♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

介護のお話 どこで看るか

どこで看るかは三択しかない

病院で看る

病院は介護施設では無い。

治療の場です。

単に認知とか自力歩行できないとかでは

入院はできません。

 

入院治療が必要な持病があれば

それは可能ですが

通院で治療できる場合は

入院できません。

つまり、病院で介護のみは

できないってことです。

 

家で看る

介護保険で、一定の範囲内の

補助は受けられます。

階段や壁に手すりをつけたり

知り合いのお宅では

昇降機をつけていましたが

ある程度歩ける方だったので

踊り場などは

自分で歩いていました。

 

介護ベッドのレンタルもできます。

普通のベッドでは

介護する人が屈んだ体制で

お世話をするのは大変ですし

寝たままで食事を摂ると

誤嚥の原因になって危険です。

上半身を上げて

寄りかかることもできます。

 

裕福なので借りるまでもない?

早まってはいけません。

不要になった時、処分が大変なので

借りる方がイイと思います。

車いすも借りることができます。

 

家で看るために必要なこと。

それは24時間誰かが

在宅していることです。

付きっきりで無くても

数時間ごとに

体位を変えたり

様子を見られること。

 

介護が必要な方=寝たきり・・ではない。

外に出て徘徊してしまう。

ガスコンロをつけてしまうなど

一時も目を離せない場合もあります。

 

場合によっては

誰かが仕事を辞めたり

別に住んでいる家族が

泊まり込みで交代したり。

 

パートの収入は

自分のお小遣いという主婦。

同居の義親の面倒を見るために

仕事を辞めることになると思う。

パートの妻と正社員の夫。

収入が少ない方が辞めるのが

妥当となる。

お小遣いは無くなるし

そのお小遣いで遊びに行く時間もなくなる。

 

夫は接待という名の飲み会で

、、、本当に接待か疑惑が生じる。

 

そりゃ、疲れて帰って来て

おじいちゃんが、

あーだこーだと言われたら

勘弁してくれって思うでしょうが

オメーの親だろが!・・・となる。

 

海外旅行好きな友人は

兄夫婦が母親の面倒を見てくれていたので

流石に自分ばっかり

遊びに行くわけにはいかないと

旅行を封印した。

 

介護鬱という言葉があります。

病人食と家族の食事を作り

体を拭いてあげたり

オシモの世話をして

わけわかんないことを

わめき散らされ

自分の時間が全く無くて

だけど義親、体は丈夫。

介護者は肉体だけじゃ無く

精神がボロボロになる事も。

 

大変ねって、お疲れ様って

口ではいくらでもいえる。

解放してあげる時間を

周りの人が

作ってあげなくちゃね。

 

施設で看る

いわゆる老人ホーム・・・といっても

その種類はいろいろあります。

 

民間施設

介護付き有料老人ホーム

住宅型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅
グループホーム

公的施設

ケアハウス

特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
介護療養型医療施設

 

基本的には民間の有料老人ホームは

入居一時金が必要なことが多く

その設備などにより

1ヶ月の費用も異なる。

また、要介護度に準じた費用も発生します。

介護度が上がるほど高額になります。

 

公的施設の場合は

入居一時金は不要ですが

(私の在住している区の場合)

入居待ちが1000人前後で

多いところは1800人を超えていました。

 

金額や待機人数だけではなく

認知症をうけいれてくれるか、

要介護度がどのくらいなのかで

入居の可否もあります。

いちばん費用が掛からない特養の場合は

基本的には要介護2以下の人は

利用できないそうです。

 

私たちの選択

私が認知になり、訳わからなくなったら

老人ホームに入れちゃってと

家族には言ってあります。

※今回色々調べましたが

入れちゃって…というほど簡単ではありません。

 

母とはそんな話をしたことがありませんが

彼女の性格からしたら

絶対行かないと駄々をこねる率120%

 

高校の担任とPTAの先輩

娘夫婦と孫娘と同居していた、

高校時代の担任の先生(女性)は

家が手狭になって

孫が一人暮らしをするなら

自分が老人ホームに入ることを自ら選択。

まだ介護が必要ではない時点です。

 

PTAの先輩、

ご主人が亡くなり

子供達も世帯を持って独立したので

それを機に老人ホームに

入居しました。

彼女はまだ60代なので、

そこで1番若いと言っていました。

社交的な人なので

郊外に1人で暮らすより

楽しいようです。

持病があるようですが

介護は必要ないので

共同生活みたいな感じかもしれません?

 

母と同居している妹は

家で面倒を見ると言うかと思いましたが

意外や意外、

有料老人ホームに入れる意向。

 

最初に救急搬送された病院の医師も

家で介護するには限界があるので

施設も視野に入れた方が良いと。

私もそれには賛成でした。

 

それに加えて

褥瘡の手当てもあります。

薬を塗布し特殊なガーゼのようなもので

覆うだけなら私にもできますが

万が一悪化した場合でも

素人では判断付きかねる場合もあります。

 

2ヶ月くらい入院していたので

自力で歩行できません。

 

私たちの誤算

母には、病院より自由度が高い

リハビリと治療をする施設に

転院したと言ってあります。

 

退院する2週間くらい前から

せん妄や軽度の認知が

起きていたので

老人ホームとは思っていませんが

「年寄りが多くて

老人ホームみたい」には

ちょっとドッキリ。

 

リハビリが必要な人は

みんな老人だよで、納得。

 

家で看るより、

物理的にも精神的にも

楽だと思っていましたが、

それは私たちの大きな誤算でした。

 

それについてはまた別の記事で。

 

この記事は私の介護体験を 書いています。

医学、介護の専門家ではないので

それぞれの状況により

対応も異なることを理解したうえで

参考にしてください。