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生きることって楽しいを見つけることじゃない?

海外ドラマ LOW & ORDER(ロー アンド オーダー)性犯罪特別班 VOL.2

akiba-plus.comより

1999年から放送が開始、

現在シーズン24まで撮影され

アメリカプライムタイムのドラマでは

最長記録を更新しています。

(2023.8月現在Huluでは23まで視聴可)

邦題のサブタイトルが

性犯罪特別班となっていますが

原題ではlow & Order=法と秩序

Special Victims Unit、(略称SVU)

特別被害者対策班となっています。

 

印象に残るエピソードをいくつか紹介します。

 

オリビアとノア

オリビアは

亡くなった事件の被害者の赤ちゃんを

養子として迎え育てていますが

その父親が服役中で

かなりの悪党だということが

DNA検査で判明しその事を

告知する義務が生じました。

 

相手はたいてい親権を求めてきますが

それは愛情ではなく嫌がらせ。

認められれば、たとえ服役中の父親でも

面会の権利を与えることになり

刑務所まで連れていく事になります。

 

もし釈放されれば裁判所が決めた頻度で

父子が一緒に生活する権利も

与えられてしまいます。

 

裁判で重い刑が決まった父親は

係員の銃を奪って発砲し

結果的には射殺され

子供が奪われることはなくなりました。

 

犯罪者のDNAは遺伝するのか?

オリビアには心配事がいくつかあります。

ノアが大きくなった時

父親のことを聞かれたら

どう答えるべきか。

今のネット社会、

調べればすぐにわかってしまいます。

ノアがそれを受け止めることができるのか。

 

もう一つの心配事は

犯罪者のDNAが遺伝するかどうか。

遊んでいて友達と喧嘩した時、

自我が目覚め、わがままを言い、

オリビアを突き飛ばした時、

彼女はそれが反抗期なのか

生まれ持ったものなのか不安になります。

 

真実を明かすか

夫のスマホに妻から助けを求める電話が。

見つかった車には妻と娘の血痕。

夫のDVが判明し遺体が見つからないまま

犯人として逮捕されます。

 

ところが妻子はDVを受けている女性を

偽装して隠密裏に避難させる団体によって

かくまわれていました。

 

そしてそれを率いていたのが

元SVU専属の検事補キャボット。

 

たとえDVが有ったとしても

殺人犯という冤罪にはできないので

オリビアは真実を明かします。

 

念のためカリシ刑事が

護衛として付き添い車で送る途中

時速80kmでブレーキ痕もなく

突っ込んできた車によって

妻は無くなります。

ドラマは夫の差し金であることを

匂わせてはいますが

エピソードはそこまで。

 

元SVU専属の検事補キャボットが仕組んだ

殺人を犯していない人間の冤罪に

加担すべきだったのか・・・

 

バーバの選択

ある日、シッターが縛り上げられ

ベッドにいた赤ちゃんが誘拐される。

その子は考えることも感じることもできず

機械で生かされていた。

 

妊娠中にそれが判明していながら

夫の反対を押し切って生むも

疲弊して裁判所から

生命維持装置を切る許可を取り付け

それを知った別れた夫が

子供を守るために誘拐していた。

 

無事子供は戻るが

母親は自分のエゴであったと

産んだ選択を悔やむ。

 

生命維持装置を外す許可を得ながら

それを自分の手でできず

SVU専任の検事バーバが力を貸す。

 

彼はそのことで検事の職を辞するが

オリビアに

「白と黒だった私の世界に

君が色をくれた。僕は君になった」

そう言って去っていく。

※生命維持装置を彼の手で外したか

 その辺記憶があいまいです。sorry!

 

ピーターの選択

バーバの後任でSVUの検事になったピーターは

元シカゴカブスのピッチャーで

靭帯損傷から引退後、

地方検事になった経歴の持ち主。

 

ある事件ではレイプ犯として訴えられますが

仲間たちの頑張りで真犯人が判明し

検事の資格は守れました。

 

全員が犯人だとわかっていながら

有罪にすることができない大物を

同じ思いの弁護士(検事だったかな?)と手を組み

証拠を捏造し有罪を勝ち取ります。

 

証拠捏造を見抜いたオリビアに

検事である前に

人間として正しい事を選択したと告げ

オリビアのまっすぐなところが

(人間として)好きだと言って

職を辞して去っていきます。

 

臓器の価値と選択と判断

頭がい骨骨折で亡くなった娘の遺体を見て

両親は不審に思った。

病院で手術中に亡くなったのに

開胸を縫合した跡が有ったから。

※不審死ではないので開胸されることは無い

 

医師は両親の許可を得ず

臓器を勝手に摘出し

心臓を救急ヘリで送ろうとしていた。

それは法で禁じられている。

 

オリビアは

今まさに飛びたたんとするヘリを止め

隊員から心臓を取り戻す。

 

この医師は今までも

承諾書のサインを偽造し

亡くなった子供の臓器を

勝手に移植に使用していた。

 

子供を亡くした直後の親に

臓器提供を求めるのは

なかなか難しい。

 

この時、移植を受けるはずだった少年は

医師側の証人として裁判の席に着くが

移植を受けられなかったことで

数日後に亡くなってしまう。

 

臓器提供は時間との勝負であるが

親の気持ちに寄り添うと

それを望むのは難しい。

 

だからと言って何のオファーもせず

勝手にというのは医師のモラルに反する。

 

オリビアは刑事という立場から

とっさの行動で阻止したが

救急隊員の目をつぶってくれという言葉に

耳を貸すべきだったのか。

 

おばあちゃんがまさかの行動

オリビアの養子ノアの母親は

親との確執から家出し

娼婦に身を落とし

犯罪に巻き込まれ亡くなる。

 

両親は他界したと聞いていたが

ある時彼女の祖母と名乗る人間から

血縁の自分に養育権が有ると

訴えを起こされる。

 

が、祖母から歩み寄りの提案を受け

時々会ったり

一緒に出掛けたり

時にはシッターをお願いしたり

良い関係になりノアもなついていた。

 

ある日、買い物中の祖母から

ノアが誘拐されたという連絡が入り

捜査が始まるが

実は彼女がノアを自分のものにするために

仕組んだ狂言だった。

娘との確執をノアを愛することで

埋めたかったのかもしれない。

 

まさに人間ドラマ

世の中は白と黒には分けられないが

法を守る立場においては

それを分けなければいけない時もある。

 

このドラマでは

刑事たちの生き方や考え方を含め

社会的な問題提起もしている。

邦題のサブタイトルは

アメリカと同じ特別被害者対策班に

なぜしなかったのかと

疑問に思う。

考えさせられるエピソードも

たくさんあるのに。