♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

洋画 TAR

Amebaブログより

TAR

2024年1月Amazonprime吹き替え版で視聴

2時間38分

 

最初に字幕が出ます。

音声が流れません。

心配いりません、故障ではありません。

 

その次は真っ黒な画面に

クレジットが映し出されます。

目新しいですが戸惑います。

 

リディア・ター

華やかな経歴を持つマエストロ、ター。

ベルリンフィルで女性初の

首席指揮者。

 

最初の場面は彼女へのインタビュー。

ここで、彼女の物事への考え方が

長々と語られる。

 

彼女は教鞭をとっている。

そこでは音楽的な指導ではなく

物の見方感じ方について

長々と語られる。

 

長回しのワンカット。

これを覚えるのはさぞかしって

余計なことを思ってしまう。

 

挑戦(Challenge)

彼女の元に届いた送り主が書かれていないプレゼント。

包みをほどくと出てきた分厚い書籍のタイトルは

挑戦(Challenge)

その1ページ目を破り取り、

そしてゴミ箱に捨てる。

 

これは何かの序章なのか。

私はパパ

ターはパートナーの女性と暮らしている。

娘が学校でいじめられた。

 

相手の女の子に言う。

「私はペトラのパパよ。

あなたのした事は知っている。

今度やったら君を懲らしめる。

このことを他の大人に告げ口しても、

誰も信じない。

私は大人だから。

神様はお見通しよ」

これ言われたら子供はビビる。

狂気を感じなくもない。

クリスタ

クリスタは危険人物。

クリスタについてのメールを削除する。

クリスタって誰?

 

クリスタは自殺していた。

25歳、若き指揮者の死として

新聞で取り上げられる。

ターから強要された性的関係を拒み

音楽業界で働けなくなるように

手を回されたから。

 

助手のフランチェスカは

指示されたクリスタのメールを

削除していなかった。

副指揮者に任命されると信じていたが

ターが選んだのは別の人物。

そして、ある日突然姿を消す。

彼女の家に残されたのは

裏切り者と書かれた紙。

 

不可解な出来事

ランニング中にどこからともなく

女性の叫び声が聞こえる。

 

夜中にメトロノームが鳴り出す。

 

若きチェロ奏者オルガーを送って

彼女が忘れた人形を持って追いかける。

廃墟のような建物から出たところを

襲われ、

顔面と背中にけがを負う。

 

地下から逃げ出して

階段で転んで倒れるが

襲われた場面は出てこない。

 

受け持った授業の動画がSNSに流れたが

それは言葉尻を捕えて

編集されたものだった。

 

NYポストには

セクハラ記事が掲載される。

 

クリスタは、自分に執着し

贈り物をしたり、

ウィキペディアを書き換えたり

完全に病んでいる。ターはそう言う。

 

家の棚に順番に並べられていた、

スコアーブック(楽譜)が

1冊消えている。

 

娘を連れて去って行ったパートナーは

自分に近づいたのは

ベルリンフィルで第一バイオリニストという

その立場を利用し

のし上がるためだと猜疑する。

 

ターはコンサートの指揮を外されるが

正装して現れ

新しい指揮者を引きずり倒す。

ターの狂気がすさまじい。

もはや彼女の音楽家としての居場所は

どこにもない。

 

ターの新しい場所

アジアのどこかの国にいるター。

漢字が書いてあるけれどどこだろう。

ウィキペディアで確認すると

フィリピンだそうです。

 

そこで彼女は指揮を始める。

カメラが客席をパーンすると

そこに座っているのは

人間ではない何か。

 

私としては彼女の狂気を

表現しているものだとばかり思いましたが

ウィキペディアによると

仮装したオタクたちのための

ゲーム音楽のコンサートだそうです。

 

この説明が無いとわかりませんが

もしかしたら

フィリピンでタクトを振っていること自体が

ターの妄想かもしれない。

これは私の推測です。

 

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