
ディープカバー
Amazonprimevideo字幕版で
2025年9月視聴
1時間 40分
イギリス映画
Deep cover
諜報活動において偽名や身分を使い、
潜入すること
パッとしない3人
カットは即興芝居のワークショップを
主催している売れない女優。
女友達たちは結婚して
不自由のない暮らしをしている。
彼女がずっと続けている独り芝居を
大衆には理解されないのではと
言われてしまう。
IT技術者のヒューは
会社で軽んじられ
君の対人スキルは最悪と
上司に言われて落ち込み
帰宅途中にカットが主催している、
即興演劇教室の張り紙を見て
足を止める。
役作りのこだわりが強すぎて
オーディションには落ちまくるが
自分は一流のだと信じ込んでいるマーロンに
回ってくる仕事は
ピザのCMや道端での看板持ち。
ついに事務所を解雇された。
思いがけないオファー
そんなある日、カットは
あるエージェントから声を掛けられる。
エージェントといっても俳優のそれではなく
犯罪の捜査官。
偽札や賭博を取り締まるのに
即興劇の役者を使いたいという。
警察官だとアドリブがきかないから
潜入捜査がバレるから。
そう言えばShall we ダンス?の監督
周防正行氏が主演の女優を選ぶ時
女優にダンスをさせるか
ダンサーに演技をさせるかで
バレリーナの草刈民代を選んだそうです。
警官に芝居をさせるより
役者に潜入させた方が
上手くいくって考えたわけです。
安全は保障し、ギャラは一人200ポンド。
条件はあと2人メンバーをそろえること。
彼女が選んだ役者は・・・というか
他に選択肢が無かったというのが
本音かもしれませんが
頼りないヒューと
役に入りすぎるマーロン。
でもでもよく考えてみて。
FBIやCIAのドラマを見ると
一人前の捜査官になるには
かなりハードな訓練をこなし
脱落者も多い。
そんな大変なことを、
ちょっと声をかけられた素人が
できるわけがない。
引き受けるほうもだけど
頼むほうも、どうかしてるよね。
ミッション
最初のミッションは、おとり捜査。
最近出回っている偽たばこを買うために
コンビニに行きます。
簡単な仕事のハズだったのですが
ちょっとした手違いで
コカインを買いに行く羽目になっちゃうし
そこで、意図せぬゴタゴタに巻き込まれるけれど
即興芝居でその場を乗り切る。
瞬時の機転の良さを買われ
売人のボスからスカウトされる。
偽たばこを買いに行くはずが
とんだ手違いで
エージェントは激怒・・と思いきや
その組織に潜入しろって言い出す。
カットの偽名はポニー
マーロンの偽名はローチ、
ヒューの偽名は従者
潜入捜査のルールは3つ。
●役に徹しろ
●流れに乗れ
●常に仲間を信頼しろ
3人はお調子に乗って
次のミッションに取り掛かる。
それは取引に関する情報を得ること。
約束とは違い、危険な目に合いながらも
彼らにとってミッションをこなすことは、
役者魂を満足させてくれる。
とんでもない誤算で
悪党たちに追われるし
警察からも追われてしまう。
もうだめだ…って思った時
ちゃんと救いの手が差し伸べられるのは
コメディのお約束です。
命の危機を体験したけれど
これからの彼らの人生には
必要な1ページかもしれない。
彼らの思いがちょっと変わったことで
彼らの人生もちょっと好転の
兆しが見えてきた。