♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

型紙なし 手作りトートバック 全行程

プロローグ

お気に入りのトートバックが

だいぶくたびれてきたので

自作することにしました。

別のを買えばいいのですが

サイズ感

持ち手の長さ

内ポケットの充実と

三拍子そろっています。

 

海外旅行の時

機内に持ち込むバックで、

下記を入れるのにちょうどいい。

アイパット

ポケットWi-Fi

充電器

※ノート

ペン

化粧品

まだ余裕があります。

 

※ノート

ガイドブックは一切持ちません。

ノートの詳細はこちら

海外ひとり旅 - ♛Queens lab.

 

貴重品は別途小ぶりの

ショルダーバックに入れています。

 

ここから先は作業工程なので

下までワープして★だけ付けて

早退OKです。

サイズ

40㎝x13㎝x28㎝(高さ)

底の角を三角に折っているので

マチが付いたような形

 

必要な物

表布 厚手でしっかりしたもの

裏地 シーチングや綿ブロード

持ち手 2本

※持ち手工程で説明

ファスナー 20㎝

マグネットボタン 1組

※マグネットボタン工程で説明

ハトメ 4個

※ハトメ工程で説明

カシメ 4個

※カシメ工程で説明

底板 1枚

※後述の工程で説明

刺繍やワッペンなどはお好みで

製図

鉛筆で直接書いています。

線が目立たない濃色の場合、

線が透ける淡色や薄手の場合は

チャコペンシルなどで。

 

表地

使用する生地の幅によるので

用尺は計算してください。

柄、織り方、布幅によって

縦に取るか横に取るかを決めてください。

 

見返しは裏地の両端につけるので

2枚必要です。

 

裏地

使用する生地の幅によるので

用尺は計算してください。

柄、織り方、布幅によって

縦に取るか横に取るかを決めてください。

ポケットの製図は

工程部分に拡大表示しています。

 

パッチポケットは縫い付ける時に

2ポケットになります。

※パッチポケット工程で説明

 

ファスナー付きポケットは

袋部分が表地と裏地の

間に入るので

袋の部分は見えません。

製図では表示の都合で

2つ折りのサイズで書いた有りますが

20x40の長方形に各1.5cmの縫代です。

※ファスナーポケット工程で説明

 

工程

裁断

同じ工程はまとめた方が効率が良いので

全部の裁断を一度に行います。

間違った線を切らないように

C(カット)の印をつけています。

今回、はさみではなく

ロータリーカッターを買ってみました。

色々なタイプが有って迷いましたが

クローバーは手芸メーカーでも

有名なブランドなのでこれを選びました。

前方向、後ろ方向にカットでき、

歯がワンタッチで出るので

安全です。

こちらをご参考に。

ロータリーカッター使用には

カッターマットが必要です。

A4サイズは持っていましたが

アマゾンプライムデーで

お安かったのでついでに。

裏面は白無地なので撮影用にも。

ワンポイント

無地のままでも構いませんが

ワンポイントが有ると

ちょっと差別化できます。

 

一番簡単なのは

既製品のワッペンやアップリケ。

タグもかわいいです。

 

ステンシルの場合

失敗するとアウトです。

雨や擦れて色落ちも心配。

 

フエルトで・・・・

やってみましたが

ふにゃふにゃして

細かい部分が難しい。

 

フランス刺繍は苦手なので

クロスステッチにしました。

クロスステッチ用の布は

お高いのと、色数が少ない。

大きめの目の場合ひかかりやすい。

 

目の無い布に

クロスステッチをする場合

抜きキャンバスという、

メッシュ状の布を当てて

あとから引き抜くという方法もあります。

 

大した分量ではないので

裏側に5㎜角の格子を書きました。

小さいと狂いやすいので

このくらいが妥当です。

 

ワンポイントの作業は

縫製前にします。

ベージュに見えますが

モカ茶カーキな感じです。

黒3本取りで刺繍。

隙あらばアピールしようという

ブログ愛にあふれたデザインです。

ヘタウマイラストテイストに。

 

縫製

表布

縫い始めと終わりは返し縫。

①表布両脇を縫う

②縫った部分と輪になった部分が

 重なるように開いて

 ・・・・・の部分を縫う

※縫い代は左右同じ方向に倒す

表に返すと底のマチができます。


パッチポケット

ポケット口を三つ折りにし

端ミシンをかける

裏側から縫うと

外れません

 

上から3㎝(縫代含まず)のところに

配置する。

左右は7㎝ずつあけます。

幅28㎝ですが2㎝タックを

つまむので

実際は26㎝になるので

(40-26)÷2=7㎝

定位置にピンを打ち

’分割部分・・・を縫う

 

小さい方のポケットを

2㎝つまんで中央側に倒します。

ここは周囲を縫うとタックに

なります。

 

 

3方を縫う

小さい方のポケとの

入り口はタックになるので

立体ポケットに。

ひと手間ですが、使いやすいです。

 

ファスナーポケット

これはちょっとハードル高いです。

自信が無ければ

パッチポケットにして

スナップをつけても。

 



手前の布を縫い代で折って

ファスナーの下側に縫い付ける・・・・

下の布を縫わないように注意。

金具の際過ぎると

開閉できなくなります。

ファスナーの上側を縫う・・・・

袋部分は裏地の後ろに隠れるので

縫い代が見えるままで

裏返しにはしません。

 

 
ポケットの両端を縫う

 

裏地上端から4㎝(縫代含まず)

