www.terasa.jpより引用
ピッグ Pig
原題も同じ
Amazonprime吹き替え版
2023年10月視聴
１時間31分
見たきっかけはタイトル。
どんなストーリーなのか
想像がつかなかったから。
そして舞台がアメリカオレゴン州。
2018年に行ったポートランドが
見られるかも？
パート１ 田舎風マッシュルームタルト
彼、ロビンはオレゴンの森の中で
トリュフを採って生計を立てている。
正確には彼のPig が
頑張っている。
週一回バイヤーが仕入れにやってくる。
お湯が出るキャンプ用のシャワーとか、
有れば便利なのに。
電話も持ってなくてどうする？
俺が来たときクソまみれで死んでたら・・・
バイヤーは心から
心配しているわけでもなさそう。
高級なトリュフだって
ロビンの手元に入るお金はわずか。
その大事な財産、pigが
盗まれてしまう。
一応車は持っています。
当然おんぼろ。
ほぼ乗っていない様子。
乗る時にガソリンを入れるシステム。
予想通り、途中で故障して
ダイナーが有るところまで歩きます。
実は彼、ただ物ではない様子。
彼の名はロビン・フェルド
往年の殴られ屋らしい。
パイオニアコートハウススクエアの地下には
そのイベントを行う秘密の場所が有ります。
本当は無いです。
中地下に観光案内所と安全なトイレがあります。
ここ↓
https://www.421miyako.com/entry/p1day
パート2 ママのフレンチトーストとホタテ貝の創作料理
バイヤーの青年はカマロに乗った
チャラ男っぽかったけど
なんだかんだ親切に彼を助けてくれる。
世捨て人のような
彼の名はロビン・フェルド
殴られ屋じゃなかった。
著名なオーナーシェフだった。
豚を盗んだ相手を見つけるのは容易だった。
で、彼は食品業界の大物で
マフィアのボスのように脅してくる。
金ならいくらでも払う・・・盗んでおいて。
もう俺にはかかわるな。
今度姿を現したら
あの豚を切り刻んでベーコンにしてやる。
だったら、返してあげてよあの豚。
豚がいなくても木を見つければ
トリュフを探せる。
ロビンにとっては単なる商売道具じゃなく
可愛がっていた存在だった。
その割には名前が無くてただの豚。
パート３ 鶏料理 ワイン 塩味のバケット
各パートにはそれぞれ
料理名がつけられている。
でも、その料理が持つ意味や
レシピなどの紹介は無い。
人には思い出に残り
自分にとっての意味がある料理が
有るのかもしれない。
ニコラスケイジ
ひっそり暮らしている彼の名は
ロビン・フェルド。
ロビンを演じているのはニコラスケイジ。
彼のＢ級映画と立て続けに遭遇し
見るのを避けてきましたが
今回、公式サイトを見るまで
全く気付かなかった。
そう言われてよくみると
たぶん、ニコラスケイジ。
喪失感とそれを埋めるもの
ロビンも、
バイヤーのアミールも
アミールの父（食品界の大物）も
それぞれが喪失感を抱いている。
ロビンがこんな生活をしている理由は
語られていないけれど
たぶん、妻を亡くした喪失感なのでは
ないでしょうか？
電気も通っていないような小屋にある、
電池式のカセットレコーダー。
アルバムやビデオを見て亡き妻をしのぶ。
そんなシーンを見かけますが
彼はカセットテープを聞く。
彼の誕生日に妻からのメッセージ。
今夜、高級なレストランに行くけど、
どうせあなたは料理にケチをつけるでしょう？
私は文句を聞きたくないから
飲んで酔っぱらう。
※このセリフは笑いながら
穏やかに、にこやかに。
でも、あなたの誕生日だし
あなたを愛してるわ。
派手なストーリー展開は無いけれど
自分自身の核を考えさせられる、
ストーリーかもしれません。
