♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

海外ドラマ ホームランド

Huluより

ホームランド

2011年から放送されたアメリカドラマ

2023年12月~Hulu吹き替え版で視聴。

 

以前D-lifeで途中まで見ましたが

(D-lifeはサービス終了しています)

やっとシーズン8まで放映されたので

もう一度最初から視聴しました。

 

キャリーはCIAの有能な局員ですが

双極性障害であることを隠しています。

知られると機密アクセス権をはく奪され

仕事に支障をきたすから。

 

ただそれが災いして

感情が高ぶり過ぎて

周囲と衝突することも多々あります。

 

かなりシリアスなドラマで

おふざけは無しです。

実際の国名なども登場する、

社会派のドラマです。

 

シーズン1

キャリーがイラクで内通者から得た情報は

アメリカ人捕虜がアルカイダにより

イスラムに転向したというもの。

 

時を同じくして8年間捕虜だったブロディーが

(アメリカ軍軍曹)

テロリストのアジトから救出される。

 

キャリーは彼がアメリカを裏切っていると

確信し、

上層部に働きかけるが

誰もが彼を戦争の英雄と信じて

彼女の言葉に耳を貸さない。

 

唯一、話を聞いてくれるのは

CIA中東部門のチーフであるソール。

彼は後々もキャリーの力になってくれる人。

 

果たしてブロディーは

アメリカを裏切ったのか、

それともキャリーの勇み足だったのか。

 

シーズン2

ブロディーは下院議員になる。

副大統領が彼を引き立てたのは

彼を広告塔にすることで

戦争や中東への攻撃を

正当化するのが目的。

 

そしてブロディーは

副大統領に近づくことで

ある復讐を果たそうとします。

 

キャリーの仮説は周囲から理解されず

CIAを解雇されることになるが

ある決定的な証拠が見つかり

キャリーの立場は逆転し

CIAに再び迎え入れられる。

 

ブロディーはアルカイダの幹部、

アブ・ナジールを捕えるため

CIAから協力を強いられる。

 

情報分析官のクイン、実は・・・・。

ブロディーはアメリカが民間人をターゲットに

空爆した事実を知っている人物。

口封じのためCIAからも狙われる。

 

アブ・ナジールを射殺し、

一件落着のように思えたが

CIAのビルが爆破され

爆薬がブロディーの車に

仕掛けられていたことから

ブロディーはテロリストとして追われる。

 

副大統領の息子がひき逃げをし、

その被害者は死亡した。

同乗していたブロディーの娘ディナは

そのことを重く受け止め

被害者の家を訪ねる。

 

彼女と同年代の被害者の娘は

ディナが警察に行くことを拒む。

幼い妹を二人抱えて

生きていかなくてはいけない彼女は

犯人を罰することより

多額の賠償金を選んだ。

 

地位がある人、その家族などの犯罪は

現実世界でも

こうやってもみ消されるのだろうか?

 

シーズン3

キャリーの味方だったソールは

TV中継されている議会で

彼女が双極性障害だったこと

ブロディーと関係を持っていたことなどを

暴露する。

 

キャリーはブロディーのこれまでや

CIAが隠ぺいしたことなどを

マスコミに暴露しようとするが

措置入院命令により警察に連行され

精神科に入院させられる。

 

作戦とリアルが入り乱れ

どこまでが本心で

どこまでが計画なのか、

誰が味方なのか

誰が協力者なのかは

後からなるほどってなります。

 

キャリーはブロディーを逃がす算段をするが

彼の首には懸賞金がかかり

コロンビアの国境付近で

懸賞金目当てに狙われ

瀕死のところを助けられる。

そして、またCIAの計画に組み込まれる。

 

翻弄される運命

ブロディーは8年間の捕虜生活中、

最初はひどい拷問を受け

精神的にもダメージを受ける。

 

その後、アブナジールの子供の

教育係として英語や

アメリカ的な文化を教え

愛情を感じるようになるが

アメリカの民間人への空爆で

その子を失う。

自分の子供に注げない愛情を

アブナジールの子供に向け

そしてそれを失うことで

彼の心には

アメリカに対する大きな遺恨が芽生える。

 

アメリカ軍に救出されるのも

アブナジールの作戦。

そして自爆テロを計画するも

CIAに見破られ

今度はCIAに協力する。

 

その後CIAビル爆破の容疑をかけられ

逃亡生活の末

CIAの命による暗殺計画を成し遂げるが

イランで処刑される。

 

最初は戦争の英雄としてもてはやされるが

後にテロリストの汚名を着せられ

公衆の面前で絞首刑になる。

 

最終的にはアメリカのために命を落としたが

その功績は誰にも知られず、

正式なCIA局員でもなく

一度はテロを企てた人間として

闇に葬られてしまう。

 

シーズン4

キャリーはブロディーの子供を産むが

姉の家族にその子を託し

パキスタンのCIA支局長となる。

 

CIAはタリバンの幹部ハッカニを

空爆で葬ろうとするが

実際爆破した家では婚礼の最中。

民間人が死亡したことで

アメリカは避難されるが

死亡したと思われたハッカニは

実は生存していた。

 

実はこの空爆を

アメリカを陥れるために利用した。

 

元CIA副長官のソールが誘拐され

捕虜との交換材料にされたり

パキスタンのアメリカ大使館が

テロリストの襲撃を受け、

パキスタン政府もそれに一枚かんでいたり。

 

アメリカ大使(女性)のダメ夫が

その襲撃にかかわっていたり。

 

