
愛知県豊明市の条例
日本だけではなく、
スマホ、SNSに関しては
世界的に物議をかもしている。
海外ではSNSの過度な利用により
健康を害するだけではなく
誹謗中傷や性的な広告が目に入ること
いじめ、犯罪などのトラブルに
巻き込まれる事への懸念もある。
愛知県豊明市の条例は
仕事や勉強、家事以外での
スマートフォンなどの使用は
1日2時間以内を目安にするよう促すという
全国に先駆けたもの。
ネットの記事を見る限りでは
海外のように
いじめや危険回避というより
依存症に対するメンタルヘルスの部分が
大きいように思います。
その条例って必要?
LINEグループへの返信を
30分以内にしないといけないので
入浴中もスマホを手放せないという
中学生のはなし。
そういう子たちにとっては
親が条例推しで
スマホを禁止されたという言い訳が
役に立つかもしれないけれど
お風呂にも入るし、トイレにも行く。
ご飯中は怒られるし、
宿題もはかどらないから
即返信できないことも有るよって
そういうことを言えないで
どうするって思います。
そんなこと言ったらハブられる?
まともなことが通用しない仲間は
友達なんかじゃないよって言いたいけど
そうも言っていられないのも現実。
だけど、裸の王様みたいに
誰かが言うことで変わるかもしれない。
・・・なんて書いていますが
中高生でこの記事を読む子は
いないだろうな。
大人からすると、
罰則の無い条例って必要?って思います。
中高生の親の世代は
みんなスマホを使ってる(と思う)
親の方が依存していることも有る。
子供に突っ込まれた時の常套句
「大人だからいいの!」は
もう通用しない時代。
家でゆっくり映画を観たり
好きなユーチューバーの動画を観たり
大人だってスマホ使いたいよね。
ただ、大人の立場からしたら
SNSにうつつを抜かす子供に対し
釘をさすアイテムにはなると思いますが
自分も我慢しなきゃいけなくなる。
オーストラリアの場合は
SNSの運営企業に対し、
16歳未満の子供による接続を防ぐための
「合理的な措置」を求めています。
そもそもの意図が豊明市とは違う。
保護者や子供への罰則はないですが
企業に対しては違反した場合
最高で4950豪ドル(約50億円)の
罰金が科されます。
だったらこの条例も必要じゃない?
スマホの利用時間が減ることで
損するのは誰でしょう?
電話会社はたぶん定額。
利用が減ることで減益は無いと思う。
動画の配信者は
視聴が減れば収益が減るかも。
過度の利用への懸念はスマホ認知症。
脳が疲労し、認知症に似た症状が出る状態。
SNSを見たり動画視聴を長時間続け、
莫大な情報が入り続けると、
脳の整理整頓が追い付かず、
必要な情報を取り出せなくなり、
物忘れなどの症状が現れるらしい。
最近物忘れや物覚えが悪い私は
リアル認知症の方だと思うのは置いといて
だったら、お酒やたばこも制限したら?
少量のお酒なら
それほどでもないと言われていますが
飲み過ぎは良くない。
健康を懸念するなら
一日このくらいにしましょうと言う
条例を作ってもいいんじゃない?
どうせ罰則はないのだから。
ただみんながこの条例を守っちゃうと
酒税が減るよね。
小学生の頃夏休みの前に
「夏休みの過ごし方」みたいな
プリントが配られて
先生がそれを読み上げるという
不毛な作業が6年間有った。
夏休みでも規則正しく早寝早起きとか・・・
この条例を聞いて
夏休みの過ごし方のプリントを
ふと思い出した。
誰が確認するわけでもなく
誰が見張るわけでもない。
自堕落に過ごしても
バレるわけでもない。
勿論罰則もない。