画像はAmazon.co.jpより引用
オンリー・ザ・ブレイブ
原題も同じONLY THE BLAVE
2013 年アリゾナで起きた、
史上最大級の山火事に挑んだ男たち
愛する人を守る。
ただそれだけ。
普通の男たちが英雄に変わる瞬間を
目撃せよ。
このコピーを読んだだけで鳥肌です。
普通の男たちを英雄にしたのは
彼らの勇敢さ、ただそれだけ。
山火事の原因
日本では圧倒的に失火が多く、
キャンプの焚火や野焼きなどの延焼が原因で
自然発火は少ないそうです。
ニュースで見る海外の山火事は
市街地にまで及び
多くの住宅を焼き尽くしたりする場合も有ります。
もう人間の力では止められない。
日本は高温でも多湿なため自然発火は少ないそうですが
高温乾燥の地帯では自然発火が原因で
広域にわたり数週間燃え続けることも有ります。
消火作業に加え延焼を食い止めるための
様々な処置を行いますが
突然の風向きの変化などで隊員たちの身に
危険が及ぶことも有ります。
ホットショット
海軍の精鋭がネイビーシールズなら
森林火災のスペシャリストたちがホットショット
日ごろの訓練も
ジムでの筋トレではなく
山に行きチェーンソーで木を切ったり
溝を掘ったり（延焼を防ぐため）
そして、仲間がヘマをすると
連帯責任で全員が腕立て100回。
この連帯責任というのがどうも嫌いです。
足を引っ張りたくないし
引っ張られるのも嫌い。
みんな自己責任で良いじゃない？
だけど彼らは違います。
たった一人のミスが隊員全員の、
市民全体の命に係わる。
その戒めのための連帯責任です。
ヤーネルヒル火災
ブレンダンには前科が有ります。
実際に刑務所に入ったのは窃盗罪で3日。
そして保護観察中。
おまけに元ジャンキー。
恋人の妊娠をきっかけに
人生をやり直すため
地元の森林消防隊に入ります。
ブレンダンの成長物語？
ヤーネルヒルの火災は
アリゾナ州で発生した巨大山火事で
その消火にあたった隊員のうち
19名が殉職します。
この火災はは9,11以降
最大の殉職者を出した火災と言われています。
ブレンダンは、その火事で
生き残った隊員でした。
実話をもとにした映画
実話が原作の映画は
意外と淡々と進みます。
フィクションのように奇想天外な事は
そうそう有りません。
火事に巻き込まれて多くの殉職者がという事実さえも
ストーリの一部として捉えてしまいます。
だけど、エンディングの画面で
心が持っていかれます。
俳優の写真が映し出された後に
モデルとなった人物の年齢と
在りし日の写真が家族写真とともに
映し出されます。
そのセピア色の笑顔の写真が
切ないです。
山火事が鎮火した後
みんなで組体操のピラミッドを作り
記念撮影するシーン。
その時の実際の写真も映し出されます。
彼らの達成感に満ち溢れた笑顔。
もうその笑顔を見ることはできません。
ブレンダンの思い
生死を分けて生き残った人。
最初は安どの気持ちになるでしょう。
だけど次に襲ってくるのが
自分が生き残ったという罪悪感。
誰かから攻められたわけでもなく
なにかを言われたわけでもないのに
そんな気持ちにさいなまれるようです。
生き残った罪悪感より
仲間と出会ったことを
今は誇りに思う。
彼らはヒーローだ。
（ブレンダンの言葉）
この記事は映画を見終わってすぐに書いています。
映画の記事は、
まだ気持ちが熱いうちに書きたい。
そして自分で書いていて
このメッセージ、
笑顔の写真を思い出して
何とも言えない気持ちになりました。
うちの向かいには消防署が有ります。
My Star
この映画のイメージソングMy Starを
EXILEが歌っています。
画像からも歌詞からもラブソングというのが
伝わってきますが
映画を見た後にこの歌を聞くと
恋人たちの愛ではなく
家族、仲間、守るべきもの。
そんな愛の歌に聞こえてきます。
映画を見終わった後にこれを聞いてください。
