♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

メイキング・ザ・カット✂世界的デザイナーを目指して

リアリティーバラエティー

ドキュメンタリー

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TVにも様々なジャンルが有りますが

リアルな現実を描いたドキュメンタリー好きな人も多いと思います。

神の手を持つ医師の日常。

急患が入り、出前のラーメンが伸びてしまったり

帰って寝るだけの生活や

仕事に対しての真摯な姿勢など

自分が体験したことが無い世界には興味が有ります。

バラエティー

バラエティーの中でもドキュメントに近いものも有ります。

ある分野の人を集める

いくつかの課題を与える

その度にふるい落としていく

勝者には賞金や特典が与えられる

 

職業の腕前を競うものも有れば

サバイバル生活や恋愛バトルなど分野も多岐にわたっています。

メイキング・ザ・カット

リアリティーバラエティーはリアルでもありますが

そこはエンタメの世界。

視聴者の大好物、トラブルやアクシデントを

ぶっこんできます。

ドキュメントとは一線を画しています。

 

メイキング・ザ・カットはAmazonオリジナルの作品です。

ナビゲーターは

ドイツ出身のスーパーモデル・女優 ハイディ・クルム

ファッションコンサルタント    ティム・ガン

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YouTubeより引用

エピソード1

アメリカに集まった12人のデザイナーたちは実績のあるプロです。

既に自分のブランドを立ち上げ、店舗展開もしています。

最年少24歳から最年長64歳までの性別国籍人種の違う彼らが

競う舞台はパリ。

ベルギー人ドイツ人のメンバーは

列車で行けるパリに行くためにアメリカまで行って

何だかな~っ、税関で怪しまれるぅ!

アメリカ在住のデザイナーたちは

パスポートが必要な時点で海外に行くことは想定内でしょう?

 

課題 

自分のブランドを表す実用性のある服と個性的な服。

生地を買いに行き、アトリエにこもって作業を始めます。

広いアトリエには生地を広げられる大きな机と

ミシン、トルソーが一人ずつ用意されています。

1日目 デザイン・裁断・縫製

2日目 仕上げ・ファッションショー(審査)

大抵はこんな流れです。

 

これはデザインを競うもので、縫製はしません。

デザイナーでも、服飾学校で学び

お針子を経験し、大手ブランドのアシスタントを経験した人は

1~10まで仕上げることができます。

デザインだけをし、パターンナーが型紙を起こし

縫製者にゆだねる。

こんなデザイナーもいます。

簡単に言ってしまえばデザイン画を描くだけ。

アイドルやタレントがデザインしましたってブランドは

大抵このパターンです。

 

裁断し、指示書を書いてガーメントケースに入れて出来上がり。

ナビゲーターのティム・ガンが途中経過の様子を見てまわります。

誉める部分も有れば辛辣な意見も言います。

デザイナーへのインタビューも盛り込まれています。

ティムへの反発や不満も口にします。

 

翌朝、縫製されているそれを手直ししたり仕上げたり

そしてショーの準備に取り掛かります。

デザイナー各自が出すヘアメイクに対する指示も

服のイメージに一役買う大事な部分です。

 

ライトアップされたエッフェル塔をバックにしたランウェイ。

テンションも上がります。

審査員は クリエーティブディレクター

     ヴォーグの元編集長

     女優?

     モデル(ナオミキャンベル)

     ナビゲーターのハイディ・クルム

私が知っているのはナオミキャンベルだけでした。

話はそれますが、字幕版で見ています。

紹介するときにナオミではなくネオミって聞こえます。

日本と同じなのでナオミと訳すのかもしれませんが

正確に言うとネオミの方が近いかも?

