バックトゥザフューチャーの台本より
吹き替え版と字幕版
特にドラマは、ながら見が多く
吹き替えで観たいです。
ただ、聞きなれない名前や
聞いたことのない地名などは
聞き取れないことが有る。
先日観ていたドラマでも
バイクだと思ったららパイク
マリーだと思ったらマディー
何度も出てくる名前で
聞いているうちに判明しました。
そういう細かいところを確認するために
吹き替えと字幕を
並行して見たことが有ります。
勿論内容は同じですが
言い回しや使う単語が
微妙に違ったりしていました。
字幕の場合は文字数も決まってくるので
そんな都合も有るのかな?
台本はどうやって作るのか
シナリオの原本を貰って
それを翻訳するのか?
ただ、撮影しながら台詞を変えたり
アドリブで喋る人もいるし
台本自体を変更したり
最初のオリジナルとは
だいぶ違うこともあるでしょうから
それは違うのでしょうね。
ネットで検索したら
吹き替え台本や
字幕制作の会社も有るようです。
ネイティブの発音を
しっかり聞き取れる人じゃなきゃ
できない作業ですね。
ただ聞き取れるだけじゃなく
その国の習慣や風習、
言い回しや例えなど
広い知識が無いと難しいはずです。
映画は2時間前後のものが多いですが
人気のシリーズ物や
何シーズンも有る場合は
毎回同じ人が台本を作るのかも
気になります。
登場人物のテイストが
途中から変わってくると
違和感になる。
ダジャレはどうする
ダジャレの翻訳は難しいですね。
ふとんがふっとんだ。
同じような音を重ねた駄洒落ですが
これを英語にすると
Bed quilt was blown away
(布団は英語でもFUTONといいます)
どこも面白くない。
英語のダジャレを探してみました。
Is this chandelier heavy?
It is very light.
このシャンデリアは重い?
それはとても軽いです。
Lightの軽いという意味と
明るい(灯り)という意味を
かけて有りますが
これも日本語にすると
ひとつも面白くない。
単純に日本語訳にするだけでは
成立しないので
翻訳家というよりは
シナリオライターや
その道に長けている人たちが
知恵を出し合って考えるようです。
聞いていて(字幕を見ていて)
今のは日本向けのだなってわかりますが
オリジナルでは何と言っているのか
気になります。
私には聞き取れないと思うけど。
例えの直訳
台詞の中には○○みたいに・・・と
たとえが出てくることが有ります。
アメリカ版おふくろの味と言われる、
マカロニチーズ。
これを肉じゃがには変更できませんが
マカロニとチーズならどんな料理かは
想像がつきます。
日本ではあまり知られていない料理名だと
晩御飯は&%$#*と
言われてもピンときません。
食べるシーンが無いならパスタとかに
言いき換えちゃうのかもしれません。
刑事ドラマで
「リバー・フェニックスのように」
というセリフが有りました。
スタンド・バイ・ミーに出演した俳優で
後に薬物の過剰摂取で
若くして亡くなっています。
彼の事は知りませんでしたが
友人が大ファンで
よく話を聞いていたので
その例えの意味が解りました。
別のドラマではこんなセリフが。
「そんなことしたら刑務所行きよ」
「マーサ・スチュワートが一緒なら
それも悪くない」
マーサ・スチュワートは
いわゆるカリスマ主婦で
アメリカでは超有名人です。
インサイダー取引の容疑で
5か月間服役したことが有ります。
彼女と一緒なら
美味しい料理を作ってもらえるから。
そういうジョークです。
服役中に彼女が料理をして
ふるまう事は無いので
あくまでもジョークですけど。
気になることは調べてみる派
映画やドラマに出てくる名前など
それを知っていても知らなくても
大勢に影響はない事がほとんどですが
知っていれば面白さも増します。
これ、シネコンではなかなかできない作業です。
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