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洋画 エスター ネタバレ完全あらすじ 結末も紹介

画像はalpaca76.comより引用

エスター 

原題 Orphan(孤児)

邦題のエスターは主人公の名前です。

 

2009年公開のアメリカ映画。

2023年3月、その続編が公開されます。

原題 Orphan: First Kill

邦題 エスター ファーストキル

 

続編と言っても正確には前日譚。

 

ご存知の方も多いと思いますが

エスターの設定は9歳であり9歳ではない。

演じているイザベルファーマンは当時14歳。

そして、ファーストキルでは24歳になった彼女が

~9歳を演じています。

 

ファーストキルを見る前のおさらいに、

その後の彼女が気になる方に

まるっとネタバレあらすじをご紹介します。

 

AmazonPrime字幕版で視聴

(2023年2月)

2時間3分

 

ジェシカ

もう最初から怖いけど

途中から夢オチだなって言うのは想像がつく。

 

ケイトは3番目の子どもを死産で失い

精神的に参っている。

生まれてはこなかったけれど

ジェシカと名付けた。

 

お酒に逃げていた時期も有るようで

カウンセリングを受けている。

 

その帰りに寄ったのが聾(ろう)学校。

娘マックスを迎えに。

長男の名前はダニエル。

 

絵に描いたような幸せな家庭。

マックスの部屋の壁には

キティーちゃんのパネルが飾って有りました。

 

マックスが寝る前にねだる絵本は

いつも同じ。

妹が天国に行った話。

 

マックスもジェシカが生まれてくることを

楽しみにしていた。

 

3番目の子ども

ケイトとジョン夫婦は

養子を迎えるために孤児院へ出向く。

 

養子を迎える人にも

様々な動機が有る。

 

子どもがいないから。

社会貢献したいから。

ケイトは生まれてこなかったジェシカへの愛を

注ぐ対象が欲しかったのかもしれない。

だから、3番目の子どもを・・・・。

 

孤児院でも物心つかない幼児の方が

養子縁組の成立が高い。

エスターのように9歳になると

なかなか引き取り手は現れない。

 

エスターをロシアからアメリカに呼び寄せ

養子にした家族は火事で全員亡くなり

孤児院で暮らすようになったというのが

経歴。

 

アメリカに来て数年で英語をマスターし

その賢さと礼儀正しさ

年の割にしっかりしていて

彼女をすっかり気に入った夫婦は

エスターを養女に決めた。

 

ラッピングはビリビリに

エスターがコールマン家に来た日、

家族からたくさんの贈り物が。

その包装紙をビリビリに破いて開けるエスター。

 

実はこの映画は二度目で

ストーリーは知っています。

このビリビリも

彼女の人物像の表現なのでしょうか?

一瞬ケイトの顔が曇ったような気がしました。

 

アメリカの映画やドラマで

プレゼントの包装をビリビリに破くシーンは

よく目にします。

ひとつには嬉しさの表現なのです。

もう一つ、

日本の包装はテープも極力少な目にし、’

開けやすいのですが、アメリカの場合は

両面テープでべったり貼り付けているので

破らないと開けにくいからです。

 

エスター本領発揮

ある雷の夜、寝ている妹を起こし

両親の部屋に行く。

雷が怖くて眠れないと言って。

パパの隣がいいと、しがみついて眠る。

 

初登校の日、ひらひらのワンピ姿。

学校向きじゃないし

リラックスできないというケイトに

人と違ってもいいって言ったでしょう?と。

とにかく論破してくる。

 

クラスメイトの女の子がその服を見て

電話に出るしぐさをしながら

おとぎの国から衣装を返せってと

彼女をからかう。

その子をにらみつけるエスターの目に

一同引く。

 

ダニエルがペンキ玉の銃で撃った鳩が

瀕死の状態に。

エスターは石を拾って彼に渡す。

「楽にしてあげて。それがあなたの責任」

鳩を楽にしてあげたのはエスター。

 

実はピアノが凄く上手いのだけれど

ヘタなふりをしてママから習っていた。

「弾けないって言ったじゃない」

「言ってない。教えたがってたから」

「親が音楽家なのに息子も娘も聞く耳を持たないから

可哀そうでしょう」

息子はクラッシックなんか興味ないし

娘は耳が不自由なので音が聞こえない。

 

学校で自分をからかった子を

滑り台から突き落とす。

 

公園でパパに色目を使ってくるママ友ヘレンを

睨みつけるのだけれど

ママにはパパがヘレンを誘ったって

嘘を言う。

パパは10年前に浮気をし2年前に発覚。

修復した二人の関係が

ぎくしゃくし出したのも

エスターがまいた種。

 

シスターの訪問

エスターはシスターの訪問を

快く思わない。

 

エスターが問題を引き寄せる子だと

言いに来た。

 

喧嘩の現場、万引きの現場に

必ず彼女がいる。

 

前の学校に問い合わせると

倒れて、はさみを顎に貫通させた男の子のそばにも

エスターが。

 

前の養親の家の火災も放火だった。

 

シスターはエスターの出身地ロシアに

問い合わせている最中。

 

秘密がバレないようにするにはどうするか。

シスターの口を封じるしかない。

 

心を操る

シスターの言う事に心当たりを感じ

ケイトはカウンセリングに連れて行く。

ジョンは考え過ぎだというが同行する。

 

カウンセラーと二人の面談で

エスターはケイトとの関係に

ストレスを感じているように思わせる。

カウンセラーさえも欺いた。

 

この手の人間は人の心を操る。

そしてケイトとジョンの温度差を利用し

二人をいがみ合わせる。

 