キャリーもクインもソールも

メンタル崩壊ぎりぎりで生きています。

 

シーズン5

2年後、CIAを辞めたキャリーは

ドイツの慈善組織で保安責任者に。

そこで知り合ったジョナスと

姉に預けていた娘と3人で暮らし始めるが

平穏な日々はそう続かない。

 

キャリーは命を狙われ、

助けようとしたクインは

瀕死の重傷を負う。

 

民間警備会社に籍を置いたソールは

古巣のCIAに戻るが

秘密漏洩の濡れ衣を着せられる。

 

ソールの恋人でもある、

ドイツの支局長アリソン。

実は彼女がロシアと大きくかかわっていた。

 

イスラム過激派も登場し、

クインは生命の危機に陥る。

 

地下鉄構内に

サリンを噴射しようとするテロを

食い止めることはできたが

クインはサリンの後遺症で

脳梗塞を起こす。

これに関しては、情報を得るために

リスクを覚悟で昏睡から覚醒させたことが

起因しているのかもしれない。

 

シーズン6

キャリーはNYに戻り

テロリストに仕立てられた少年の無実を勝ち取るが

それは大きな力によって

予想外の方向に進んでしまう。

 

イスラム教徒のテロリストを釈放させ、

彼が自爆テロを行ったことで

(実はそれは陰謀)

暴徒がキャリーの家の前に押し掛ける。

 

キャリーは娘フラニーを危険な目に合わせたということで

児童保護局に取り上げられてしまう。

実はそれも陰謀。

 

次期大統領(女性)を

思い通りに操ろうとしている、

CIA幹部のダールは

キャリーのアキレス腱である娘を利用し

次期大統領キーンから

遠ざけようとする。

 

キーンが大統領になり

それを思うままに操れないことで

彼女は命を狙われ

それをキャリーとともに救ったクインは

自らの命を懸けた。

 

大統領はソールを含め多くのCIA関係者を

逮捕する。

キャリーはソールの無実を訴えるが

大統領は聞き入れない。

 

シーズンン7

キャリーはホワイトハウスでの職を辞し

ワシントンDCの姉の家に身を寄せる。

大統領が逮捕させた政府高官の釈放のため

奔走する。

 

女性大統領キーンは

ロシアと手を組んだように工作され、

一度はその座を追われるが、

キャリーやソールなどの精鋭チームがロシアに乗り込み

大統領の潔白の証人を奪還する。

大統領は再び返り咲くことができたが・・・

 

キャリーは仲間や証人を

アメリカに向かう飛行機に乗せるため

身を挺するが、ロシアの刑務所で

213日拘束され

その後、捕虜の交換で

アメリカに帰国できるが

持病である双極性障害が悪化し

ぼろぼろの状態になる。

 

シーズン8

キャリーはCIAでもFBIでもない、

一般人という立場で

ソールに協力して

新たな戦争を回避するため奔走する。

 

うそ発見器で引っかかる部分が有り

ロシアの捕虜になっている間に

内通者になった疑惑をかけられる。

 

アメリカ、アフガニスタン両大統領が

前戦基地で和平宣言をするが

帰路のヘリが墜落し

両大統領が死亡。

 

副大統領から大統領になったヘイズが

なかなかのポンコツで

ブレーンに踊らされ確証もないのに

タリバンの幹部ハッカニの息子の

ヘリ撃墜(ハクをつけるための虚偽)を受け

パキスタンと一触即発の状況になる。

 

キャリーの古くからの友人マックスは

無線傍受のため前線基地にいて、

墜落したヘリから

ブラックボックスを見つける。

 

マックスは敵につかまり

ブラックボックスは売り飛ばされる。

キャリーはやっとのことでそれを見つけ

フライトレコーダーから

ヘリは機体の故障で墜落した証拠をつかむ。

 

キャリーはマックスの救出をアメリカに要請するが

それに手を貸してくれたのは

ロシアに幽閉されていたころ知り合った、

ロシアGRU(軍参謀本部情報局)のグロモフ。

 

やっとの思いで手に入れたブラックボックスは

グロモフの手によって奪われ

キャリーはFBIに出頭し、

アメリカアで裁判にかけられる。

 

グロモフがブラックボックスを渡す条件は

ソールが知っているクレムリン内の

アメリカへの協力者を明かすこと。

 

フライトレコーダーが手に入れば

核戦争で多くの命が失われることを防げる。

協力者の名前を明かせば

一人の命が奪われる。

キャリーは重い決断をすることになる。

 

・・・2年後

キャリーはモスクワで暮らしている。

たぶんそうなるだろうという予感は

見ている人たちにもあったでしょう。

 

彼女にとってアメリカに居場所はないから。

でも・・・・・

余談ですが

このドラマの中で

彼女が一番多く言っている言葉。

カウントしたわけではありませんが多分これ。

「クソッ!」

吹き替えなのでFuck なのかshitなのか

そのへんはわかりませんが

頻繁に使っています。

ホームランド

9年間にわたって放送された、

アメリカでも人気のドラマです。

 

私たちが目にしない、

水面下の政治的な動きがあって

安全が保たれたり、戦争が回避されたり。

Homelandoというと

祖国という意味もありますが

国土安全保障省(the Department of Homeland Security)も

意味しています。

 

もしこれが実話で

もしキャリーが実在の人物で

もしアメリカの参戦を回避した人々という書籍が

出版されたとしても

彼女の功績がそこに記載されることはないでしょう。