ファスナーの長さ分カット。

短めにカットし様子を見て

微調整。

両端は縦に切り込む。

カット部分とファスナーの

中央を重ねます。

ポケット部分は

裏地の後ろに隠れます。

 

 

ポケットと裏地を重ねて縫う

・・・・・

赤の部分はそのまま縫います

・・・・・

青の部分を上から縫うと

ポケットが塞がるので

手縫いでとじつけます。

・・・・・

緑の部分はカット部分を

内側に織り込んで縫いますが

ほつれ止めを塗り

そのまにしてもかまいません

 

端ミシンがちょっと

曲がったりしていますが

このバックの一番の難関、

なんとかクリアできました。

裏地を袋状に

裏地の両側に表布の

見返しを付けます。

見返しをつけるメリット

①持ち手を通すハトメ穴の

 補強になる

(表布が厚地なので)

②表裏を合わせて

周囲を縫う時に

共布で作るので

ずれても目立たない。

 

中表にして縫い合わせます。

開いた時に縫代は

裏地が高くなるように(表から見て)

倒して折ります。

 

写真は有りませんが

表に返して重なりの部分に

端ミシンをかけると

落ち着きます。

 

両端を縫います。

表と同じように角を開いて

・・・・のよに縫って底を作ります。

(下記画像)

この時左右とも同じ方向に倒します。

【POINT】

表を右に倒したら

裏も右に倒します。

同じ方向?内側を合わせるので

同じ方向に倒しても

逆方向になります。

 

内側の縫代と外側の縫代が重なると

かなりの厚みになって

ミシンの抑えが金を上げても

入らなくなります。

 

マグネットボタンを付ける

100均でも売っています。

これは裏側だけにつけるので

合体させる前の作業です。

 

口から3.5㎝さがった位置。

見返しの部分になります。

もし見返し無しで作る場合は

裏にあて布の補強が

必要かもしれません。

 

裏につける金具を定位置に置き

穴の部分に印をつけ

切り込みを入れてボタンの足を通します。

裏側に返し

足の部分に金具をはめ

爪を倒します。

柔らかいので手で倒せますが

強い裂くて力が入りにくいので

上から布を当てて倒すと楽です。

両側につけたらでき上がりです。

解説がわかりにくければ

動画で検索してください。

表と裏を合わせる

この後持ち手を付ける工程が有ります。

オリジナルと同じように作りましたが

方法によっては

合わせる前の作業になるので

ご注意ください。

 

表と裏を合わせて周囲を縫います。

ここだけはシツケをかけてから

縫いました。

ずれて表側から見えると

最後の最後で残念なので。

 

この時、縫代部分を倒した方向が

底の部分と逆にならないように

注意してください。

隠れてしまいますが

ねじれると気になります。

 

端ミシンをかける時

通常は画像左のように

押さえ金の右側の際に合わせますが

内側が外れる危険が有るので

(後で手縫いで補正もアリです)

押さえ金の右側の中心に

合わせました。

この位置なら外れません。

あともう一息。

ここまでできました。

 

持ち手を付ける

持ち手の選択

①共布で作る

②既成の持ち手を使う

③オリジナルと同じように作る

 

①の共布にすると

ママが作ったサブック的になりがち。

②③がお勧めです。

 

②にするつもりでしたが

この場合持ち手が倒れないので

しまう時に不便です。

 

①の場合は表裏を合わせる前に

挟み込みます。

②の場合裏側に縫い目が出るので

表裏を合わせる前に縫い付けます。

 

③はオリジナルの持ち手を

交換するつもりで買っておいた、

1.5㎝幅の合皮のテープです。

ハンズで量り売りのもの。

66㎝x2必要なので

140㎝あれば大丈夫です。

(折り返し部分を含む)

この長さだと肩にかけて腕が通せます。

長さはお好みので。

ハトメを取り付ける

ハトメはアマゾンで購入しました。

ブルーシートの四隅についているような

アレです。

商品ページに使い方の

動画も有るので確認してください。

ゴールド、シルバー。

アンティークゴールドなど

何種類かありますが

後述のカシメと色を揃えるのが

お勧めです。

今回初めてトライしましたが

動画で予習しておいたので

きれいにできました。

マグネットの時と同じように

足を差し込んで

裏側の金具に合わせ折り込みます。

凹が有る方がバックの内側に。

穴はきれいな円にならなくても

隠れるので大丈夫です。

テープを通して持ち手を作る

テープの端が内側に来るようにして

ハトメの穴を通します。

これを何で接着するか。

①強力接着剤

②カシメ

 

この部分もオリジナルと同じように

カシメを使いました。

本当は4個だけあればいいので

100均で探した方が

いいかもしれません。

①ハトメとカシメの色を合わせたかった

②道具がセットになっていた

③アマゾンのポイントで買えた

の部分をカシメで止めています。

穴をあける時は

あらかじめ両面テープで固定すると

ずれません。

底板を入れる

布製のバッグは

荷物を入れると底が下がります。

底板を入れるとシルエットがきれいです。

これは前のバッグのもので

袋状の裏地でカバーされています。

これをそのまま使いました。

100均でも買えるようです。

こちらは好みのサイズに

カットして使えます。

エピローグ

出来上がりはこちらです。

我ながら上出来だと思います。

袋が内側に入るタイプの

ファスナーポケットは

見た目がすっきりしていい感じです。

 

初めてハトメ穴を

使いましたが、

これが有ことで既製品っぽく見えます。

 

サイズも仕様も

オリジナルをサンプルにて

お手本を見ながらの作業だったのが

悩まずにできたところです。

 

2022年8月

大人の夏休みの自由研究です。