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生きることって楽しいを見つけることじゃない?

海外ドラマ 1分1秒の軌跡

1分1秒の軌跡

Amazonprimevideo吹き替え版で

2024-2025 視聴

メキシコドラマ

 

原題 CADA MINUTO CUENTA

直訳すると1分1秒が大切

英語ではEVERY MINUTE COUNTS

直訳すると一刻を争う

     1分毎が大事

 

メキシコの大地震

1985年9月19日木曜日、朝7時17分

M8.1(Wikipediaでは8.0)の地震が

メキシコに最大級の被害をもたらしました。

 

メキシコの太平洋側では

長期間大規模な地震は発生しておらず

地震空白域と言われていました。

 

震源地はメキシコシティーではありませんが

震源から300km以上離れたメキシコシティーでの

被害が大きかったのは、

この場所が湖を埋め立てた立地で

深さ7m〜307mは水分を多く含む軟弱な地盤ながら

かつての湖底が固い地盤であるため、

地震波の反射と増幅により液状化現象が起き

長周期地震動と建物が揺れる振動が一致して

共振を起こし、公共施設を含む多くのビルが

パンケーキクラッシュを起こし、

倒壊しました。

当時、倒壊の原因は建築基準の甘さとされ、

長周期振動が原因と判明したのは

近年になってからのとのことです。

 

【パンケーキクラッシュ】

日本語では層崩壊。

倒壊した階層が平たく押し潰されている様子が

パンケーキに似ていることから言われた

和製英語。

 

いくつかの視点から描かれたストーリー

地震自体は事実なのですが

登場する人物はモデルがいたのか

全くの創作なのかは定かではありません。

医師の視点から

総合病院の産婦人科医アンヘルは

看護師の夫が経営している食堂で

地震に遭い、

急いで病院へ戻ると崩壊の最中でした。

 

消防も警察も助けに来ない中で

周囲と協力して瓦礫をどけながら

救援に向かいます。

 

素人がむやみに行っては

危険だという声も有りましたが

やってこない支援を

手をこまねいて

見ているわけにはいかなかった。

 

看護師たちはバケツリレーで

新生児を運び出しますが

老朽化した建物は徐々に崩れ落ち

何人かの看護師と新生児が

閉じ込められてしまいます。

 

瓦礫の下敷きになり母親は死亡しましたが

お腹の中で赤ちゃんが生きています。

帝王切開で取り出したその子を

大切に抱きしめるのは、ひいおばあちゃん。

 

産後に亡くなった女性でも

しばらくは母乳が作られます。

救援物資が届かない今

ミルクも経口補水液もなく

赤ちゃんたちは脱水症状寸前。

 

アンヘル医師は彼女の夫に

搾乳をお願いします。

 

ジャーナリストの視点から

カミラはジャーナリストを目指してましたが

エロプロデューサーに

スカートを短くと言われたり

報道番組には若すぎて

説得力が無いと言われたり。

 

カメラマンと二人で取材中、

地震に遭遇します。

これを報道することで

一旗揚げようとする強欲さ満々でしたが

取材を続けるうちに

大切な使命であることを自覚していきます。

 

ガブリエル・アルベルトの視点から

トラテロルコの団地に住むガブリエル。

夫アルベルトは会社をクビになり無職に。

 

議員秘書をして家族を養っていた彼女は

夫のふがいなさにイラついていた。

夫がクビになったことと

この地震とは大きなつながりが有った。

政府の対応

未曽有の災害に政府の対応は遅れ、

それぞれの場所で救援活動していたのは

一般人だった。

 

そして政府は愚かにも

海外からの支援を断っっていた。

控えているFIFAワールドカップの開催国として

自力でできるというスタンスを

世界に示したかった。

 

実はそれだけではなく

観光大臣やTV局が

キャンペーンのバックマージンで

懐を肥やしていたので

万が一開催されなくなると困るから。

 

政府が救援部隊を送る場所は

「救援しています」

よりアピールできる場所。

 

そして救援部隊が到着する前に

救援活動をしたものを

逮捕するとまで言い出す。

 

カミラはこの現状を

広く知らしめようと画策するが

政府によって妨害されてしまう。

 

地震の多い日本

実際はわかりませんが

メキシコ映画やドラマで見るお国柄が

正しいとしたら

政府の対応も不思議ではない。

※実際このような対応だったのかは

わかりません。

 

日本のように地震の多い国では

耐震にも様々な対策が施されています。

小学校の頃から

地震の避難訓練って有りましたね。

机の下にもぐったり。

 

国や規模よっては屋外に逃げる方が

安全な場合も有ります。

 

私が住んでいるマンションも

今、耐震工事をしています。

幹線道路に面しているので

万が一倒壊したら

緊急車両の通行が困難になるので

区からもかなりの補助金が出ています。

こんな看板が掲げられています。

とはいう物の

全額国が負担してくれるわけではなく

積み立てた修繕費なども底をついて

管理費が上がりました。

通帳を見てみたら

30年弱の間に倍以上に。

これは集合住宅アルアルです。