合わせに

読んでみてください。

ただし、この記事が

正解なのか不正解なのかは

皆さんの受け取り方次第です。

おまけ

昨日(12/17)書いて、

今日(12/18)見直しの最中

Enterを押したら

9000字近くあった記事が2800字くらいに。

冒頭の部分ががっつり消えていました。

上書きせずにダッシュボードに戻れば

少なくても昨日の分は死守できたのに・・・・。

 

はてなブログには

アンドゥーの機能が有りませんが

一か八か、Ctrl+Zを押したら

消えてしまう前に戻りました。

 

謎多き映画の記事に謎の消滅。