note.comより引用
ライオン 25年目のただいま
Amazonprime吹き替え版で
2023年4月に視聴
2017年?にも機内で視聴しました。
1時間58分
この映画、子供の気持ちで見ましたか?
親の気持ちになってみましたか?
実話です
サルー・ブライアリーの回想録を映画化した、
実話です。
インドの貧しい村で
兄ちゃんと一緒に列車に飛び乗り
石炭を頂戴する。
5歳のサルーの生活です。
子供って,ここで待っていなさい。
じっとしてなさいって言われても
不安になると勝手に行動しちゃう。
サルーが乗ってしまったのは
カルカッタ行きの列車。
生まれ故郷から1600㎞。
日本の最北端宗谷から
最南端佐多岬までが1888㎞
想像してください。
切符を買って家に帰ろうとするのですが
お金は持っていません。
周りの大人たちは
あっち行け!邪魔だ!
ここで誰かが保護してくれていたら
サルーのただいまは1日目だったかもしれません。
この子がまあかわいい。
飛んで行って助けてあげたい。
この時代、この場所には
ホームレスの大人たちや
ストリートチルドレンが沢山いて
誰もそんな子供たちを気にも留めません。
多言語国家ゆえに
インドのドラマを見て知ったのですが
同じ国内なのに地方によって言語が違います。
親切な人に保護され警察に行きますが
言葉が通じなくてうまく伝わらない。
ガネストレイという町の名も
母親の名もわからず孤児院で暮らすことになります。
※5歳の子供が覚えていた町の名前は
間違いだったから。
新聞に親を探す広告を出してくれますが
貧しい家ではそれを目にする機会もありません。
新しい生活
サルーは英語やマナーなどを教わり
オーストラリアの夫婦の養子になり
大学へも進学します。
5歳までのうすぼんやりした記憶は
彼の生活が上書きされても
決して消えることはありません。
これぞ文明の利器
25年目に「ただいま」が言えた。
家に帰れた、母や兄弟に会えたことは
想像がつきますね。
彼がそれを見つけたのは
グーグルマップのストリートビュー。
おぼろげな記憶をたどり
夢中になって生まれ故郷を探します。
養父母の思い
サルーを育ててくれた夫婦は
世の中に、たくさんの恵まれない子がいるのなら
自分の子供を持つより
そんな子供たちを育てたいと考えていました。
サルーは実の母を探すことが
心苦しくもありましたが
育ての母、スーは
こんなに立派に育った息子を
お母様に見せたいと言ってくれます。
ついに
サルーの記憶にあったガネストレイ、
実はガネーシャ・タライ。
そして、彼の名前はサルーではなく
シェルゥ(ライオンという意味)
5歳の彼はそれがわかりませんでした。
2012年、サルーは生まれ故郷へ。
記憶をたどり家を探します。
母は、いつ彼が帰ってきてもいいように
ずっと同じ村に住んでいました。
サルーが再会した母にかけた言葉が
母さんごめんなさい。本当にごめんなさい。
あの時、兄ちゃんについていかずに
家で留守番をしていたら・・・
エンドロールでは
オーストラリアへ行った時の
幼いサルーのパスポートの写真や
養父母との思い出の写真が流れます。
そして2013年、
養母を連れて再び母に会いに来た実写が
流れます。
※エンドロール、見てくださいね
キーボードの文字が涙でにじみます。
機内で見た時、周りが暗くてよかったです。
インドでは行方不明になる子供たちが
数多くいます。
その救済組織、
この映画に由来しているのかもしれません。
www.lionmovie.com