 

芸術を競う審査基準は好みと言っても過言ではありません。

ある程度のレベルをクリアしていれば

好きか嫌いかそれだけです。

この番組の公平なところは単純に○✕で決めるのではなく

デザイナーひとりずつにインタビューし

彼らの思いや情熱、プレゼンするビジネス力も含めて

審査します。

審査員の胸中では落選とされていたデザイナーでも

思いを伝えることで審査がひっくり返ります。

そして、毎回の課題ごとに脱落者と優勝者が決まります。

 

優勝した服はAmazonfashion で

即日販売されます。

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 エピソード2

 今回の課題はオートクチュール(高級オーダーメイド服)

ここでも2着を製作します。

実用的で販売できるものと、THEオートクチュール。

今回のショーは服飾芸術美術館で行われます。

2着の統一感も求められます。

 

このバトルは、飽くまでもデザインを競うもの。

縫製の技術は不要です。

ただ、肩を縫い合わせないと襟はつけられません。

見ごろを縫い合わせないと袖はつけられません。

ある程度自分で仕立てる能力が必要になります。

ここで脱落したマーサもコレクションに参加したり

販売したりと実績があるデザイナーです。

致命的なのは縫製ができないこと。

結局布を巻き付けてピンでとめただけの服は酷評を浴びます。

 

エピソード3

コラボレーション。

番組が決めたペアで3着を作ります。

40歳の年齢差がある親子のようなコンビや

仕切りたがり同志のコンビなど。

 

コラボする3着は二人の個性が融合していなくてはいけない。

そしてデザインに一体感があることが求められる。

短時間で意見をすり合わせる時間管理力も。

 

セーヌ川のほとりでのショーの後、

アトリエに戻り一組ずつ審査員の評価を受ける。

デザイン学校の非常勤講師トロイと

全身に刺青を施すジョシュのチームは最低の評価だった。

刺青をする人間は二通りとジョシュは言います。

ヤバい奴かセンシティブな人間か。

刺青をしているのは人が近づいてこないから。

そう語ったジョシュはかなりナイーブそうです。

そして、今回の失敗は自分のせいだと言ってその場を去る。

本来は一緒に脱落候補だったトロイは

審査員の問いかけに、自分の思いを伝えることで

留まることを許される。

エピソード4

審査員たちの評価。

デザイナーたちは現状に甘んじている。

次世代を担うことを証明する闘争心に欠けている。

そこで出された課題。

7時間で実用的な服1着を作る。

縫製に出す時間はなく、自分で作り上げる。

生地は新しく購入するのではなく

買って未使用のものや、残ったものを使う。

 

部屋に戻りデザイン画に没頭する者。

庭でワインを飲みながら談笑するグループ。

しかし、明暗はその行動ではなく

残念ながら彼らの実力により決まる。

審査員はどの作品が誰のものか個性でわかると評価。

エピソード3で首の皮1枚だったトロイは

個性の無さを指摘され脱落した。

そして、前回ぎりぎりで勝ち残ったウィルも脱落。

2人とも部屋で熱心にデザイン画を書いていた側だった。

エピソード5

残るデザイナーは7人。

そして舞台は東京。

アトリエはAmazonファッションの撮影スタジオ。

テーマはストリートファッション。

ショーの舞台は原宿の東急プラザ。

この回の優勝者リナトの特典はプーマとのコラボ。

 エピソード6

舞台は同じく東京。

デザイナーたちには精神的にも肉体的にも疲労が見られる。

今回のコンセプトは「相反する性質」

日本の新旧融合された文化からのテーマ。

善と悪、男と女、過去と現在、捉え方は感性次第。

ここではナオミキャンベルが一人推していたリナトが脱落。

エピソード7

今回の課題は2着の服をデザインし、

自社ブランドマーケティングキャンペーンの写真を3枚撮影する。

カメラマンはプロに依頼するが撮影のディレクションは

デザイナー自身が行う。

ここでは韓国系のジウォンが脱落。

 

エピソード8

今まで学んだことの集大成として

2~4着の作品で自分の進化を表現する。

各エピソードごとの優勝者の服が

アマゾンファッションで販売されるため

1着は実用的な服を作らなくてはいけない。

今回は縫製係を2名つけてもらえる。

それもアトリエで一緒に作業できるので効率がいい。

ナビゲーターに今までの努力と進化を

誇りに思うと言わしめたデザイナーたちも

ひとりは脱落しなくてはならない。

ジョニーとメーガンが同点で残り
ブランドをより強くアピールできたジョニーが
今回の覇者となった。

 

