♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

海外ドラマ フェイク

画像はamazon.co.jpより引用

FAKE

アマゾンオリジナル

FARZI:ヒンドゥー語で偽物の事=FAKE

AmazonPrime吹き替え版で視聴

2023年2月

1シーズン8エピソード。

ほぼ情報がないのですが

1シーズンだけだと思います。

 

インド映画。

ご安心ください、誰も踊りません。

 

監督はこの映画と同じ人。

 

そう言われればなるほどな感じ。

ファミリーマンではFBIが

アジトに突入する時

防弾チョッキを着用していなくて

(それも毎回)

誰かが必ず撃たれましたが

今回は警察官がちゃんと着用していて

普通そうだろうって

上から目線で思いました。

 

ファミリーマンの中で

やたらと出身地を聞くのですが

その意味が分かりました。

 

インドにはかなり多くの言語があるようで

フェイクの中でも

「ヒンドゥー語以外も覚えろよ」

こんなセリフが出てきました。

ボリウッド

ムンバイのインド映画を称して

ボリウッドと言います。

旧ボンベイがムンバイ。

頭のボをハリウッドにひっかけて

ボリウッドと呼びます。

 

サニーとフィロズ

サニーは売れない芸術家

町で観光客相手に似顔絵を描いたり

模写を売って生活しています。

 

彼に絵の手ほどきをしたのがじいちゃん。

じいちゃんが経営する新聞社で

印刷技術者として働いているのが

フィロズ。

 

二人は兄弟のように育ちました。

 

サニーは幼いころ母親を亡くし

父と二人暮らしでしたが

頻繁に夜逃げをする生活。

 

父親は「さあゲームを始めるぞ」

それは10分で荷物をまとめ逃げる事。

 

二人にとって最後のゲームは

じいちゃん(母方の祖父)を訪ねる旅。

列車で眠りから覚めると父親は姿を消し

幼いサニーはホームで何日も父親を待ち、

駅で暮らしていた身寄りのないフィロズに

何かと助けられます。

 

じいちゃんがサニーを見つけてくれて

その時フィロズも一緒に連れ帰って

くれました。

二人が兄弟のように育った始まりです。

 

そこ行く?

じいちゃんは人情に熱く

貧しい人たちに分け与え

自分の新聞社は火の車。

いつか新聞の力で革命を起こす。

いつも口にしていた志もかなわず、

そしてだんだん痴呆気味に。

 

じいちゃんの工場を救うために

2人が出したアイディアが、

まさかの紙幣偽造っておバカすぎます。

 

サニーの模写の技術と

フィロズの印刷技術をもってすれば

なんくるないさ~って

能天気に思っちゃいます。

 

偽札第1号はすぐにお店でバレました。

もちろんそこは、すばしこく逃げます。

 

で、紙の手ざわりが違う事に気づき

(はよ、気づけ!)

電話帳の紙を漂白し

(手間かかりすぎ)

両面に印刷して貼り合わせるって

それを進歩というのだろうか。

 

それ、コスパ悪いよね。

という訳で、3作目は用紙の調達。

用紙会社に泥棒に入ります。

用紙って言ったってロールの径が

身長より大きいからまあたいへん。

お札用の紙だけ盗むとバレすので

使わない厚みの紙も盗んでくるなんて

頭よすぎます(何気にディスってみた)

とにかくゆるくて笑えます。

紙幣偽造は割に合わない

偽札づくりは高度な技術が必要です。

いちいち説明しなくてもおわかりだと思いますが

印刷技術だけではなく

インクや用紙を調達するだけでも大変です。

 

紙幣偽造を防止するために印刷技術が向上し

それに偽造が追いつき、

それを阻止するために技術が開発され・・・

 

通貨の価値は信用で成り立っています。

偽札が出回ることで通貨の信用性が揺らぐと

経済は根底から覆されます。

だから紙幣偽造は重罪を課せられます。

 

偽札だと思ってどっきり

2015年、海外旅行を再開するにあたり

ドルを買いました。

その時100$を1枚だけ混ぜましたが

ちゃんと見もせずお財布に。

 

ホテルで残りの軍資金を確認した時

100$札だけ中央に青いテープが。

これって、まさかの偽札?

いや、’偽札だったらそっくりに作るでしょう。

出も心配になって一応ググってみた。

 

実はこれ3Dリボンと言われ

ホログラムの一種なんです。

偽造犯も馬鹿じゃないので

1$札を作るより100$の方が

コスパがイイ。

だから100$札にはこんな仕掛けがしてあります。

 

ラストでテイスト大逆転

偽札も作る技術だけじゃなく

蛇の道は蛇の蛇担当が必要です。

それがマンスール。

マネーロンダリングに用立てたりね。

 

そんな人とかかわっていたら

その先は想像つきますね。

 

サニーとフィロズは犯罪に手染めるわけですが

何だか応援したくなってしまいます。

元はいいやつなんですよ。

サニーはなかなかのイケメンなのですが

頭髪と髭の毛量が半端なくて

なんかね~。

 

ゆるゆるでコメディー要素多めだったのですが

ラストで突然

ブルースリーのようなテイストになっちゃいます。

 

紙幣偽造がうまくいって

じいちゃんの新聞社を立て直し

そのお金でヨーロッパに高跳びし

面白おかしく暮らしてほしかった。

 

ラストでボスが涙を流すシーン。

なんか緩い。

 

最初のボタンを掛け違えると

人は坂道を転がっていくのかもしれません。