♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

救急車は迷わず呼ぶべし 10日間に3回乗った話

ご心配をおかけしては申し訳ないので

最初に言っておきます。

搬送されたのは私ではございません。

 

119にTelした経験

今までに3度ほど電話したことが有ります。

会社にいる時で

1度は消防、救急車を呼んだのが2度。

 

だいぶ前なので記憶が定かではありませんが

最初に救急ですか?消防ですか?って

聞かれたと思います。

 

大惨事みたいな状況ではなかったので

割と冷静でいられたのと

こちらが言わなくても

名前や場所など

質問されることに答えれば大丈夫です。

 

救急車を呼ぶのは躊躇する

当たり前ですが、

自力で病院に行ける場合は

呼んではいけません。

 

家族が車で・・・

状況によってはそれでもかまいませんが

自家用車は赤信号を突破できないし

行った先の病院で

受け入れ可能かもわからない。

搬送中の応急処置などもできないので

プロにお任せすることも必要です。

 

大抵の人は

この程度で呼んでいいのかと

迷うと思います。

自分のためにもっと急を要する人が

使えなかったら申し訳ないとか。

 

救急車をタクシー代わりに呼ぶ人もいると

聞いたことが有りますが

まともな人は

七転八倒していなければ

ちょっと考えてしまうと思います。

119で的確に指示してくれるので

そこは迷わず電話してみましょう。

 

救急安心センター

病院へ行く?救急車を呼ぶ?

迷ったら#7119

これがキャッチフレーズ?です。

 

救急車を呼ぶほど

緊急性が高くない場合でも

医療機関受診が望ましい場合は

受診可能な医療機関を案内してくれるので

休日や夜間、慣れない土地などの場合

便利だと思います。

 

うちでは♯7119と書いた紙を

マグネットボードに貼ってあります。

流石に119は忘れませんが。

 

救急車に3回乗った話

2023年11月23日祝日

朝8時頃に妹から電話が。

大した用事じゃない時は

メールが多いので何となく嫌な予感。

 

高齢の母がトイレに座ったっきり

立てなくなったという知らせ。

 

元々脊椎圧迫骨折が有りました。

TVのCMで気づかないうちに・・・なんて

見たことあるでしょう?

個人差はあると思うのですが

母の場合は特に痛みは無く

ただ早く歩けないくらいでした。

今回は痛みがひどくて立ち上がれない状態。

 

倒れたわけじゃないのでひと安心。

 

いつも6時に起きているので

電話が来た時点で

化粧ばっちり、着替えばっちり、

朝食も済ませてパソコンをカタカタ。

 

ひとりで立たせるのは無理という電話でしたが

私、こんな時のカンはよく働く。

救急車かも?

 

家で履いているよれよれのデニムを

お出かけ用のデニムに着替え

徒歩5分の距離なので

鍵だけ持って行けばいいのですが

お財布や携帯なども持って

向かいました。

 

救急車、呼ばなきゃ無理!

いつからこうなの?

7時頃から

1時間くらい様子を見ていたのかと思いきや

昨夕の7時って・・・。

動かそうとしても痛がって動かせない。

私はせっかち、妹はのんびり。

のんびり過ぎます。

 

救急車呼ばなきゃ無理なので

即電話をしました。

 

NOサイレンと言ってはいけない

ご近所付き合いがある方は

目立ちたくない、知られたくない、

騒ぎになったら嫌だなど

サイレンを鳴らさずにと

お願いする人も多いそうです。

 

あのサイレンって何のために鳴らすのでしょう。

言うまでも有りませんね。

運転中にサイレンが聞こえたら

よける必要があるのか、

交差点に進入していいのか

気にしますし、

横断歩道を渡っても大丈夫なのか

様子を見ます。

 

サイレンを鳴らさないでは

非常識に分類される要請で

もちろんそれは実行されないので

言わないのが鉄則です。

 

やはりプロ

母は小柄だし、体重も40kg台なので

2人で動かすことは可能かもしれませんが

動かそうとすると痛がってしまいます。

 

女性の隊員もいますが

今回は4人の男性。

力があるだけじゃなく

痛がる患者に対する耐性もあるので

そんな面でもお任せできます。

 

意外と時間がかかります

もちろん生死を分ける状況なら

また対応も違うと思いますが

1分1秒をどうこうというのではないので

年齢だけじゃなく

経緯や持病などこと細かく聞かれ

出発まで結構な時間を要します。

 

名前や年齢は本人にも質問します。

高齢の場合は痴呆などの確認かもしれませんが

若い人も含め

脳や意識の状態を確認するのかもしれません。

 

基本、救急車は指定した病院に

搬送してくれると聞いたことが有ります。

ただし、受け入れができる状態の場合です。

 

かかりつけのN総合病院は

休日で担当科の医師が不在のため

同じ区内の別の病院へ搬送されました。

もちろん、そこでよいか確認してくれます。

 

家族も乗れます救急車

家族が救急搬送されて

車で追いかけたという話を聞いていたので

確認したら

2人乗れるということなので

同乗しました。

始めて乗りました。

 

運転席の後ろ、右側にストレッチャーが入り

左半分はベンチシートになっています。

シートベルトもついています。

 

