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海外ドラマ BULL シーズン4-9 空飛ぶピザの悲劇

 

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BULL(法廷を操る男)シーズン4-9

 邦題 空飛ぶピザの悲劇

 

罪はどっちに有るのか

空飛ぶ絨毯ピザではコンテストを開催していた。

屋根に掲げられたピザの看板を入れた自撮り写真に

いいねが付いたら、無料でピザが一枚もらえる。

 

施錠されたフェンスを乗り越え

ごみ箱を移動させてよじ登り

(アメリカでよく見る大きくキャスターがついたもの)

ピザの看板の上に腰掛けた時

その看板が壊れ14歳のジェームズが落し、

一生車椅子生活になった。

 

この責任は誰に有るのか?

 

それぞれの言い分

ジェームス側の弁護士は

コンテストで誘惑し

看板が崩落したのはピザ店の落ち度と主張し

満額降りるであろう施設賠償保険の

全額支払いを要求。

 

保険会社側は

屋根に上るように頼んではいない。

セルフィーによる事故の多発が

映える建物側にあることになったら

その賠償責任は途方もなく広がる。

判断能力がある年齢なのだから

保険金は支払わない。

 

ピザ店オーナーは人柄のいい夫婦。

そのための保険なのだから

全額を子供のために支払いたい。

 

車椅子の少年には勝てない

たとえ自業自得で有っても

車椅子生活の少年に対し

みんなが同情を寄せるのは当然。

 

大岡裁き(大岡政談)

大岡越前、名奉行として有名で

その裁きは大岡政談として講談などで語られています。

 

育ての母と生みの母が娘を取り合った裁きでは

二人に娘の腕を、まさに綱引きの様に引っ張らせました。

力で娘を奪い取れと。

子供が痛がるので片方の親が手を放してしまいます。

子供を思うがこそ、わがものにできなくても

手を離した方の母親に親権を認めた。

 

今のような明確な法制度が無かった時代に

ハートフルな裁きを下したエピソードです。

※実際の裁きはそれほど多くは無かったそうです。

 

まさにBULLの裁判に対する思いは

これと似ています。

裁判に勝訴するより

関係者のみんなを救おうという気持ち。

時には被告に対しても原告に対しても

この気持ちで臨みます。

 

今回のBULL裁きは

大岡越前の三方一両損。

 

被告、原告、保険会社。

三方一両損でまとまりました。

 

アメリカの理不尽

 映画やドラマの世界でしか知りませんが

アメリカの訴訟って考えられないくらいの

言いがかりだったりします。

そして、それがまかり通ったりすることも多いみたいです。

 

法の順守と大岡裁きは両立しないのでしょうか?