フランダースの犬
ざっくりとしか覚えていませんが、少年ネロと愛犬パトラッシュの話。
貧しく、多くの理不尽な目にあい、吹雪の中アントワープの大聖堂を目指し、
クリスマスを迎えた翌朝、憧れのルーベンスの絵の前で、
愛犬とともに冷たくなって発見されたというお話です。
だいぶ端折りましたが、アニメを見て涙したひとも多かったのでは。
で、これがノートルダム大聖堂の前にあるネロとパトラッシュの像です。
アントワープの広場にあるこの像、かなりデカいです。
隆起した石畳も、摩訶不思議な感じです。
この像を見たくてアントワープに行く人も多いようですが
アニメで見たネロとはだいぶテイストが違います。
ノートルダムだらけ
ヨーロッパを調べていると随所にノートルダムって出てきて混乱します。
実は、フランス語で”我らの貴婦人”つまりイエス・キリストの母、
聖母マリアの事なのです。
だから聖母マリアやキリスト教に関わる教会などに多くつけられている名前なのです。
この像 があるのはノートルダム大聖堂はアントワープです。
Manneken Pis
世界3大がっかりといわれる彼、ジュリアン君。
諸説ありますが、導火線の火を放尿で消して街を救った英雄とされています。
なぜがっかりかというと、以外に目立たなくて小さいからだそうです。
でも、ベルギーの中では一番有名な像かもしれません。
この日は裸ん坊でしたが、世界中からたくさんの衣装が送られてくるそうです。
ジュリアン君に会いに行こう
とは言っても、せっかくだから見ておこうと思うのが世の常。
この小さい像の周りに人だかりができるので、朝7時頃に行きました。
星の館の間の道をまっすぐ行った左側。
もっと近いと思い込んでいましたが見当たらない。
グランプラスから4~5分かかります。
とにかくまっすぐ。
横断歩道を渡って”右側にタンタン”の壁画が見えてきたら
もう少し先の左側です。
ガイドさんが中国人の団体を引き連れてやって来ました。
この方向なら目的は同じ。先に行かなきゃです。
あれー、団体さんが来ない!
前だけ向いて歩いていたら、通り過ぎてしまいました。
人が多い時間なら人だかりですぐわかると思います。
というわけで出遅れてしまった私は
団体さんが写り込まない上のほうだけしか撮れませんでした。
セルクラースの像
行き方は
前出のジュリアン君の手前にあるのがセルクラースの像。
グランプラスの星の館の右角にあります。
星の館といわれても、どれがどれやら分りません。
白鳥の飾りが有る建物なので、すぐわかります。
白鳥の館とも言われるそうです。
セルクラースって
日本では(たぶん)あまり有名ではないと思いますが、
ブラバン公に統治されていたブリュッセルの街を、
1356年に侵攻してきたフランドル軍から守った町の英雄です。
後に暗殺された町の英雄を讃えて、この像が作られたそうです。
眺めてるだけじゃだめだよ
実は、この像に触れると幸運になれるという言い伝えが有ります。
こちらも諸説あり、左手に触れるとか(だから左手ピカピカです)
足元の犬の頭にも触れるとか、触れる方向が決まっているとか。
とりあえず全部触っておきました。
ここも込みそうなので朝7時頃行ったら独り占めできました。
もう一つ。再びブリュッセルを訪れる という説もあるそうです。
また行きそうな予感がする!
おまけ その1
訪れた街にはいたる所にといっても過言ではないほど
沢山の像が有ります。
何も書いていない。台座に名前が書いてあっても読めない。
読めたとしても、で、どちら様?ってな具合です。
Fonse SAPIENTIAE
ラテン語で”知恵の泉”といわれるこの像。
かなりエキセントリック。
本を片手に知恵の水を頭に注いでいます。
地元の大学が周年行事として寄贈したものです。
ルーバンを訪れる機会が有ればぜひ。
広場に向かって歩いていくときっと遭遇します。
おまけ その2
像と言うには語弊がありますが
こんなものも。
意図がよくわかりませんが、
ギャラリーサンチュベールを抜けたところに出現!
おまけ その3
もう、おまけもいいとこ。
ベルギー名物のひとつ、フリッツ。いわゆるフライドポテトです。
Frituur Suikerruiというお店の前の看板BOY?
アントワープで見かけました。
おまけ その4 もはや像でも何でもない
4月のベルギーは8時半頃ようやく日が暮れます。
ライトアップされたグランプラス周辺は大勢の人で賑わっています。
閉店後のショウウインドウで一人張り切るAIのおばあさん。