小判を噛む理由
時代劇などで小判を噛むシーン
見たことがあると思います。
純金=純度100%の金=k24
金そのものが柔らかく
噛むことで歯形が付くので
そうやって純度を確認しています。
私たちが普段使っているアクセサリーは
たいていk18(アメリカではk14)
金75%+割り金(わりがね)25%
銅やパラジウムを混ぜています。
資産価値としてのインゴットなら
k24が適していますが
アクセサリーの場合は
安いからではなく
小傷が付いたり変形を防ぐためにも
k18、k14が適しています。
オリンピックの金メダルは金じゃない
オリンピックのメダルは
デザインこそ開催地ごとに異なりますが
実は規定が有ります。
大きさ、素材、リボンの長さまで
IOCの規格に則っています。
銀メダルはシルバー925
(純度925/1000)なのですが
実は金メダルも土台の素材は銀で
表面を金コーティングしています。
メダルの種類による不公平を
作らないというスポーツマンシップ。
これを全部金で作ったら
開催国にとっては大きな負担になる。
これが100%金で作られていない理由です。
金メダルを噛むな!
表彰台に立った選手が
金メダルを噛む。
理由がわからずみんながやっているから。
アホです!
金の純度を調べたいから。
アホです!
そもそもそれを始めたのは
海外の某選手だと言われていますと
書いてありました。
もしかしたら
記者に「噛んでください」って
言われるのかもしれない。
本人も気分が高揚し
言われるがままに
やっているのかもしれません。
場の空気を読んで
やっているのかもしれません。
知り合いにオリンピック候補生が居たら
教えてあげてください。
金メダルをとっても噛むなって!
言いにくいかな?
金のトリビア
金のアクセサリーには刻印が有ります。
k18 丸ごと18金
k18GP 銀などを金でコーティング
(GP=ゴールドプレイテッド)
腕時計なども同じです。
全部金なのか
表面をコーティングしているだけなのか。
それでお値段も変わってきます。
表面の金も、厚みが何ミクロンかにより
価格が違います。
金の時計に金のブレスレットの
重ねづけ。
これNGです。
小傷がつくので
ジュエリーとしての価値が下がります。
こんなクロスも有ります。
ジュエリーの価値は下がりますが
金としても価値は変わりません。
ちなみに高校生の時に
奥歯の虫歯の穴に金を詰め
10年くらい前に、
それを取りましたが
一応金の塊。
そこそこの値段で売れました。
親に感謝!
歯科医で詰め物を取った時には
ちゃんと回収しましょうね。
不公平さを作らない・・・
だったら銅メダルはどうなるの?
(どうだけにどうなる?)
それはアタシが決めたんじゃない!