グラニースクエア
直訳するとおばあちゃんの四角形。
家に有る余った毛糸を使って
編み溜めたモチーフをつなぎ
ひざ掛けなどを作ったのでしょうね。
今やパリコレなどでも話題になっています。
DOLCE＆GABBANAより
今回は左のモチーフを使って作りました。
カーディガンコート
ひざ下くらいの長さの
ゆったりしたコートを編みました。
ボタンは付けていません。
できるだけ簡単に作れるように
袖も筒形にしています。
使用した糸
黒 並太 ３０g １８玉
他 ミルフィムソックヤーン（中細相当）
３５ｇ １９玉
両方１００均の毛糸です。
各段毎に色を変えるデザインもありますが
編みながらモチーフ数（コートの大きさ）を
決めたので（糸の必要量が決めにくい）
黒以外の部分は同じ糸で編んでいます。
１００均の糸はリーズナブルなのですが
大量に使用する時は
在庫が無い場合もあります。
今回も同じ糸後揃わなかったので
ソックヤーンは４色使いました。
４色の数も同数ではありません。
最初にゲージをとる
編み物で最初にする作業が
1cmに何目かを割り出す作業。
私、これあまり好きじゃないです。
今回はモチーフを１枚編んでみて
大きさを割り出しました。
編んでからスチームアイロンをかけると
少し大きくなります。
サイズは11.5cmx11.5cmでした。
つないでいくときにモチーフを一段（一列）増やすと
サイズも11.5cm増えるので
微調整できない場合は
サンプルは５段ですが４段にするとか
工夫が必要になります。
モチーフが小さいほど微調整ができますが
その分つなぐ手数も多くなるので
手間はかかります。
毎段同じ編み方なので楽です。
全体図
モチーフ数は作りたい大きさに合わせて
計算してください。
後述しますが袖がちょっと短かったのですが
もう一段増やすと長すぎるので
袖口に細編みを編んで調整しました。
下記図のベージュの２枚分は
モチーフなしでスクエアーネックにしました。
※ノーカラーのインナーに羽織ると
可愛くないので（好みです）
ベージュの部分にはラペルをつけました（後述）
後ろ身頃のモチーフ数を
奇数にしているものも有りますが
ボタンが無いので前が開きすぎないように
偶数枚にしています。
手順
必要数のモチーフを編む
スチームアイロンで整える
※アイロンをかけた方がつなぎやすいです
後ろ身頃
前身頃２枚（左右対称で）
袖２枚
上記各パーツごとにハギます。
中表にして鎖の外側の半目を救い
引き抜きとじにしています。
強く引きすぎるとツレるので注意！
各パーツができたら
スチームアイロンをかけます。
はいだ部分にキセがかかるので
アイロンできちんと開きます。
各パーツを組み立てます。
袖をつける時に中心を確認して
マーカーで仮止めしてください。
私は間違えてズレてはいでしまい
やり直しました。
仕上げ
いい意味で既製品っぽくするには
ちょっとした仕上げが必要になります。
各パーツをはいだら
袖口
裾
前立てに細編みを編みます。
袖が少し短かったので
細編みを８段編みました。
棒針で目を拾い、２目一度で減目して
一目ゴム編みで編んでみましたが
袖のふくらみが気に入らなかったので
やり直しました。
※お好みで
裾と前立ては別々に編みます。
先ず裾を編んでから。
両方偶数段にしたい場合は裏側から編み始めると
表目で終わります。
今回は３段編んでいるので表から編み始めました。
他の部分は１目から１目ずつ拾いますが
襟ぐりの角の部分は下記のように減目しています。
スクエアーネックの場合は
これで完成です。
ラペル
Tシャツの上から羽織ると
なんか可愛くない（個人の感想です）
スクエアーにするために
取り除いている部分に
モチーフを足して襟のようにしました。
既にふち編みをしているので
ほどいてやり直し？って思いましたが
このままはいで大丈夫。可愛くなりました。
赤線の部分をはぎます。
肩の部分ははぎません。
この部分は裏返しにめくるので
裏にしてハギます。
重さで襟のようにめくれ
その下のモチーフも下襟のように
程よく折り返っています。
上手く折れなかった場合は
見えない部分でとじでもいいと思います。
最後の仕上げはブランドタグです。
自己満足ですがこれが有ると
クオリティーが上がります。
このタグはプリンターで印刷できるので
お試しください（インクジェットでOK）
詳細はこちら🔗
エピローグ
モチーフ自体は簡単なのですが
襟ぐりの処理や
袖山と袖口の太さを変えようかなど
編みながら決めていったので
上手くできなかったら
ブランケットにするつもりでしたが
思いのほか可愛くできました。
ちょっと嬉しい。
動画もあるのでご参考に。
今回はちょっとだけナレーションも
入れてみました。
会話と違って
一人で喋るのは難しいです。
