♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

タリーと私の秘密の時間 Tully

f:id:m421miyako:20211103170804j:plain

画像はwww.hulu.jpより引用

タリーと私の秘密の時間

子育ては大変なんだよ

マーロとドリューに三人目の子供が生まれる。

夜中に何度も起き

ミルクをあげてオムツを変える。

毎日がその繰り返し。

 

その場面の繰り返しが早回しで流れる。

 

今、真っただ中に居る人にとっては

我が事を見ているように感じられるかもしれないし、

そんな時代を通過した人にとっては

懐かしくもあり二度と体験したくない現実でもあります。

 

私は赤ちゃんが大好きなので

街で見かけると

もう一度子育てしてみたいという思いが

ふとよぎることが有ります。

でも、一時も休まる暇もなく

肉体も精神も疲れ果て

命に対する責任という重圧に

押しつぶされるような感覚は

やっぱりもういいやって思います。

 

ナイトシッター

息子のジョナにはちょっと問題が有った。

病院を三か所まわって出た結論は

ジョナは普通の子ではないという事だけ。

何らかの知的障害が有る。

こだわりが強く

例えばいつもの駐車場が満車で止められないと

パニックを起こして手が付けられなくなる。

トイレの水を流す音が怖くて

パニックになる。

 

学校では浮いたお子さんと言われ

転校を勧められる。

 

事業に成功し裕福に暮らす兄が

マーロの出産祝いに提案してくれた贈り物は

ナイトシッター。

夜、家にやってきて赤ちゃんの面倒を見てくれ

マーロは熟睡することができる。

子育てを外注するのに抵抗を覚えるが

もういっぱいいっぱいになって

その行為を受け入れることにする。

 

だんだん自分を取り戻して

ナイトシッターの名前はタリー。

子育てを終えたおばちゃんを想像していたけれど

やってきたのは28歳の今どきの女の子。

だけど仕事はきちんとこなす。

 

そんなタリーとおしゃべりすることで

マーロはお化粧を始めたり

おしゃれをするようになっていく。

単調な日々は家族への贈り物

何もかも若い時とは変わってしまった。

子供を一人生むたびに何かを失っていく。

そう語るマーロにタリーは言う。

単調な日々は家族への贈り物だよって。

 

驚きの結末

子育ての煩雑な日々を描いて

この先は?

そう思ったらびっくりな展開。

そしてもう一つびっくりな展開。

ネタバレしたくないのでお口にチャックです。

ほぼ後半、夫ドリューの言葉を

よく聞いておいてくださいね。

何気ない会話の中に?と思うヒントが有ります。

その時、アレが伏線だったのかというのがわかります。

 

女優魂に脱帽

主演はシャリーズ・セロン。

ここからはWikipediaの情報。

普段は役者についてはどうでもいいと思っています。

今回調べたのは

彼女が出産後を演じているとき

体型の崩れに驚いたから。

元々肥満気味なのかと思いましたが

実は撮影のために16㎏体重を増やし

(23㎏増量説も有ります)

それを維持するるために

四六時中食べ続けたそうです。

 

モデル経験もある彼女が

そこまでするなんて驚きです。

元の体重、体型に戻すためには

プロが指導したのではないかと思いますが

それでも一年くらいかかったそうです。

 

ギャラも違うし、

世界に配給されるアメリカ映画と

比較するのもアレですが

日本の女優にそんな根性あるのかなって思います。

ただ体重を増やすだけではなく

ポッコリたるんだお腹を惜しみも無く見せる。

 

父親はアルコール依存症で

家庭内暴力の末

15歳の彼女に銃を向け、

母親が娘を救うため彼を射殺し

正当防衛になったそうです。

彼女がこれを公表しているのは

依存症やDVの問題を

多くの人と共有するためと言われています。

 

映画のジャンル

映画を一つのジャンルに分類するのも

難しいのですが

自分のデータベースサイトで

どのジャンルにするか悩む時が有ります。

あえてファンタジーという分類で私はここに。