メーガンを最後まで推していたナオミキャンベルは

泣きながら彼女をハグしていた。

時には辛辣な評価を下すナオミキャンベルの

温かさにジーンとくる場面です。

エピソード9

とうとう3人になったデザイナーたち。

今回の課題はポップアップショップ。

準備期間の一か月間でショップの構成まで行う。

 

ゲイの夫が待つロスに戻ったジョニーは

情熱が冷めないうちに縫製を依頼しているバリに飛ぶ。

エスターはドイツベルリンに戻り、

サンダーはベルギーハッセルトの実家へ。

 

そして2か月前に12人でスタートした地、

NYに3人が集結する。

 

ポップアップショップでは

2時間限定の中で招待客の購入も審査に加味される。

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画像はAmazonprimevideoより引用

ジョニーの店 商品を着用したモデルを配して、ヴォーグダンスを踊らせる。て

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画像はAmazonprimevideoより引用

エスターの店 奇しくもジョニーと同じく50年代風ヴォーグのポーズをしたモデルを。

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画像はAmazonprimevideoより引用

虹色をコンセプトとしたサンダーの店

2人のテーラーを雇い、お客に合うように直しをするという画期的なアイディア。

体に合わないから買わないのではなく、合わせてくれるこの方法に

審査員も他の2人も驚かされる。

 

ポップアップショップではナオミキャンベルと

ナビゲーターのハイディ・クルムが競うように爆買い。

「青と黒どっちがいい」

「この値段なら両方買いよ」って

この人たち、ノリで買って着ない服が家にたくさんありそうです。

ジョニーの両親、サンダーの母と姉がショップを訪れ

両親が他界しているエスターは天国に向かって手を振るシーン。

私、泣きそう!

エピソード10

ポップアップショップの売り上げ1位のジョニーが優勝。

テイストが似ていて

どちらかが脱落するとお互いに思ったエスターも残り、

1番若いサンダーが脱落。

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画像はAmazonprimevideoより引用

左から、サンダー、エスター、ジョニー。

字幕版ですが英語がすごくわかりやすい。

司法ドラマのような難解な言葉も出てこないしね。

thank you very muchよりthank you so muchのほうが

丁寧な言い方だって聞いたことが有りますが

thank you very so much!

こんな言い方をしていました。

最上級のありがとうなのかな。

 

勝ち残った2人はコレクションの販売を

バックアップするアマゾンファッション代表に

事業計画をプレゼンします。

猶予は2日間。

賞金である100万ドル(1億1千万)をどうやって

投資するか。さすがに緊張の瞬間。

アマゾンファッションの代表(女性)は、モデルみたいです。

容姿端麗頭脳明晰(代表になれるんだからきっと)

太刀打ちできません。

 

その後のファッションショーは

NYの摩天楼に囲まれた屋上のランウェイ。

エスターのコレクションは審査員を納得させ、

ジョニーには辛口の評価もあり

最終ジャッジを迎える。

 

皆さんはどちらが100万ドルを手にしたと思いますか?

この賞金はお小遣いではなく、ブランドへの投資としての

100万ドルです。

グローバルなブランドとして、どちらが多くの収益を

あげることができるのか。

答えは一番最後に書いてありますが、

もう少しお付き合いください。

やり直すのに遅すぎることはない

よく聞く言葉です。

確かに、時期や年齢、やりたいことによっては

そうですが、詭弁とも言えます。

60歳になって看護師になりたいと一念発起して

受験したとします(受験年齢制限はわかりませんが)

資格をとれたとします。

でも、未経験の62歳(64歳)を雇う病院が有りますか?

これは極論ですが人生を重ねるにつれ

思いだけではどうにもならないことが有るのを知ります。

メイキング・ザ・カットを若いうちに見ていたら

何かが変わっていたかもしれません。

努力家じゃないから、変わらなかったかも。

 

最後までお読みいただきお疲れさまでした。

今までの中で一番長文の記事です。

全部書いていたら、こんなに長くなっちゃいました。

見ながらメモしながらスクショとりながらで

くたびれた!

 

優勝者し100万ドルと大きなチャンスを手にしたのは

ジョニーでした(JUST5000字)