♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

洋画 パンズ・ラビリンス

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画像はAmazon.co.jpより引用

独裁者・レジスタンス・王女様

1944年。

スペインの内戦終結後も

武装したレジスタンスたちと

独裁者との戦いは続いていた。

 

地底に在る幸せの国の王女様が

ある日お城を抜け出して

人間の世界に迷い込みます。

 

太陽の光を浴びた途端

彼女は自分が誰だったかの記憶を失い

地底の国に存在しなかった寒さや、

飢えや、痛みを感じ

そして死んでいく。

 

王様は世界中のあらゆる場所に

彼女が生まれ変わって帰って来られるように

王国への入り口を作りました。

 

王女様が人間界へ足を踏み入れたのは

まさに、アダムとイブのパンドラの箱。

 

ここまで聞くと、おとぎ話的な

そんなストーリーを想像しますが・・・

ダークファンタジーの世界

題名にあるパンとは

ギリシャ神話で牧羊神と呼ばれる神。

これはパニックの語源でも有ります。

 

パンはオフェリアを導く迷宮の番人で

彼女に3つの試練を与えます。

 

独裁者とレジスタンスの戦いや

冷酷で非情な大尉が見せる現実世界。

 

妖精やクリーチャーたちと

オフェリアの接点である幻想的な世界。

 

両方別の意味での

グロテスクさが描かれています。

 

オフェリアが見る幻想的な世界は

現実逃避したいという彼女の妄想かもしれない。

 

大尉が否定した父親の形見の時計。

実は分解掃除して大事に使っている。

父親や親子関係のコンプレックスを

表しているのかもしれない。

 

テーマはなんだろう

人生はおとぎ話じゃない

世の中は残酷

例え傷ついても学ばないと・・・

 

これはオフェリアの母親の言葉。

内戦で夫を亡くし、

大尉と結婚することで

生きていく術を見出した彼女。

生まれてくる子供にだけしか

愛情を感じていないそんな夫であっても。

生きていくために

ここに留まることを選択。

 

幻想の世界では

幸せの国へ戻ることができたオフェリア。

そして、現実の世界では・・・・・。

 

ダークなシーンに要注意

クリーチャーたちも

なかなかグロデスクなのですが

一番目を背けてしまうのが

レジスタンスのスパイで

大尉に仕えていた侍女のメルセデスが

XXXXXXします。

そして大尉はそれを自分でXXXXXXX。

 

さすがの私も、このシーンは飛ばしました。

 

レジスタンスや大尉は現実世界で

オフェリアが見ているのは全て幻という

設定なのでしょうか?

それとももう一つの世界が存在するという

おとぎ話なのでしょうか?

 

本当は途中で視聴を止めちゃおうかなって

一瞬思いましたけれど

最後まで見たのは結末が気になったから。

 

お口直しは、ほっこりファンタジーで