車内ではパルスオキシメーターを

指につけているだけで

(必要ないので)治療はしません。

 

重篤な怪我などで

応急処置が必要な場合や

車内で心臓マッサージなどを行う場合は

妨げになるので同乗できないかもしれません。

 

迎は有るけど送はない

救急搬送後の治療で回復し

徒歩やタクシーで帰れることも有ります。

 

それほど遠い病院へ行くこともないと思いますが

靴を持って行くのをお忘れなく。

冬ならコートも必要です。

※救急隊員が靴を持つように指示してくれます。

 

救急車は無料ですが

病院での支払いが有るので

保険証や現金(カード)もお忘れなく。

持病がある場合はお薬手帳や薬の現物も。

 

レントゲンを撮って

圧迫骨折があることが分かっただけで

(以前のものなのか、新しいのかは不明)

痛み止めを貰って(家で飲んでいるのと同じ)

そのまま帰ることになりました。

 

圧迫骨折の治療は

患者の年齢や状態により違います。

母の場合はそのまま安静を保つだけなのですが

手術でもしない限り

圧迫骨折では入院はできないということで

こんなに痛がっているのに

家に帰ることになりました。

 

と言っても、帰りの手段は

自分で何とかしなくてはいけません。

病院で介護タクシーの連絡先を貰って

送迎を依頼しました。

 

介護タクシーも

車いすとストレッチャーの両方が選べます。

支払いは現金で、家族も同乗できます。

 

家のベッドまで運ぶのも、

ものすごく大変でしたが

長くなるので端折ります。

2回目の同乗

高齢者の場合、

強い鎮痛剤は危険なのですが

痛み止めが効いてる様子もなく、

ベッドから下に降りてしまい

ずっと同じ姿勢のまま。

 

ホームドクターが

圧迫骨折で入院できるY病院を

探してくれました。

S先生はハンサムだし優しいし頼りになります。

 

もちろん動かせないので

2回目の救急搬送です。

こんな時に救急車を呼んでも?

大丈夫でした。

今回は搬送先のY病院から時間を指定され

それに合わせて119に電話を入れました。

3回目の同乗

圧迫骨折はある程度の安静で

落ち着く場合もあるようですが

今回問題だったのは

床の上で数日過ごしたことでした。

 

どんなに寝相がいい人でも

20回くらい寝返りすると言われています。

8時間睡眠だとすると

2~3時間に一回は体を動かしています。

 

病院では、動けない患者を

2~3時間おきに体位を変えます。

褥瘡(床ずれ)ができてしまうからです。

 

これは完全に私たちのミスです。

全く同じ体位でいたことで

褥瘡(床ずれ)がかなり進み

表面が壊死のような状態になっていました。

体をの地に曲げていたので

そのまま骨が

固まってしまうのを懸念していましたが

そこじゃなかった。

 

結局2回目に搬送されたY病院では

悪化した褥瘡(床ずれ)の治療ができなくて

別の病院へ搬送されました。

今回はY病院側で受け入れ先と

救急車を手配してくれました。

 

小➡大〇 大➡小✕

この図式を初めて知りました。

J病院で褥瘡(床ずれ)が安定したら

Y病院へ戻ります。

 

その時言われたことなんですが

小規模の病院から大規模の病院には

救急車で搬送できますが

その逆はできません。

 

介護タクシーか、民間の救急車を

手配する必要があります。

 

今回は病院間の連携で

ベッドの手配や入院日を決めていただき

J病院で民間の救急車を手配してもらいました。

 

母を痴呆にはさせない

今はコロナの影響で

病院での面会は人数や時間が制限され、

家族だけに限定されています。

 

高齢者が動けなくなると

一気に痴呆になるって聞きますね。

 

最初に入院したY病院では

基本面会はできないのですが

高齢で痴呆にならないようにと

特別に許可していただき5分だけ面会を。

それでも土日は面会NGです。

 

転送されたJ病院は面会はできますが

それでも時間制限が有ります。

 

どちらの病院も30分弱で行けるので

毎日二人で面会に行っています。

できるだけおしゃべりして

今日は何月何日?とか

お昼何食べた?とか

少しでも刺激になればいいと思っています。

 

毎日来なくていいよと言いながら

もう帰っちゃうのって言います。

 

私は2023年4月いっぱいで退職し、

そのおかげでこうやって毎日面会に行けます。

痴呆の心配が無い年齢なら

休日だけ行けばいいのですが・・・

退職時期を1年前倒しにした理由は

なんとなくもういいかなという感覚でしたが

運命的なものを感じます。

 

もう少し若ければ

タブレットで映画を見たり

読書をしたり

LINEでTV電話もできるのですが・・・

 

痴呆になって自分の状況が

理解できないのは必ずしも

不幸ではないかもしれません。

 

そりゃ、誰の親でも

いつかは天国に行くのですから

それを止めることはできませんが

そんな日が来るまで

頭の中はしっかりしていて欲しいです。

 

救急車は迷わずに、対処は早めに

私のブログでは

家族の事をメインに書いたことは有りません。

今回は救急車を呼ぶに至った経緯を

読んでいただきました。

 

迷わずに呼ぶこと。

状況判断、行動は迅速にすること。

 

そんな状況になった時

この記事を思い出して即決してください。