♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

海外ドラマ マダム・セクレタリー

画像はHuluより引用

2014~2019に放送されたアメリカ映画です。

Huluで視聴(字幕・吹替)

 

Secretary

日本ではセクレタリーというと

秘書を指すことが多いと思います。

実はこの語源は

地位の高い人がsecretな事を

任せた人というところから由来しています。

長官、大臣などという意味も有ります。

 

ママがある日国務長官に!

と言ってもそこいら辺にいる普通のママではありません。

CIAの情報分析官で大学の教授。

夫も同じ大学の宗教学の教授ですが

前歴は国家安全保障局員。

 

この夫婦ただものではございません。

 

エリザベスは

CIAの元上司でもある大統領から

直々に国務長官に任命されます。

 

国務長官は主に外交に関する仕事を

担っています。

日本では外務大臣に相当するのかもしれませんが

その役割や権限は日本の比ではありません。

 

大統領に何かあった時には

継承順位が4位という位置に有ります。

 

ドラマの中でも

大統領の乗った専用機と連絡がつかず

副大統領は急病になり

継承3位のおじいちゃん(議員の偉い人)は

ボケが始まって結局彼女が数時間だけ

大統領になります。

 

フットボールと呼ばれるカバンが有ります。

核兵器のボタンです。

そして発射コードが記された暗号キー、

通称ビスケットも渡されます。

 

大統領専用機がハッキングされ

操縦不能で市街地に墜落の恐れが発生。

彼女が撃墜命令を出すことになります。

 

政治の世界でも大統領だから総理だからと

独断で決めることはできないと思いきや

大統領権限は何でもできるそうです。

もしかしてRのPもそういう事?

 

エリザベスは

大統領であった数時間の間に

この権利を行使し

女性ジャーナリストを恩赦で釈放します。

ホームドラマ

夜中でも有事には

ホワイトハウスからの呼び出しで

飛び出していきます。

 

子供たちの学校のイベントも

国際問題の勃発で

急遽海外に飛ぶことになり

参加できなくなることもしばしば。

 

家はSPに守られていますが

メイドさんは雇っていません。

ゴム手袋をはめて

食事の片づけをする場面。

 

子供たちの事にも頭を悩ませたり

少なくとも家の中は

普通の家庭と同じです。

 

夫はイケメンで優しくて

インテリで言うこと無し。

ただし、夫婦間でも

国家機密については話してはいけません。

場合によっては機密漏洩で

投獄されることもあります。

 

八面六臂に飛び回って

スーパーはいつ誰が行くの?

毎回ご飯作ってるの?
その辺はドラマなので大目に見てください。

 

日本のホームドラマのように

食卓を囲むうシーンはあまりなく

特に朝は

アイランドキッチンの周りを

うろうろしながら

各自シリアルやコーヒーを出して

学校の話などをしています。

今見てほしいドラマ

政治的な駆け引きや外交問題を

解決する中で度々出てくる言葉が

”アメリカのために”

任期を何事もなく全うするのではなく

持ち前の正義感、責任感で

精神的に打ちのめされながらも

アメリカのためにという信念をもって

国に尽くします。

 

もうこの段階で

すっかり現実と混同した私。

素晴らしい政治家!と。

 

アメリカは他国の政治にも

色々干渉します。

された国からしたら大きなお世話ですが

その根底には自国の利益だけではなく

国民を古い慣習から救おうとしたり

民主化が進むように手助けをしたり

このドラマを見る限りでは

すごい事だなって思います。

損得勘定がゼロでないのは確かだと思いますが。

 

アメリカのドラマでは

実在する国を登場させ

その関係性は現実と重なります。

 

アメリカとキューバ長年の間

対立していましたが

オバマ政権時代に国交が回復されました。

 

関係悪化で大使館を閉館する時

国旗を降ろしたという元職員も

再び大使館が開設されるセレモニーに参加し

大切に守ってきた国旗を渡すシーンでは

感極まってしまいました。

 

今まさに起こっているRとUの問題も

扱われています。

※正式な表記ではYですが

 英語表記ではUです。

 

ドラマの中ではRの大統領が亡くなり

アメリカとの関係が

友好的になるであろう次期候補が暗殺され

元大統領の妻が独裁に走り

Uを攻撃する方向に進みます。

 

このドラマが作られた当時も

RとUの関係性は一触即発の

状態ではありましたが

まさか数年後にこんな風になるなんて

誰が想像したでしょう。

 

今Uは瓦礫の街と化していますが

ドラマで写る街は昔のままの景色です。

 

ここでちょっとネタバレしちゃいます。

アメリカ大統領の乗った専用機が

ハッキングされますが無事帰還。

 

次にUの大統領の専用機もハッキングされ

全員パラシュートで脱出し事なきを得ます。

 

アメリカはRの仕業だと決めつけ

手始めに首都の停電を仕掛けますが

エリザベスはこの一連の出来事に

矛盾を感じます。

 

結局ハッカーを雇ったのは

Uで、パラシュートで脱出したスタッフも

全員訓練経験者でした。

アメリカを味方につけるがための

U政府の工作でした。

 

今のこの状況で

こんなストーリーはちょっとまずい気はします。

ドラマの世界ですが実在する国家を

名指しで悪役にしてしまう筋書きは

アメリカでは大丈夫なんですね。

外交的ルートで正式なクレームって

無いのでしょうか。

 

政治サスペンスドラマであり

ホームドラマの一面も有りますが

現実とのリンクに

驚きを隠せません。

 

ブックマークしているドラマが

いくつか有るとしても

ぜひこれを先に見て欲しいです。

 

残念ながらHuluでは

シーズン1,2のみの放送ですが

他社でも見られるようです。