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海外ドラマ プロディカル・サン 殺人鬼の系譜

プロディカル・サン 殺人鬼の系譜

Amazonprimevideo吹き替え版で

2024年10月視聴

2シーズン

最近長いドラマばかり見ていたので

短いものを選んでみました。

打ち切りになった理由が気になります。

 

prodigal :浪費家

     放蕩者

     放蕩息子

 

【系譜】

● 一族代々のつながり。師弟関係などのつながり。
● 同じような要素・性質を受け継いでいる事物のつながり。

見ていくうちにタイトルの系譜の意味が

要素・性質を受け継いでいると思えてくる。

 

私たちは同じなんだ

1998年 NY

「マルコムこれだけは覚えておいてくれ

お前は私の子だ。

私たちは同じなんだ。」

そう言って父親が警察に連行された。

 

マルコムの父親は

外科医と呼ばれるシリアルキラーだった。

(実際の職業も優秀な外科医)

 

医者の仕事で人を殺した事は無いと

わけわからない自慢をしている。

【シリアルキラー】

異常な心理的欲求のもと、

長期にに渡り、一定の期間をおきながら

複数の殺人を繰り返す連続殺人犯

 

同じDNAが流れているんだということを

マルコムに伝えたかったのでしょうか。

 

2019年マルコム、捜査官になる

成長したマルコムはFBIの捜査官になるが

シリアルキラーの逮捕時に

保安官とちょっと行き違いがあり

殴っちゃったもんだから

あっさり首になる。

 

お父さんと似ている自分の心に

苦しんでるんじゃないか?

心的外傷のストレスを抱えるナルシスト

そんな風にお偉いさんから言われちゃう。

 

2009年お父さんは精神病院在住

殺人犯はまあ、頭がおかしいけど

恨みを持ってとか

金品を盗むためとか

正当とは言い難いけれど

周りを納得させる理由がある。

 

シリアルキラー、サイコパスなどの

殺人犯となると

完璧に精神を病んでいる。

 

こんな父親を持てば

忘れてしまいたい、距離を置きたい、

普通はそう思うはず。

ハーバードに入学したマルコムは

犯罪心理学の研究の為

父親の房を度々訪ねる。

そしてクアンティコへ行くと言います。

【クアンティコ】FBIの本部が有るので

FBIの事をこういう呼び方もします。

 

アメリカドラマも色々見ていますが

こんな形の面会は初見です。

 

捨てる神あれば拾う神あり

そんなことわざも有りますが

世の中そうそううまくは行かないけれど

これ、ドラマなので

拾う神が登場します。

NY市警からプロファイラーとしての

オファーを受け、

最初に手掛けた事件は

外科医と呼ばれるシリアルキラーの模倣犯。

 

容疑者の家に踏み込みますが

彼は容疑者ではなく利用されただけ。

そして、彼を助けるために

マルコムがとった手段は・・・

私ならこれで助かるより

いっそ爆死してしまいたい。

 

その彼、後のエピソードに

ちらっと登場します。

彼にとっては結果的に吉?

マルコムの闇

マルコムが夜驚症(やきょうしょう)なのは

父親がシリアルキラーだという

心理的な要因なのだろう。

 

睡眠中に突然起き出し、

叫び声をあげるなどの

恐怖症状を示すので

家で寝る時は手かせと

マウスガードを装着している。

 

だから女性を家に泊めたことが無い。

一度泊めた時なんか

幻覚で錯乱し彼女を殺しかけた。

 

彼は欠落した記憶に

ずっと悩まされている。

※後に解明されます。

 

シリアルキラーの家族って

普通は身を潜めて暮らしていると思う。

本人たちには何の非が無くても

後指さされたり石なんか投げられたり

嫌がらせの電話が来たり

子供はいじめられたり。

 

だけど彼の家は裕福で(ママが裕福)

NYでも屈指の名門。

だから、ママはは平然と

パーティーなどに顔を出している。

 

なかなか気の強いママで

成人した子供に口を出す。

マルコムが超豪華な部屋に住んでいるのも

そのビルがママの持ち物だから。

 

慈善団体などに寄付をするなど

なかなかいいところも有ります。

名前を聞くといやがられるからと

あえて匿名でとか。

ドクター・ウイットリー

マルコムの父親マーティン・ウイットリー。

マルコムは別の姓を名乗っている。

ドクターの房はパトロンのおかげで

富豪の書斎のような作りである。

 

なぜこういうところに住めるのかは

後のストーリーで判明します。

 

彼はマルコムに持ち掛ける。

自分の犯罪に関する知識で

捜査協力をしたいと。

それは愛する息子と

縁が切れるのを恐れているから。

 

アメリカドラマにありがちな立ち位置

アメリカの刑事ドラマには

警察官以外の身分の協力者が

多々登場します。

心理学者や、カウンセラー、

医者だったり、作家だったり、

学者だったり、探偵だったり。

 

現実では一つの事件に関して

その道のプロに捜査協力を

要請することは有りますが

全ての捜査に関してということは

まずないそうです。

 

で、この捜査協力を

依頼された人のあるあるは

♦ここで待ってろって言われても

必ず待ってない。

♦応援を呼ばずに単独行動をする。

♦危険な現場でもグイグイ入っ行く。

御多分に漏れず彼もそのタイプ。

 

こういう設定は難しいのかもしれない

刑事ドラマは数あれど

短期で終わってしまうもの、

何年も続くもの等様々です。

 

このドラマの場合は

マルコムが見たもの、記憶は

何だったのか。

それが解明できると

話の半分が終わってしまう。

 

毎回のストーリーで父親を絡める。

そうなってくると話も限定される。

 

その辺りが打ち切りの原因かもしれません。

驚きの最終話

結論から言うと、「え~」な

終わり方。

彼は以前も同じような行動をしています。

その時はママを守るためでしたが

今回はなぜなんでしょう?

 

その説明がないまま終わるのは

視聴者の「気になるぅ~」を

期待してなのでしょうか?