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海外ドラマ アウトブレイク感染拡大

画像はwww.amazon.co.jpより引用

アウトブレイク

英語版の原題も同じoutbreak

突然の発生みたいな意味です。

フランス語版の原題は

Epidemie伝染病。

 

2020年のカナダ映画です。

2023年4月吹き替え版で視聴。

Amazonprime

同じタイトルのドラマが沢山あるので

感染拡大まで入れて検索してください。

 

最初に〇〇日目という文字が出ます。

Jour12・・・・のような感じで。

ケベック州モントリオールが舞台なので

会話もフランス語だと思います。

(カナダの公用語は英語フランス語)

当時は見られなかった

このドラマは以前から知っていました。

そして内容が感染拡大。

あまりにも現実と同じ設定すぎて

コロナ真っただ中では

見る気がしませんでした。

まるで予言のようなストーリー

カナダで公開されたのは2020年1月。

コロナが世界中を巻き込んで

不測の事態に至る前のことです。

 

そして撮影は当然それ以前に

行われていたことになります。

コロナが発生し、やがて蔓延していく状況が

現実とリンクしていて

ある意味でぞっとします。

 

もしかしたらタイムマシンで未来に行って

見てきたのかもしれないと

思ってしまうほどです。

 

ヒューマンドラマ

医療ドラマというより

ヒューマンドラマの意味合いが濃いです。

画像は公式サイトより引用

人種差別

ストーリーでは

最初の発祥はイヌイットのホームレスから。

カナダ北部に住む先住民族ですが

移民たちによって迫害されてきた名残が

いまだに残っていて

白人至上主義的な考えも色濃く残っています。

 

大学院生(細菌研究の博士課程)のネッリが

緊急衛生研究所の手伝いをすることになり

調査のためペットショップを訪ねる時、

そこの店主はイヌイットを毛嫌いしているから

警官を連れて行った方がいいといわれます。

彼女もイヌイット。

 

アメリカでは

コロナの発祥が中国というだけで

現地のアジア人は差別や暴行を受けたそうです。

 

マスク不足

感染の拡大に伴い

マスクが不足してきます。

病院の看護士が

大量の医療用マスクを盗み

夫が売りさばきます。

箱売りじゃなく1枚で25C$。

(¥102x25C$=2550)

※2023.5のレート

それでも人々は買います。

 

現実でもマスクはすぐに売り切れ

ネットでは高値で売買されていました。

 

心がすさむ

病院に行っても

診察までに何時間もかかります。

待合室では「9時間待ってるんだぞ!」

看護師は「11時間働いてんのよ」

人前で何度も咳をする患者にイラつき

殴りかかる別の患者。

 

マスク警察という言葉がありましたね。

実際に暴力沙汰にもなっています。

 

温度差

私はどちらかというと

お気楽に構えていましたが

過剰なほどに消毒を行う人も多かったです。

 

ドラマの中では

郊外なら安全だと思い

街を離れる人もいました。

 

アンヌマリーの娘サブリナは

プロム(卒業パーティー)を楽しみにし、

ドレスも買って準備していましたが

感染拡大の中で

大勢が集まることに恐怖を感じ

参加を取りやめます。

 

緊急衛生研究所所長の母は

一生に一度なのだから

そこまでしなくてもという思いも

ありました。

 

プロムを取りやめて

母娘で、ワインを飲みながら・・・って

高校生やん!

ケベック州では18歳から飲酒ができます。

※カナダは州により19歳の地域も。

 

官僚と医師

実際の医療現場で働く人と

ウイルス対策の指揮を執る公安大臣は

様々な場面で衝突します。

彼の広報責任者は

常にマスコミ受けを考えて行動します。

 

ひっ迫した医療現場

医療スタッフの中からに

感染者が出たり

多くの患者を抱えて人手不足で

病院が機能しない状態。

 

クラスター(集団感染)

学校の先生が資料を配る時、

紙をめくるたびに指をなめる。

まだウイルスの存在に気づかない頃

ほとんどの人が風邪だと思い

蔓延していきます。

 

クラスターが起きた場合

その発生源を突き止めることが大事です。

そこをクリアにしないと

感染は止まりません。

 

感染源を発見

ある日、数か所の養鶏所スタッフが

感染しますが、

Cova(コヴァ=ウイルスの名称)は

鶏には感染しません。

共通する人物は鶏専門の獣医。

獣医も陰性でしたが感染源がわかりません。

 

鶏専門の獣医は知り合いの農家で

フェレットに接触していました。

そして彼が立ち寄った農場でトイレを使い、

手を洗わずに扉などを触り

そこから感染が広がりました。

フェレット→鶏専門の獣医→

養鶏所のスタッフ

 

ここで、驚きの事実。

男性の25%がトイレで手を洗わない

洗えよ!

立場の葛藤

まだ実験段階の抗ウイルス薬を

特例で認可してほしいと

公安大臣を説得する緊急衛生研究所所長。

大臣は万が一のことがあれば責任を問われるので

躊躇しますが

自分のパートナー(パスカル)が

感染したと知り使用を許可します。

 

結局彼は感染してはいませんでしたが

二人の子供を

産んでくれる(男性カップルなので)

代理母フランソワーズが感染します。

 

抗ウイルス薬は製造が難しく

大量に作ることができません。

12本しかないそれを投与する患者は

公平を期すために抽選で選びました。

 

公安大臣は

フランソワーズが投与者のリストから

外れてしまったことを知り

医師のビュイにマルスラン(7歳の子供)へ

投与するはずだった抗ウイルス薬を

緊急衛生研究所所長の椅子を約束し、

フランソワーズにと強引に迫ります。

 

結局投与されなかったマルスランは

亡くなってしまい

投与したフランソワーズも

亡くなってしまいます。

 

後に大臣は

自分の愚かな行動に悩み

ビュイ医師も後悔しますが

手遅れです。

 

ほーんと、どうでもいいことなんですが

公安大臣クッキーさんに似てる。

クッキーさんにしか見えない。

 

現実がドラマをなぞるように

ドラマの中ではそもそもの発生源が

突き止められます。

それによって感染の拡大も収束します。

 

リアルタイムで

コロナを体験した私たちにとっては

ドラマありきのコロナだったことに

驚いてしまいます。

 

現実よりは早い収束でしたが

Back to the futureの中に出てきた

指紋認証や音声認証など

映画の後を現実がなぞって

実現したものがあります。

 

https://www.transformer.co.jp/m/outbreak/characters.php