記憶に残る先生の言葉
小学校入学式の日、まだ6歳。
小学校は6年通います。
今まで生きてきた人生と同じ年数、
学校に行くんだって思うと
なんだかぞっとしました。
学校が嫌とかそういうのじゃなく。
だって、今30歳だとして
60歳になるまで学校に通えって言うのと
同じことです。
※同じではない!
入学式が終わると
それぞれのクラスの教室に入り
担任の先生の挨拶が有りました。
確か伊藤先生(男性)
6歳の子供に大人の年はわかりませんが
中年くらいでしょうか。
どちらかのほっぺたに
ほくろが有って
ほくろが付いた似顔絵のゴム印を
「見ました」的な意味で
押してくれていました。
初めて出会う教師が
どんな人かって
とても大事だと思います。
穏やかでいい先生でした。
先生がその時言った言葉を
今でも覚えています。
学校では校長先生がお父さん。
担任の先生がお母さん。
子供たちの不安などを
払拭してくれるような
言葉でした。
男尊女卑は許せない
小学校で担任が休むと、
前もって与えられていた課題を
自習したり。
時々、別の先生が
教室を覗きに来たり
自分のクラスに自習をさせて
こっちのクラスで教えたりもします。
私は6年4組、隣の5組の先生が
教室に来て
授業をしたのか細かいところは
覚えていませんが
九州男児のその先生は
男性の方が女性より
優れていると宣(のたま)った。
料理人だって、経営者だって・・・・
トップクラスは全部男性。
それがその先生の持論でした。
今ならPTA,教育委員会から
謝罪を求められる発言です。
子供が外で言わなければ
知れ渡りませんが。
私の世代では
ほとんどの主婦が専業。
(自営は別)
家の事をやったり子育てをしたり
それだけだってハンディーになります。
まして世間は男社会。
私の曾祖母は家が寺子屋だったそうですが
女は学問など要らないという
父親の考えで
「の」という文字しか読めなかったそうです。
(by 母)
名前くらいは読めたと思う。
今なら絶対論破してやりますが
っていうか、優秀かトップクラスかを
性別で2分すること自体がおかしい。
先生に抗議する勇気は
持ち合わせていなかったけれど
今でも苦々しい記憶が残っています。
東京人は甘えてる?
中高一貫校だったので
何年生の時かは記憶にありませんが
音楽の先生が言った言葉。
「東京の学生は、甘えてる」
正確な言葉は覚えていませんが
そんな内容。
先生は地方出身で
東京の音大を卒業。
苦労も多かったと思います。
東京出身なら家から通える。
ご飯も作らなくていいし
やりくりの心配もいらない。
お気楽な同級生を見て
いいよな~地元の子はって
思いをしていたのでしょうか。
人間はいつどんなところに生まれるかで
運命も大きく変わるって思っていますが
私たちが東京に住んでいて
東京の学校に通っているのは
何かが特別なわけではない。
大学の同級生に
「あんたたち甘えてんじゃないわよ」
そういえばいい話で
私たちに言われても困ります。
私たちが選んだんじゃねーし!
その先生は声楽科で
勿論音大卒業なので
ピアノは弾けますがきっと得意じゃない。
合唱の時、伴奏がものすごく手抜きで
(簡易版の伴奏)
あまり好きな先生じゃなかった。
勿論反論する勇気は持ち合わせていない。
長いものには巻かれなさい
正義を貫くこと、
きちんと意見を言うことは大事です。
だけど、相手を選ぶことも大事です。
単に反抗的な奴で終わっちゃう。
実害が有ったわけじゃなく
気持ちの問題なんだから
ここは利口に立ち回らなくてはいけません。
今はSNSが有るけれど
これもまた使いようによっては
炎上案件になってしまう。
今回の2人の教師の発言は
もう事項だから構わないよね。