クロマキー合成機能
TVでよく見ますよね。合成の画像。
グリーンやブルーのスクリーンの前で人物を撮影し
別撮りの背景と合成するアレです。
魔法のカーペットで空を飛ぶシーンなんか
まさにそれです。
グリーンやブルーの背景を使う理由は
肌の色と補色の関係に有るからです。
IMovieのクロマキー合成
iMovieを使ってみた⑧では
透過処理をした文字を
ピクチャーインピクチャーで
大きさや位置の変更をして配置しました。
同じような機能ですが
グリーン/ブルースクリーンを使って
合成をしてみます。
ユーチューバーのように
人物とバック(景色など)を合成する場合は
ブルーシートを壁に貼ってその前で撮影し
この機能で合成します。
透過処理をしないで作ってみた
iMovieを使ってみた⑧で使用したアイビスペイントで
イラストをを書いてみます。
マイギャラリー>+(左下)>SDサイズ
この画面をブルースクリーンにしてしまいます。
左から2番目のアイコンでツールバーを呼び出し
塗りつぶしを選択します。
ブルースクリーンの範疇がよく解りませんが
ブルーシートみたいな色ならOKと言うことで
真ん中あたりに有る■(デフォルトでは黒)をタップし
色味を作ります。
上から222° 91% 91% 100%でOKでした。
左側が土台を塗りつぶしたところです。
透過にする場合は2のレイヤーに書きますが
今回はブルーが透過色になるので
その上に直接描いても大丈夫です。
左側がブルーで塗り潰したところ。
右側がその上に描いたところです。


画像では透過PNGで保存していますが
ブルー自体が透過されるのでPNGで保存しても大丈夫です。
右側はiPhoneフォトの画面です。保存されています。
ここまでで、アイビスペイントの作業は終わりです。


iMovieで裏技を使う
グリーン/ブルースクリーンの最大の欠点。
それは画像が中心に来てしまうことです。
大きさを変更したり端に寄せることができません。
でも、裏技を使えば可能です。
どんな世界にも抜け道は有ります(と思います)
①ピクチャーインピクチャーで配置決め
+(新規作成)>ムービー>ムービーを作成
左側の+で写真を選択。
その時選択するのは
アイビスペイントで塗りつぶしておいた画像。
先ほどイラストを描いた土台と同じ色、
上から222° 91% 91% 100%です。
もう一度+をタップして先ほど保存したイラストを
ピクチャーインピクチャーで(・・・で選択)
取り込みます。


タイムライン(作業スペース)では2段に分かれていますが
プレビューでは一体化しています。
黄色く囲まれているアクティブ状態になると
右側にツールが表示されます。
(プレビュー画面)
アクティブでない時には見えていない状態です。
十字キーで移動し、2本指でつまんで大きさを調整します。
一旦完了し、ビデオを保存します。
フォトに保存されます。
これは配置・大きさを決めるための作業です。
【ポイント】
ピクチャーインピクチャでは
画像の位置や大きさを自由に変更できる。
ただし、バックの青い色が残ってしまう。


②ブルースクリーンで透過画像を作る
行ったり来たりの作業でちょっと面倒ですが
慣れればそうでもない。
思い通りにできた感動を考えれば
どうってことないです。
iMovieを使ってみた⑧で文字入れをした動画に
イラストを足してみます。
この動画はIMovieのプロジェクトに保存したままの場合は
文字・BGM・動画が結合ざれていないので
必ずビデオを保存でフォトに保存してください。
※結合されている場合、
タイムラインに表示される画像は
1本になっています。
+をタップし動画をタイムラインに読み込みます。
+をタップし先ほど作成した合成済のイラストを
読み込みます。
左側が土台になる画像です。


画像を選んだら(右上)・・・で
グリーン/ブルースクリーンを選択。
タイムライン(作業スペース)には
土台の画像とイラストの画像が2本になっていますが
プレビュー画面では重なって表示されています。
しかもブルーの土台の色が消えています。
まるでMAGIC!
AMAZING!
この時にはハートの位置も大きさも変えられないので
ピクチャーインピクチャー作業時に
決めておく必要が有ります。
イラストの部分を一旦伸ばし
ところどころ切り取って見え隠れするようにしてみました。
上級者じゃないのでリズムに合わせるところまではちょっと。
出来上がりはこちら。
— 421miyako (@421miyako1) 2020年7月28日