2020年10月に投稿したフリンジですが
もうちょっと書きたいことが有るので
お付き合いください。
映画のストーリーは
なにかの事件が起きて解決して THE END!
そんな流れが多いのですが
ドラマは時間が長い分、色々な要素が絡まりあいながら
ストーリーが進んでいきます。
初期のストーリー
パターンと呼ばれる不可解な事件を
FBIのフリンジチームが解明していきます。
(フリンジ:立証、解明されていない科学)
国土安全保障省の特別捜査官フィリップは
(上の写真左上の眼光鋭い彼)
オリビアを嫌っています。
海兵隊の知人をオリビアがセクハラで逮捕したことを根に持って
嫌がらせをしてくるし
あからさまな態度をとるんですよ・・・。
ですがその知人が本当に悪い奴だったことが判明し
後には良き上司となるわけです。
そして、謎を解明するために
オリビアはウォルター、ピーター親子と
タッグを組んでドラマは進行していきます。
中期のストーリー
話が進むにつれ、もう一つの世界が有ることが判明します。
パラレルワールド。
オリビアは全く覚えていませんが
実は幼少期にウォルター博士の実験の被験者でした。
『コーテキシファン』と言う薬を投与されることで
特殊な能力を発揮していたのです。
後々この能力は大きく関わってきます。
パラレルワールドは並行宇宙ともいわれ
我々が存在する時空とは並行で
交わることが無い世界です。
現実社会とは微妙に違いますが
自分と同じ人間が存在しています。
これ、ドラマの中の設定なので
同じ人間が存在するのかはわかりません。
タイムトラベルのストーリーで
もう一人の自分と会ってはいけないという設定が
有りました。
もしタイムトラベル出来たとしても
その節は正しいのかは不明です。
パラレルワールドでは
ご対面はOKな用です。
このドラマに関していえば。
向こう側の世界とこちら側の世界には
同じ人間が存在しますが微妙に違います。
オリビアの母親が健在だったり
逆に、妹が亡くなっていたり。
こちら側の世界で自殺したピーターの母親は
向こう側の世界では健在だったり。
こちら側のオリビアと向こう側のオリビアの演じ分けが
うまいです。
もちろん髪形やメイク、衣服や歩き方など
差別化しやすい設定になっていますが
それでもちょっとした表情や動きで別人であることが
表現されています。
吹替えの声優さんの力も有るのかな?
左側 こちら側のオリビアは記憶力に優れ
スーツ姿
右側 向こう側のオリビアは狙撃の名手で
ワークブーツに革ジャン
こちら側の世界のウォルター博士は
ある目的のために脳の一部を切り取っていて
ちょっとボケちゃっている部分も有りますが
向こう側では国防総省の長官となり
自分たちが存在する世界が破壊されることを防ぐため
こちら側の世界を破壊しようとします。
こちら側の主要メンバーが時空を超えて
向こう側へ行きますが
オリビアは戻り損ね、
向こう側のオリビアがなりすまして
こちらの世界にやってきます。
そんなの無理でしょう?
いえ、記憶を全部移行しているので大丈夫なんです。
そんな、こちら側と向こう側の世界の
せめぎあいが有りますが
最終的にはお互い理解しあい
それぞれの世界に戻ります。
これ言っちゃってよかったかな?
いや、まだその後が有るので大丈夫だと思います。
- tv.rakuten.co.jpより引用
シーズン2の、向こう側の世界で登場するリンカーン。
(一番右)
彼も両方の世界に存在しますが
向こう側の彼が殉職し、
こちら側のオリビアに気持ちを伝えられない思いから
あちら側に残ります。
後に、あちら側のオリビアと結婚し子供も。
※ちょっとネタバレ多かったですね。
シーズン4のラストはめでたしめでたし。
後期のストーリー
ファイナルシーズンではすべての謎が解き明かされます。
意味が解明され腑に落ちます。
初期からたびたび登場する監視人(オブザーバー)
彼らがこのドラマのカギを握っています。
黒いスーツにハット。
髪の毛も眉もない彼らは
感情を排除し知性を高めて行った末の進化した人類。
人の考えを読むことが出来、銃弾を手で受け止める能力も有り、
未来から送り込まれた科学者です。
歴史上の重要な部分に必ず登場しています。
彼らは傍らで見守るだけです。
・・・なはずでしたが、彼らが現存する2036年の世界では
彼らが社会を牛耳っています。
2015年のある日、世界は監視人によって征服されます。
博士、ピーター、オリビア、アストリート
彼らはアンバー(琥珀)に閉じ込められ2036年に救出されます。
人類はこのどれかに属します。
監視人
ロイヤリスト(監視人に服従)
ネイティブ(どれにも属さない人間)
レジスタンス(監視人に抵抗)
オリビアとピーターの娘であるヘンリエッタは
レジスタンスとして活動し
救出された両親と再会します。
監視人の支配から世界を取り戻すには
2167年の世界へ行き、ある科学者と会わなければいけない。
過去へ送られた監視人は12人。
それぞれ1月からの名前がついている。
9番目の監視人Septemberは
ウォルターが抱く息子への愛情を見て
失くしたはずの感情がよみがえる。
しかし、それは監視人としては欠陥品とされ
人間として生きることを強いられる。
それは彼にとって罰ではなく幸せなことだった。
ウォルター博士が息子のピーターをハグして言います。
「お前は、私のお気に入りだよ」と
誇りに思うとか、自慢の息子と言う表現はよく聞きますが
「私のお気に入り」なんて素敵な表現なんでしょう。
ここグッときます。
誰かのお気に入りになれるなんて
素敵ですよね。
そして、彼は世界を救う子供マイケルと一緒に
時空を超えて行きます。
ラストシーンはSFではなくヒューマンドラマ仕立てです。
もう一人気になる
フリンジチーム、縁の下の力持ち
アストリート。
彼女がすごくキュートです。
FBI捜査官で言語学や暗号、もちろんコンピューターにも長けています。
博士の助手としてだけではなく身の回りの世話などもやっています。
とっても優しいんです。
博士を叱るときも、言葉に愛が有ります。
博士はいつも彼女の名前を間違えます。
とりあえずアがつく名前で呼びますが
時には一字もかすらないことも。
最後に言います。
「素敵な名前だね。アストリート」
最後にちゃんと呼んだ。
ちゃんと呼んだのは最後だから?
本当はわざと間違えたふりをしていたのかも。
この絵が気になる
CMあけ?
話の切り変わりにこの画像が出てきます。
1アイテムずつ。
この謎は、ある部屋からワープした世界でわかります。
注意して見ていてくださいね。
- cast-note.comより引用
最後の感想は
ドラマなので
機械や薬品の名前も現実に有るものだったり
架空のものだったり。
色々な装置が出てきたり時空を超えたり。
ちょっと寝落ちすると、理解が困難になります。
最終的なテーマ、それは愛じゃやいのかな。
やっぱり、愛は世界を救うのね。