フランス人は10着しか服を持たない
数年前に話題になった本です。
私はおしゃれが好きです。服が好きです。
そんな人のほとんどが、服の多さに閉口しているのも確かです。
シンプルで流行に左右されないほんの少しの上質な服だけで
ワードローブを揃えられたら、それは最高だと思います。
でも、生活や行動は多様だから・・・・。
10着の内訳
著者が挙げている10着は
春夏用 | シルクのドレス | 1 |
ブラウス | 1 | |
ボーダーシャツ | 1 | |
クルーネックセーター | 1 | |
カーディガン | 1 | |
センタープレスパンツ | 1 | |
Aラインスカート | 1 | |
ペンシルラインスカート | 1 | |
デニム | 1 |
フランスの夏は日本ほど気温は高くないのですが
これで足りるの?
例えば会議とか取引先へ行くのにシルクのドレスじゃまずいでしょう。
で、どれを着ていくの。
スーツも一着は必要じゃない?
カジュアルなジャケット、Gジャンとか
トレンチコートは必要じゃない?
秋冬用 | カシミアセーター | 3 |
シルクブラウス | 3 | |
ボタンダウン | 1 | |
ウールのパンツ | 1 | |
ウールのスカート | 1 | |
黒スキニーorデニム | 1 |
セーターの下に春夏用のブラウスを着たり
シルクブラウスの上に春夏用のカーディガンを着たり
デニムは兼用できますが、
寒いパリなどではオーバーコート、要らないの?
おしゃれな場所用のオーバーコートを着て
休みの日にマルシェに行くの?ダウンも要るでしょう?
ワンピース、1枚しか持ってないの?
ワンピースが嫌いだとしてもセットアップくらい有ってもよくない?
私に言わせたら突っ込みどころ満載です。
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オールマイティーは万能ではない
ミニマリストの服(物)選びは
オールマイティーが基準です。
服で言えば、合わせやすい色使いとか
合わせやすい形とか。
何にでも合う服って、逆にいうと。無難過ぎて面白みがない。
間違っちゃいないけど、ステキではない。
大は小を兼ねない
仕事用のバックはA4の書類が入る大きめを選びますが
それを持って、遊園地には行けないよね。
デートの時にはハンドバックでも、
それを持って、遊園地はおかしいよね。
これだけでもバックは3個必要です。
それ一つあれば、どこでもいつでも何にでもOKな物なんて
ありえません。
黒のパンツだけでも6本持っています
スキニー | 1 | 旅行やシャツワンピ用 |
ウールジョーゼット | 1 | お出かけ |
サブリナパンツ | 1 | チュニック丈のトップス用 |
ニット | 1 | 旅行やショッピング |
サイドライン | 1 | カジュアルシーン |
ウールハーフパンツ | 1 | 秋冬用カジュアル |
これが多いのか少ないのかわかりませんが
私には必要です。
同じ用途の物は1本でいいって言いたいですか?
洗濯しちゃったら、明日は黒コーデできないじゃん!
おしゃれは人生の楽しみの一つ。グルメと同じ
お弁当におにぎりを3っつ持って行きます。
梅干し✖3にしますか?
梅干し・鮭・昆布 せっかくだから3種類にしませんか。
サンドイッチを3っつ持って行きます。
卵サンド✖3にしますか?
卵サンド・かつサンド・野菜サンド
せっかくだから3種類にしませんか。
食は生命を維持するだけのものと考えるなら
365日同じ食品を1番簡単な料理法で食べればいいんです。
服が身体を守る為だけの物なら必要最低限の物を揃え
着まわせばいいんです。
知り合いの女性がほとんどの服を
白、紺、ベージュで揃えています。
それしか見たことが無いので全部かもしれません。
ブラウスは白とベージュ。
スーツは紺とベージュ。。
ポロシャツは白。
パンツは紺とデニム。
セーターは紺とベージュ。
少数で揃えるとモノトーンになりがちですが
それ以外で組み合わせ出来る3色のチョイスは
むしろモノトーンより職業によっては好感度が有ります。
凄く賢い揃え方だと思います。
彼女は、おしゃれには興味が無いようです。
ミニマリストを意識しているわけではなく
頭を悩ます時間を省き、変な組み合わせにならないようにしているだけ。
暮らしをシンプルにし、無駄なものを持たないのは素晴らしいことです。
でも、あえて言います。
おしゃれを楽しみたいなら脱ミニマリスト。
どうでしょうか?