♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

洋画(じゃないけど)プラン75

公式サイトより

プラン75

2024年6月Amazonprimeで視聴

2022年の邦画

1時間52分

 

今までも洋画以外を

何度か紹介したことが有りますが

今回はnoteの記事を書くために視聴しました。

 

私が見ないカテゴリーの映画なのですが

noteのテーマがfrom age of 70だから

プラン75とは

時代設定は近未来なのですが

街の様子も、役所の雰囲気も

使っている電話機も何もかも今と同じ。

未来的な要素は何もありません。

 

少子高齢化が進み

老人は国民のお荷物と化す。

その対策として議会で承認されたのが

プラン75。

 

75歳になったら申請できます。

自らの人生を終わらせるお手伝いをしてくれます。

家族の同意書も、身分証明書も、

面倒な手続きは一切ない。

これも気持ちが変わらないようにするため。

私みたいな人間は

手続が面倒ならやーめた!ってなるから。

 

分岐点は75歳

映画の中で、申請できるのが75歳。

って若すぎないですか?

 

日本人の平均寿命は男性でも81歳。

一方健康寿命となると

男性73歳、女性75歳(四捨五入)

この数字にびっくり。

 

健康寿命というのは

健康上の問題で日常生活が

制限されることなく生活できる期間。

制限の捉え方にもよりますが

設定の75歳は根拠が無いとは

一概に言えないのかもしれません。

三者三様の捉え方

登場人物には3つ異なった立場があります。

ミチや幸夫のように申請する立場の人

ヒロムや瑤子のように業務を担う立場の人

マリアや藤丸のように関連施設で働く人

面白いかつまらないか

映画もドラマも好みなので私は断定はしません。

映画は娯楽という捉え方をすれば

これは娯楽には該当しない。

 

コールセンターの職員は

気が変わったらやめられますといいながらも

その業務は気持ちが変わらないようにすること。

 

申請者は皆、追い込まれた人たち。

身寄りが無かったり頼れる人がいない。

心のよりどころが無い。

生活の基盤も危うい。

 

一見老人問題に一石を投じる、

社会派のようにも感じられるけれど

私には大海に小石のような感じがしました。

 

ヒロムや瑤子は申請者とかかわることで

気持ちに変化が起こります。

ただ変化が起きただけで終わります。

 

ミチと幸夫は場所が違っていたら

(見れば意味がわかります)

逆の結果になっています。

そこでストーリーは終わっていますが

え?その後どうするの?

アパート引き払っちゃったし

10万円貰っちゃったし。

この10万円で特上のお寿司も食べちゃったし、

返却を迫られても全額は残ってない。

返さなくてもいいとなると

プラン75詐欺が横行しちゃいます。

一見すがすがしいようなエンディングに見えますが

私のもやもやは消えません。