要介護認定とは
介護を要する状態の被保険者(対象者)が
市町村から何らかのサービスを受けるための
認定です。
市町村に申請をし、認定を受けます。
東京の私の住んでいる区では
包括センターと言うのが有って
居住番地により利用するセンターが
決まっています。
近くにあるからとむやみに行ってはダメです。
「要介護認定を受けるには」で検索すれば
見つかると思います。
主治医の意見書など必要書類も有りますが
その辺はちゃんと教えてくれるので
大丈夫です。
要介護度とサービス
ざっくりいうと、介護度によって
受けられるサービスの支給限度額が変わります。
(1~3割は自己負担)
介護度が5に近いほど
多くのサービスを受けられます。
損得と言うのはちょっと不謹慎ですが
家で介護をしている場合は
要介護度が5に近いほど
保険でカバーできる内容が多くなります。
※費用がもらえるということでは無く
1~3割で利用できる範囲が広がるだけで
自己負担分が必要です。
有料介護付き老人ホームの場合
特養の場合は居住費は一律で
月額利用費は介護度が5に近いほど上がります。
母が入所しているホームでは
頭金+居住費+月額利用費が必要です。
部屋のタイプは一種類なので
頭金+居住費は共通ですが
月額利用費は5に近いほど上がります。
どちらにしても施設を利用する場合は
介護度によって費用は違います。
要介護区分の変更申請
要介護度と言うのは
病状などがどのくらい重篤かではなく
日常生活において
どのくらいの介助支援が必要かを
見極めるものです。
原則としては12か月ごとに
見直しをするのですが
状態に変化が有った場合は
随時申請ができます。
母の場合、最初の認定の面接時は
病院のベッドに寝たままで質問に答え、
要介護度は一番高い5でしたが、
各段階の判定基準を見ると
絶体5ではない。
少なくても4にはなるのではと思い
退院しホームに入居してから
ケアマネージャーに相談し
区分変更の申請をしました。
このページを参考にしました。
要介護認定はどうやって決まる?要支援/要介護認定の基準について|HOME ALSOK研究所|ホームセキュリティのALSOK
要介護度5は、寝たきりの状態で、
日常生活全般ですべての介助が必要。
理解力低下が進み、意思疎通が困難な状態 。
と、なっていました。
自立歩行はできず車いすですが
(ホームの)食堂に連れて行けば
自分でご飯は食べられるし
洗面歯磨きも自分でできます。
意思疎通は完璧にできています。
面接は話をするだけで
日ごろの生活の様子を見るわけではないので
ご飯を食べている動画を撮って
見てもらいました。
要介護区分の変更
上記のALSOKのサイトが
市町村の基準なのか目安なのかはわかりませんが
5ではないという予想通り
と言うか、予想以上の3に変更になりました。
老化が進むことによって
要介護度が上がることも有りますが
骨折が完治して歩けるようになるなど
ケースによっては下がることも有ります。
母の場合も入院時のベッドでの面接から
入所して車いすに座っての面接で
区分が変わりました。
家での介護と施設での介護
家で介護する場合は
(全サービスを利用する必要はない)
サービスの範囲が狭まるので
区分変更がありがたくない場合も有りますし、
特養の場合は原則として
3以上でないと入所できないので
入所後に2となった場合は
条件によっては退所を促される場合も
あるそうです。
その場合は不服の申し立てをして
再審査を申請すればいいそうです。
介護付き有料老人ホームの場合、
ピンキリ有って
高級マンションのような居室や
食事もメニューから選べるというタイプの場合は
介護の有無にかかわらず
終の棲家としてそこに住む人もいます。
母が入所しているところは
そんなに豪華ではありませんが
入所資格は最低年齢だけなので
介護度が下がった方が月々の費用も下がり
本人や家族には
メリットしかありません。
まとめ
介護認定は12か月ごとに見直されるが
状態が変わった場合は
いつでも区分変更の申請ができます。
区分により月額の費用が下がる場合は
お早めに。