JK・ローリング
そう、ハリーポッターの作者です。
作者が女性であることでの
先入観を避けるためにつけられたペンネームです。
私立探偵ストライク(原題Strike)は
ハリーポッター出版の前に
ロバート・ガルブレイスと言う男性名で
出版した小説「私立探偵コーモラン・ストライク」を
BBCがドラマ化したものです。
何故見ようと思ったか。
ハリーポッターの作者がどんな小説を書いたのか
興味があったから。
そんな動機で見る人も多いかもしれません。
画像はAmazon.co.jpより引用
いつもはアメリカドラマの吹替え版を
見ることが多いのですが
そんな興味から
字幕版で視てみました。
(吹替え版は有りませんでした)
別の名前で出版しているだけあって、
魔法やファンタジーは一切ございません。
全体的にスモーキーな色合いや
郊外の田園風景も
イギリスらしさを味わえます。
ストライクの事務所が在るデンマークストリート
ここはレコード会社や楽器店が軒を連ね
「音楽の街」と言われていた場所。
1950〜70年代には、
ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、
エルトン・ジョンなど名だたるアーティストが
レコーディングなどで訪れていたそうです。
イギリスっぽいレトロな町並みも魅力的です。
コーモランストライクの人物像
父親は大物ロックスター。
母親はグルーピーの有名モデル。
そんなことからコーモラン・ストライクも
何気に有名で顔パスが効いたりもする。
両親の関係性も、彼の人格形成には
影響しているのかも。
大学を中退して従軍したアフガンで
片足を失い左足は義足(もちろん映像加工です)という
何だかてんこ盛りの設定です。
容疑者?を追いかけて
走ったり壁を乗り越えたりはできません。
鋭い洞察力で事件を解決していきます。
有能な助手ロビン
秘書として派遣会社からやってきたロビンが
最初に目にするのは
ストライクと婚約者の痴話喧嘩。
そして床に散乱した多数の請求書。
この事務所や
彼の生活がだいたいわかります。
就活中だった彼女は
大手企業の採用を断り
探偵事務所での仕事にやりがいを感じ
その聡明さで彼をサポートし
有能な助手になっていきます。
ストライクとロビンの微妙な距離感
事務所で寝泊まりしている彼は
外出の際に、洗濯をしていないシャツの匂いを嗅いで
大丈夫そうなのを選んで着ます。
どれも大丈夫じゃないと思うけど。
ロビンにはマシューと言う婚約者がいて
まあいろいろ揉めるわけです。
その原因は彼女の仕事。
ストライクに彼を紹介するため
いや、彼にストライクを紹介するため
(まあどっちでもいいけど)
三人でパブで会うシーンは
それぞれの心模様が読み取れます。
ここ、見逃さないでね。
続きが気になる
カッコーの呼び声1~3
カイコの績ぐ嘘1~2
悪しき者たち1~2
4部作のうちここまではAmazonprimeで視聴可能です。
(2020.9現在)
4作目のリーサル・ホワイトがちょっと気になります。
有能な助手であるロビンの婚約者マシューは
ロビンとストライクの事が気になるんですよね。
まあそれもわからなくはないけれど
ロビンのスマホをこっそり操作し、
ストライクからの通信をブロックしちゃうんです。
これ、世間で言うちっちぇえ男です。
男女に関係なく、こういうことは
自分の気持ちをはっきり伝えた方がいい。
もし自分がその立場だったら・・・。
ちっちぇえ奴だと思われたくなくて
平気なふりをしちゃうかな?
他人には何でも言える私です。
第三部のラストで
ストライクはロビンの結婚式に向かいます。
友人であり裏稼業の何でも屋で
ちょいちょい彼の手伝いをしているシャンカーが
車で彼を送り届けるのですが
「※卒業」の再現か?みたいにからかわれます。
※教会に駆けつけ、ちょ~っと待った!と
花嫁を奪い返すシーンで有名な映画です。
「いや、ただの友人で式に呼ばれただけだよ」
そんな風に答えます。
もちろんロビンを奪って走り去ったりはしません。
彼、走れないしね。
(そーゆー事じゃない)
私の予想ではね、きっと二人の距離感はこのまま。
探偵ドラマにドロドロの恋愛を混ぜないでほしい。
なんかじれったいけど、この感じ嫌いじゃない。