「自分は本当の子じゃないから」

「だったら、ママに何かプレゼントして

気持ちを伝えたら?」

そんなパパの提案でエスターがママに贈ったのは

白いバラの花束。

それを見たママは半狂乱に。

 

そのバラが植えられているのは、

ジェシカの遺灰を撒いた土。

このバラが咲く限り

ジェシカは永遠にという

ケイトの思いを知っていて

そのバラを全部摘み取った。

 

作業部屋に有る万力で腕を挟み

自ら骨折し

バラの件で腕をつかんだ、

ママのせいにした。

 

※万力 板などを固定する道具

 

エスター攻撃に出る

シスターの件は妹を巻き込んで

口を封じた。

勿論マックスには

あんたも共犯だからと釘を刺す。

 

ダニエルは態度が悪かったお仕置きで

ツリーハウスにカギをかけられ

出禁になった。

 

こっそり鍵を持ち出して

そこから出てきたエスターを目撃。

 

エスターはツリーハウスの床下に

シスター殺害の証拠品、

血痕のついた服や殴打した金づちを

隠していた。

 

エスターはダニエルの首にカッターを押し付け

目撃したことを黙っていないと

殺すと脅す。

 

学校の前でサイドブレーキをかけて

ママが車を降りた時に

サイドブレーキ解除しアクセルを手で押す。

妹のマックスを乗せたまま

車は坂道を滑り落ちていく。

それもエスターの仕業。

マックスは無事でした。

 

結局は飲まなかったのだけれど

精神的に参ってワインを買ってしまい、

アルコール依存が再発したと責められる。

 

飲んでいないことも信じてもらえず

ブレーキの件も、エスターとの確執も

全てケイトのせいになる。

 

孤児院じゃなかった

前にいた孤児院の事はわからずじまい。

エスターが持っていた聖書に書かれた名前で

ネット検索し

ロシアに電話すると

そこは孤児院ではなく精神病院だった。

そして、ロシアではなくエストニア。

 

鳩と同じ目に

ダニエルは妹のマックスから

エスターがシスターを殺したこと。

その証拠をツリーハウスに

隠していることを知り

ツリーハウスに忍び込んだところを

エスターに閉じ込められ火を放たれる。

 

落下した瀕死のダニエルを

あの時の鳩と同じように

石を振り上げ楽にさせようとするエスターを

マックスが突き飛ばす。

 

IUCに運ばれたダニエルを

再度襲うエスター。

その襲い方が巧妙で驚く。

 

エスターの秘密

ダニエルを襲ったのはエスターだと

ケイトは直感的に感じたが

エスターをぶっ飛ばして暴れたことで

精神安定剤を打たれ

一晩入院することに。

 

彼女のスマホに

問い合わせていた精神病院の医師から

電話が来る。

 

告げられたのは

エスターはホルモン異常のための発育不全で

見かけは少女だが

実年齢は33歳であること。

 

家に帰った夫と娘を避難させてから

警察に通報すべきだということ。

 

首と手首にリボンを巻き

絶対に外さなかったのは

凶暴な患者で拘束衣を着せられていて

その傷を隠すためだったこと。

 

危険人物で7人を殺していること。

 

歯科検診を嫌がったのも

子どものように見せるために

歯に被せ物をしているのがバレるから。

 

バスルームに施錠していたのも

33歳の体を見られたら

一目瞭然だから。

 

デニムをはかずふんわりなスカートや

ジャンパースカートも

体形に年齢が出てしまうからかもしれない。

 

彼女はその生涯のほとんどを子供として過ごし

最初の養子先の父親を誘惑し

それに失敗すると

家族を皆殺しにして放火した。

 

そして精神病院に収監されるも

一年前に脱走していた。

 

結末は

エスターの秘密を知ったケイトは

急いで家に向かう。

ジョンはエスターの部屋の絵が

おどろおどろしいものであることを知る。

 

お化けや超常現象ではないけれど

これはかなり怖い。

 

ひとかどの人物と言われる人の言葉と

チンピラの証言、どちらを信じますか?

 

精神的に不安定なケイトと

9歳の子供のエスターと

どちらの言い分を信じますか?

 

冷静に話す人と

興奮して半狂乱の人、

正しいと思うのはどちらの言葉?

 

普通はこっちが正しいと思う事も

時には真逆だったりする。

 

この展開で誰が助かり

誰がやられちゃうかは気になるところです。

 

ケイトは車を走らせながら

警察に連絡しますが

山の中の一軒家、警察はなかなか来ません。

 

ネタバレなのでラストもきっちり紹介します。

 

パパのジョンはエスターにめった刺しにされ

死んでしまいます。

 

ママのケイトは娘マックスを助け出し

警察も駆けつけほっとしたところを

池のそばでエスターに襲われ

氷が割れた池に二人で落ちます。

 

格闘の末ケイトは助かります。

 

末娘のマックスが池に落ちるのではと

ハラハラしましたがそこは大丈夫。

 

池に落ちたエスターが実は生きていた。

続編はそんな展開も有りうるのですが

あえてそこではなく前日譚を持ってきたところは

興味深いですね。

劇場に行くか、アマゾンを待つか?

 

エンドロールの後半で流れる曲は

ジミーデュランテの

The Glory of Love

ここまで聞いた方がいい。

脂っこいものを食べた後の

食後のコーヒーみたいな感じだから。

 

もう一つ気になる事

エスターを演じた女優の身長です。

現在の彼女は160~162㎝(説)

アメリカでは170㎝以上の女性も多いのですが

さすがに9歳には見せにくい。

 

特に続編では9歳になるまでの話なので

そこは全身を写さなかったり

遠近法のトリックでカバーしたらしいのですが

その辺も見どころだと思います。

 

ただし、実は9歳ではないので

何年間も9歳だったという事ですね。