BULL (法廷を操る男)シーズン4-2
邦題 夢のまた夢 (Fantastica Voyage=幻想的な航海)
起訴内容 詐欺罪
ホイットニーが開発しているのは
海水濾過装置フレッシュウォーターハニカム。
実用化に向け、大々的なデモンストレーションを行い
投資家たちから資金提供を受けている。
それが、開発不可能な妄想として
複数の詐欺容疑で
連邦政府から訴えられる。
内部告発したのは主に科学者として
研究自体に携わっている博士。
現実的には不可能であり
多額の出資金を集めたことに対し
懸念を抱いて告発に至る。
弁護のPOINT
詐欺か否かは、本人が 信じているかどうか。
それが実現できるかどうかではない。
検察は大学を中退した彼女の意見を
専門教育が欠落している人間のたわごととして
専門家に証言させる。
大学で教育を受けた期間と確信を起こす力には
関連があるという陪審員たちの見方を覆す必要がある。
車の生産ラインを確立したフォード、
ファッション界に革命を起こし
ブランドという概念を作り上げたココシャネル
ご存じジョブズ。
全員大学を出ていない。
ジョブズは入学はしたが卒業はしていない。
専門家=学位
学位が無いと専門家とは言えないのか?
先見の明、独創的な発想が有れば専門家と言える。
陪審員の心を動かすことはできたのでしょうか。
I think.......
博士はこの開発が失敗すれば
自分も詐欺の共犯になると考えた。
内部告発者になれば
今後も科学者として研究が続けられる。
連邦政府が勝てば
制裁金の一部を受け取ることができる。
このアメリカの制度もなかなかです。
詐欺か詐欺でないかの違いは
嘘をついていないこと。
自分が信じているか否かだと
ドラマの中で言っています。
何の効力も無い壺を売らせているのは詐欺。
それを買えば幸せになれると信じて
売り歩いている人は詐欺じゃないってことでしょうか。