♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

トップダウンで丸ヨークアラン模様のセーターを編んでみた 編み方も紹介

とじハギなしトップダウンセーター

トップダウンという編み方を知ったのは

数か月前。

 

普通のセーターは

裾から上に向かって編んでいきます。

前後の身頃、両袖を別々に編んで

それぞれをはぎ合わせて作ります。

 

襟ぐりも半円形に減らし目をして

編んでいきますが

トップダウンの場合は

輪にして丸く編むので

後ろ身頃だけ5cmくらい長めに編み

それを前後差にします。

 

編み物で何が苦手かって、

このとじハギの作業です。

 

中でも難解なのが

身頃に袖をとじつける作業。

毎回「二度とセーターは編まない!」

固く決意するのですが

編み物は中毒性が有って

編みあがるとまた次を作りたくなります。

 

参考テキスト

前回はラグランスリーブで編みましたが

丸ヨークの方が

トップダウンには向いているかと思い

こちらの本を参考に編みました。

 

52ページの

アラン模様の丸ヨークセーター

 

これを選んだのは

丸ヨークでアラン模様ということも有りますが

ゲージが近かったからです。

※ゲージ(スワッチ)

15cmくらいの正方形を編み

10cmx10cmに何目・何段入っているかを

知る目安にします。

 

テキスト通りに編もう

大抵の毛糸の帯には

かぎ針、棒針それぞれの

推奨号数(針のサイズ)や

ゲージが記載されていますが

実際に編んでみるとかなり違うことも。

面倒ですがゲージは大事です。

 

テキストとゲージが違う場合、

身幅に関しては

目を増やせば(減らせば)いいのですが

ヨーク部分の分散増目が変わってくるのと

アラン模様の目数と合わなくなるので

針の号数を変えたり

編み方のきつさ(ゆるさ)で調整して

テキスト通りに編むことを推奨します。

 

編み方

編み図の詳細などは著作権が有るので

編み方だけ紹介します。

細かい目数や模様編みは

本で確認してください。

襟ぐりを編む

テキストではヨーク部分を作り目し

ヨークを編んでから

減らし目して目を拾い

襟ぐりのゴム編みを編んでいますが

私はゴム編み➡ヨークの順に編みました。

96目作り目をし7段ゴム編み

(テキスト2目ゴム編み➡1目ゴム編み)

丸ヨークを編む

テキストではヨークを先に編むので

ゴム編み部分は減らし目をしますが

ゴム編みを先に編んだので

144(ヨークの目数)ー96(ゴム編みの目数)

=48(増やす目数)

96÷48=2 

2目ごとに1目増やして144目にしました。

 

模様編みはテキスト通りです。

120cmの輪張りで編んでいます。

模様編みは見づらいので

毎段編むごとに抜き書きしました。

一気に書き写さなかったのは

どこを編んでいるかわからなくなってしまうから。

一見複雑なようですが

赤で囲った部分(ねじり表目)は

毎段同じ個所なので模様がずれたら

すぐにわかります。

前後差を編む

丸ヨークの最後の段、

テキストでは裏メリヤスで

ラインを入れていますが

デザイン的に好みじゃないので

表メリヤス編みにしました。

 

トップダウンで編む場合、

襟ぐりは前後同じなので

前後差の部分を後ろ身頃に追加して編みます。

※ここからはメリヤス編み

丸ヨークから身頃へ編み進める時に

前後それぞれ減らし目をします。

模様編みの部分で引っ張られるので

その分を減らすのだと思います。

減目の編み図はテキスト参照。

 

マチを足して身頃を輪にする

ラグランのトップダウンを編んだ時は

マチを作りませんでしたが

今回はテキスト通りに編みました。

 

身頃を編むときは、

袖は別糸にとって目を休めておきます。

試着できるように

休み目の糸は長めにしておきます。

 

別糸で鎖14目を編んで

前後の身頃はそこから目を拾ってつなげます。

この部分、わかりにくいので

動画でご確認ください。

後ろ身頃➡マチ(拾い目)➡前身頃➡マチ(拾い目)➡後ろ身頃

この順で輪にします。

前身頃を編むときに減目するのを忘れないように。

袖を編む

身頃はまっすぐ編んでいくだけですが

数段(1玉の残っている分)編んだら

先に袖を編みます。

 

身頃を編んで裾のゴム編み留めまで

完成させてしまうと

サイズ感が違うな…など

編みなおしたくなった時に

手間がかかります。

経験済みです。

 

そして袖の減目は面倒なので

先に片づけてしまい

楽な作業を最後に残しておいた方が

気分的に良い気がします。

 

袖の拾い目が一番面倒です。

模様編みの部分はそのまま針に移しますが

前後差の部分は段から目を拾うので

大きな穴があくようなら

一目増やして拾い、あとで2目一度にして

目数を調整します。

左右対称になりますが

テキストでは左袖の編み図しか無いので

右はこれと逆に編みます。

袖は細かく減目するので

何段目を編んでいるのかを

把握する必要があります。

正の字を書いていく方法でもいいのですが

書き忘れることも有るので

私のおすすめはこれです。

 

毎段マーカーを付けておくと

付け忘れも目視できるので便利です。

こんなに沢山有ってどうするって思いましたが

毎段付けるならこのくらい必要です。

テキストは2目ゴム編みですが

私は1目ゴム編みの方が好きなので変更しました。

 

ゲージが違うので袖が長めでした。

ゴム編み分を含め

10段くらい短くても良かったのですが

減目の計算がややこしいので最後の減目後に

1段加えて100段を96段に変更しました。

身頃を編む

あとは、身頃をまっすぐに編みます。

輪針の便利なところは針をつけたまま

試着ができることです。

身頃は120cm、袖は 60cmの輪張りを

使用しています。

 

着丈は好みの長さで。

テキストではゴム編みの最後は

伏せ止にしていますが

1目ゴム編み止めで始末しました。

※1目ゴム編み止めも動画で説明しています


www.youtube.com

まとめ

前回のトップダウンセーターも

ピンク系、今回も。

 

最初ミックスカラーの糸が足りなくて

脇から下を今回の色で編もうと思っていましたが

どうも可愛くない(納得できない)

 

ダイソーの通年と書かれている糸は

無くなると補充されるようで、

不足分を買いなおし

今回のピンクが余ったわけです。

 

アラン模様というと

オフホワイトのイメージが有りますが

ピンクやブルーなどで作ると

とってもかわいくなりますよ。

 

 ダイソーアクリル並太

  チェリーピンク

  385g

  ※使用量はゲージにより変わります。

 輪針12号120cm・60cm

棒針でも編めますが輪針で編むと

途中で試着するのに便利です。

※針の号数はテキスト、糸の推奨とは異なり

 12号で編みました。

 

おまけ

糸が残ったのでミニマフラーと

ハンドウォーマーも編んでみました。

(編み方は下記に)

全部着用すると

ピンクお化けみたいになっちゃいますが

ご安心ください、コートを着るので

見えるのはマフラーとハンドウォーマーだけです。

ゲージが違うので、

目数ではなくサイズを参考にしてください。