♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

洋画 メメント

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画像はiam03.comより引用

メメント

メメント、ラテン語で思い出せ!

 

ポラロイド写真を振るクローズアップから

シーンが始まる。

写真はだんだん鮮明に色濃くなっていくはずなのに

どんどんぼやけていく。

そう、これは逆再生。

 

記憶持続時間10分

強盗に頭部を強打され

記憶時間が10分しか持続できない。

過去の事は覚えている。

亡くなった妻の事は

フラッシュバックのように思い出す。

 

車の運転はできる。

 

大事なことはメモをする。

そのメモは常に目に入るような場所に置く。

そして究極のメモは自分の体。

自分の体にタトゥーでメモをする。

時には針とインクで自彫り。

時にはショップに行って。

 

上半身の文字は

鏡に映して読むように

逆に彫っている。

 

常にポラロイドカメラを持ち歩く。

自分の泊まっているホテルが分からなくなるから。

出会った人の顔と名前が記憶できないから。

そして、余白には

名前だけではなく

どんな人物かも書き込む。

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画像は公式サイト、Amazonprimeより引用

カラーとモノクロ

映画はカラーのシーンとモノクロのシーンが

交差して描かれる。

カラーのシーンは時系列に遡って描かれ

モノクロのシーンは

時系列通りに進行する。

見ているとそれがあまり気にならない。

気付くとモノクロに

気付くとカラーになっている。

 

大抵のドラマや映画は

時系列を遡る時に

1年前、3カ月前、そんな風に

テロップが出る。

 

メメントでは全くその説明が無い。

単純に言うと

ストーリーを10だとすると

9,10を描いた後に

3,4が描かれ

そのあとに7、が出てくる。

そんな感じ。

とにかくバラバラに描かれる。

 

結果が有って、

その後にそこに至るまでの経過が描かれ

そういう意味かと理解できてくる。

 

目にしたストーリーが上書きされ

それと同時に

自分の想像で埋めていた部分も

大幅に修正されて見せられる。

 

ここを見れば時系列が分かる

服装や顔の傷などで時系列がある程度わかる。

レナードの服装 チェックのシャツにベスト 高級スーツ
左ほほの傷 無し 有り
トラック ジャガー
ホテルの部屋 21号室 304号室
ナタリーの顔 傷無し 殴られた跡、唇裂傷

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細部まで見逃せない

作り手にとってはまさにTRICK。

トリックにまんまとはめられるのは

登場人物ではなく

見ている私たち。

 

レナードの左手の甲には

”サミーを忘れるな”

何をしていても目に付く位置に

彫られています。

 

サミーは事故の後遺症で

記憶が数分しか持続しませんが

それが保険金詐欺かを調べるのが

レナードの仕事。

これはレナード自身の投影なのでしょうか?

事実と体験と記憶が交錯して

作り上げた架空の人物かもしれません。

 

レナードはジョン・Gという男を追い続けます。

テディーの免許証の有効期限は

うるう年ではない2/29。

※こんな細かいことは気づきません。

 参考サイトからの情報です。

全てのつじつまが合わないのは

全てがレナードの妄想なのでしょうか?

全ては見る側の解釈

レナードがタイムループを繰り返している。

レナードは実在しないジョン・Gを求めて

見つけた相手をジョン・Gに仕立てる。

レナードは精神を病んで施設、あるいは

刑務所にいて、これは全て妄想の中の出来事。

レナード自身が実在せず、

サミーが脳内で作りだした架空の人物。

 

あなたの推理は?

Amazonprime(字幕のみ)で視聴

 

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