画像はAmazon.co.jpより引用
ドック 明日へのカルテ
イタリアの医療ドラマ
2023年9月Huluで視聴
(字幕・吹き替え)
原題はNelle tue mani(イタリア語)
英訳するとIn your hands
あなたの手の中に
Huluではシーズン1のみ視聴可能ですが
現在シーズン3を撮影中。
Amazon現時点ではレンタルです。
絶対おすすめの医療ドラマ
ブロ友ねこせんさん
ねこせんにん (id:Since1974)おすすめの
ドラマです。
さすが付き合い長いので
私の好みドンピシャです。
原作は実話
交通事故で大脳皮質を損傷し
12年間だけの記憶を失ったという
小説(実話)がモデルになっています。
記憶喪失の範囲は不思議です。
言葉まで忘れてしまうというのは
聞いたことが無い。
自分の名前や家や家族や
過去の記憶がなくなるというのは
聞いたことが有る。
医師アンドレアも小説同様
あることが原因で
過去12年間の記憶が欠落している。
それより以前の事は記憶がある。
家族の事、医学の知識・・・
ドクターハウスを彷彿とさせる
イタリア、ミラノの大病院で働く、
医長アンドレアは優秀な医師ではあるけれど
傲慢で自信満々で
「患者を信用するな」が口癖。
まるで自分は神だと言わんばかりで
研修医たちからも煙たがられていた。
ただし「患者を信用するな」は
あながち、間違ってはいない。
医師は色々な情報に基づいて
判断し、必要な検査を決める。
患者は都合が悪いことや
関係ないだろうと自己判断したことを
医師に伝えない。
子供の場合は、
親に怒られるからという理由で
隠し事をする。
アメリカドラマのドクターハウスも
優秀な医師ではあるけれど
人を信用していない。
腕がいいことで一目置かれているが
アンドレアよりかなりヤバい人格。
病気の原因を突き止めるために
ホワイトボードに
当てはまる病名を書いて
消しこんでいくスタイルは同じ。
病気やけがの治療というより
そこに至る原因を探し
治療するというスタイルが主になっている。
15歳の少年が骨折をするが
その足が壊死を起こす。
親に隠れてスキューバダイビングをし
その直後に飛行機に乗ったことで
減圧症を発症し
それが手遅れになって切断することになる。
※ダイビング直後に飛行機搭乗が
危険であることを
業者は告知しなくてはいけない。
怒られるからという理由、
関係ないという自己判断から
それを伝えていなかった。
患者時は嘘はついていないが
大事なことを伝えていない。
アフリカ医療に尽力する男性が
体調不良になり
親の遺産でもめている妹が
毒を盛ったと主張する。
原因はアフリカに持ち込まれた
電子機器廃棄物からの放射線。
長期に晒されていたから。
患者は嘘をついていないが
彼のSNSを調べてそれが判明する。
サスペンスのテイストも
アンドレアが記憶をなくすことになったのは
ある医療ミスが起因している。
それに気づいた直後に記憶をなくし、
ホッとした人物がいる。
その人物がアンドレアを陥れ
医療ミスの張本人として
刑事告発される寸前までいくが
最終話でそれが判明する。
ホッとしました!
逮捕された彼はアンドレアに言います。
僕は、君になりたかった。
12年で人は変わるのか
12年前アンドレアはよき夫、
良き父親だったが
彼が変わってしまったのは
10年前の息子の死に対する
自己嫌悪だったのかもしれない。
現在院長を務める妻と離婚したことさえ
覚えていないが
その原因も息子だったのかもしれない。
記憶をなくした彼は
12年前の穏やかで優しい人格に
戻っている。
イタリアならでは?
病院の自販機のコーヒー。
紙コップは私たちが目にするアレではなく
試飲用みたいなちっちゃなもの。
たぶんエスプレッソなのでしょう。
医師たちがミーティングする部屋の
コーヒーマシンも
カプセルを入れてガチャってやるあれ。
欧米のドラマを見ていると
医師も患者も〇〇(名前)って呼んでって
言いますね。
手術が成功するとハグしたり。
この距離感、日本人にはちょっと考え難い。
患者のベッドに腰かけて励ます。
これ、イタリアでは普通なのでしょうか。
ある少年に注目
最初は気づかなかったのですが・・・
前出の15歳の少年。
彼はアンドレアとかかわりが有ります。
彼のロッカーに有ったフィギュア、
そこでようやく気付きました。
とにかく面白い
テンポもいいし伏線も絡めつつ
イタリアの景色も見られます。
それぞれの研修医が抱える問題もあります。
アンドレアの記憶が戻るのか?
戻った時の彼の人格は?
今後の展開が楽しみです。