パリタクシー
AmazonPrimevideoで
2024年9月視聴
1時間30分
吹き替え版
原題は Une belle course
belle:美しい・素晴らしい
course:道・通り道
エンディング近くで彼女が言う、
『美しき旅路』、これが
いちばん近い訳かもしれない。
オープニングの後、
タクシーを走らせる場面で
セーヌ川クルネル橋のたもとの
自由の女神が写ります。
お見逃しなく。
パリの景色が堪能できます
パリを訪れた人には
あれ知ってる!あそこに行った!が
てんこ盛りでたまらないと思います。
パリに憧れている方は
行きたい気持ちが
後押しされるかもしれません。
タクシードライバーのシャルル
あと点数は2点。
免停になたら運転はできない。
もう崖っぷち。
そんな時、配車の連絡が。
ブリ=シュル=マルヌまでの迎車。
(パリ南東部の高級住宅街)
そんな遠いところまでと渋る彼だが
今いる場所からメーターを倒していい。
美味しい仕事かも。
マドレーヌ・ケレーヌ
タクシーを呼んだのはは、
マドレーヌ・ケレーヌ、92歳。
高齢の一人暮らしは危険だと
医者の勧めでしぶしぶ老人ホームに
入居するためにタクシーを呼んだ。
「クルブヴォワのシャヴァンヌ大通りまで」
「パリを横断することになりますよ」
「わかってる。すぐ近くならタクシーなんて呼ばない」
自分が生まれた町、ヴァンセンヌに
寄り道して欲しいというリクエスト。
遠回りになるけれど
長い人生のうち10分なんて大したことない。
深い言葉だ!
おば(あ)ちゃんはよく喋る
無口なシャルルにはお構いなしで
マドレーヌは自分語りを始める。
アメリカ軍によってパリが解放された日。
アメリカ兵マットと過ごした3ヶ月の短い日々。
彼がくれた3500g、50cmの贈り物。
贈り物の名前はマチュー。
彼女のマイペースなおしゃべりに
不愛想なシャルルの心も
だんだん解(ほど)けてくる。
刑務所での服役。
戦場カメラマンとして赴いたサイゴンんで
亡くなった息子。
あちこち寄り道して3時に到着する予定が
7時半を過ぎても・・・
電話の向こうで半ギレの職員にはお構いなしで
2人はレストランでディナーを楽しみ
そして老人ホームへ向かう。
荷物はちっちゃいスーツケースだけ。
美しき旅路
ウイットに富んだ会話に
ほっこりしたり、ほろっとしたり。
彼女は公証人にシャルルへの手紙を託す。
人生最後の幸せな時間を
共有してくれたシャルルに。
『あなたと過ごしたタクシーでの旅は
私の人生最後の幸せな時間だった』
何のつながりもなかった
タクシードライバーと老婦人の
パリを横断する旅の中で生まれた絆。
シャルルのこれからの人生にも
大きくかかわってくる。
2人が訪れた場所 公式ページより
この映画を思い出しました。