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海外ドラマ Silk 王室弁護士マーサ・コステロ

画像はAmazon.co.jpより引用

王室弁護士マーサ・コステロ

原題 Silk

邦題 王室弁護士マーサ・コステロ

BBCの法廷ドラマ

AmazonPrime字幕版

2023年2月視聴

シーズン1~3

 

Silkとは

ちょっとややこしい。

王室弁護士というのは王室ファミリー専用の

弁護士みたいなイメージがありますが

どうも王立弁護士というのが正しいようです。

それは、弁護士の格付けみたいなもので

silkが勅撰弁護士

juniorがその下に付く法廷弁護士です。

 

法廷弁護士10年以上の経験を積み

口頭試問などを経て

任命されます。

 

勅撰弁護士はQC(Queen’s counsel)と呼ばれますが

これに任命されると

法廷弁護士とは違った法衣・かつらを

着用することができ

その法衣が絹だったことから

そう呼ばれています。

かつらと法服

2011年から放送されたドラマですが

一瞬、バッハ?モーツアルト?

現代のお話しです。

 

イギリスではいまだに裁判の場では

かつらと法服が着用されていますが

家裁、民事は例外です。

 

法廷での静粛さや公平さなどを保つとされ

身の引き締まる思いというのもあるのでしょうか。

法衣は襟元が可愛いですが

これ被るの、何気に恥ずかしくないのかな?

画像はAmazon、GYAO、exblogより引用

アメリカとの違い

アメリカの法廷ドラマはよく見ています。

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色々な違いが気になります。

 

見た目が違う

言わずもがなですが

アメリカ、日本で法衣をまとうのは

裁判官だけ。

イギリスではかつらまでつけています。

 

ただし、弁護士自身の申し出で

(それなりの理由があれば)

着用しなくても構わないそうです。

 

資料の扱い

日本の弁護士は鞄に入れますが

検事は風呂敷を使用しています。

①検察庁が裁判所に近い

②膨大な量でも包める

③書類は全て提出するため帰りの鞄が不要だから

(ネット情報)

 

アメリカドラマ、グッドファイトでは

革製のバインダーに挟んでいて

同じものを後輩にプレゼントする場面がありました。

使い込んだ感じがベテランの象徴かもしれません。

 

silkではローズピンクのひもでくくって

蝶結びにしていました。

白い紐も見ましたがたいていピンク。

ばらけちゃうでしょう。

これも昔からの風習なのでしょうか?

同じ事務所で弁護と訴追

このドラマの舞台はシューレン法律事務所。

ひとつの事件の弁護と訴追を

同じ事務所の弁護士が引き受けます。

今まで見たドラマの中ではありえない設定。

イギリスでは普通なのかはわかりません。

事務弁護士

イギリスの法律事務所には

事務弁護士という人がいます。

法廷で弁論はしませんが

依頼者と直接話をしたり

案件を見つけて来たり。

秘書的な役割を果たします。

 

司法取引

アメリカの法廷ドラマで多々登場するのが

司法取引。

このまま裁判になれば終身刑かもしれない。

ここで罪を認めれば懲役15年、

仮釈放で5年で出られる。

こんな風に弁護士から持ち掛けられる。

イギリスではこの制度が無いのか

ストーリーとして無かっただけなのか。

(調べる気なし)

レイアウトが全く違う

色々なドラマの記憶をたどって書いてみました。

日本では相対する立場の原告被告が

向かい合っています。

 

アメリカでは間をあけて横並び。

裁判官の方を向いています。

 

イギリスでは一つの机に横並び。

発言する時に立ち上がるのは同じなのですが

イギリスの場合は

机の上にもう一つ箱型の台があり

立ち上がった時に資料を置くようになっています。

 

裁判官が高い位置にいるのはわかりますが

アメリカ、イギリスでは

証言台も高い位置にあります。

 

そしてイギリスでは

被告が座っているのは

向こう正面のロイヤルシート。

高い位置にありガラス張りになっています。

 

日本もアメリカも被告と弁護人が並んで座り

何やらひそひそ話たりしますが

イギリスでは弁護人が後ろまで行って

ガラス越しに話ます。

 

※同じ国内でも地域による違いなどが

 あるかもしれません。

 ドラマで見た範囲内での記載です。

 

ストーリーと残念ポイント

ネタバレしていません!

シューレン法律事務所で働くマーサは

silkを目指す優秀な弁護士です。

ちなみにコステロという名前は

イタリア系かと思いきや

アイルランドに多い名前です。

(ネット情報)

 

同僚で同じくsilkを目指している、

クライブはリーダーと呼ばれ、

そんな奴じゃないだろうこいつ的な存在。

あだ名だと思ったら苗字でした。

 

事務所内の権力争いや

なんやかんやありまして・・・・

ただ、字幕版だと

弁護の内容がイマイチ入ってこない。

聞き取れるのはGuilty or Not Guiltyだけ。

 

シーズン1はちょっと退屈でしたが

2からだんだん面白くなってきて

3ではこの後どうなる・・・・ならない!

 

海外ドラマを見ていて残念なのは

私が加入しているVODでは

続きやラストシーズンが見られない事。

時間が経てばそのうち見られるかも。

 

もっと残念なのは

番組自体が打ち切りになる事。

このドラマがまさにそれ。

この後どうなるかが気になるのに

こんな終わり方でいいの?

 

最初からモヤットする終わり方、それは

Guilty!

と言いつつも、

イギリス独特の裁判制度や

重厚な建物、町並みなども

楽しんで見てください。