♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

洋画 モリーズ・ゲーム

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画像はamazon.co.jpより引用

 

原作はある女性の自叙伝から

モリー・ブルーム。

映画の役と同じ名前の原作者は

実在の女性です。

 

見終わった後に色々調べたら

これが実話だったことに驚きました。

 

2021年現在43歳。

何と誕生日が私と同じ4月21日。

まあ同じ誕生日の人って

算数的に計算すれば人口の365分の1ですから

そんなに驚かない。

数学に科学を加味して考察し

うるう年とか、月による出生率とかを加えれば

多少は違ってくると思いますが。

 

まさに事実は小説より

 

フリースタイルのスキーで

オリンピックを目指していましたが

(女子モーグル北米3位)

ケガにより、それを断念し

ロースクールを一年先送りにして

ロスにやってきます。

 

すぐに学校に行かなかったのは

父親への反発もあり家を出たかったから。

当然金銭的な援助も無かったので

友人宅に居候しバイトで生計を立てていました。

 

FBIからの電話

寝ているモリーの携帯が鳴ります。

FBIです。

あなたに逮捕状が出ています。

今、部屋の外にいます。

おとなしく出てきなさい。

さもなければ踏み込みます。

 

とりあえずはドアをけ破ってではなく

礼儀正しく電話をかけてきたわけですが

そのまま連行されてしまいます。

 

今回はネタばれもちょっと

最初は挫折したアスリートのストーリー

女性実業家としてのサクセスストーリー

弁護士、法廷、

そして最後には家族の愛。

ザックリいうとそんな感じです。

 

彼女がなぜこの道を選んだのか

首席で卒業し、

モーグルでも優秀な成績を持つ22歳の女性が

なぜポーカーの賭博場を開くことになったのか。

 

元々頭のいい女性で

才覚も有ったのでしょう。

だけど、出る釘は打たれる。

そして彼女の破滅が始まります。

 

ロースクールに行っていたら

法律の道に進んでいたら今頃事務所を持っていたのに。

大学教授でセラピストでもある彼女の父親が言います。

 

彼女は不眠でカジノを経営するため

お酒や様々な薬の依存症になっていました。

父親は分析します。

おまえの依存症は強い男を支配すること。

いつも厳しく高圧的な父親への反発から。

身を持ち崩す男たちを横目に

賭博場を経営していたのは

父親に対する深層心理が

どこかに有ったのかもしれません。

 

ひとりの弟はオリンピックに出て

後に野球?選手を経て慈善活動家に。

もう一人の弟は心臓外科医になって

人を救っている。

そして娘は巨額のビジネスを運営した。

これもクソおやじの功績だと彼は言います。

 

弟たちと同じくらい私のことを愛していた?

事件のあとに彼女は聞きます。

冷たく見えたんじゃなく本当につめたかった。

彼女は自分が反抗的だったから

確執が生まれたと思っています。

 

父は自分が浮気をしていることを

彼女が知っていて、だからあえて

よそよそしくしていました。

彼女自身が父親の浮気を知ったのは

かなり大きくなってからですが

その意味を理解していない幼少期に

知られてしまっていたことに父親は気づいていました。

 

裁判の判決

彼女はとばくの手数料を取ったことで

(手数料聴取は連邦法違反)

連邦政府から訴えられます。

 

財産はすべて政府に没収され

没収された財産に対して課税されます。

検察側にはある意図が有りました。

たくさんの人の情報が入っている、

PCのハードドライブの提出です。

 

それを差し出せば没収された財産は

利子をつけて返却され

無罪になります。

 

FBIが欲しがっている、

ロシアンマフィアのデータだけではなく

他の顧客のデータが明らかにされ、

多くの人が、その家族が

巻き込まれてしまいます。

 

弁護士はそのデータを提出することを

強く勧めます。

連邦刑務所に行けば、周りは

ほとんどがヤクの密売人などで

名前も顔も知られている彼女は

格好の餌食になり身の危険が有るからです。

 

彼女は多くの人を巻き込んで

自分が助かる道を選ばず

罪を認める決意をします。

 

温情のある裁判官による、

彼女を刑務所に送る意味はないという判決。

20万ドルの罰金

200時間の社会奉仕

1年間の保護観察と薬物検査

選挙権はく奪

カナダ渡航禁止

エピローグ

彼女は自問自答します。

今回のことで良いことはあったか?

ひとつもなかったけれど学んだことが有る。

私は結構しぶとい。

 

アスリート時代の回想シーンが流れます。

実況者が言います。

選手生命が経たれても彼女はきっと他のことで復活する。

 

チャーチルの言葉

成功とは失敗から次の失敗へ情熱を失わずに

進むこと。

人生からは降りられない。

 

最後のナレーションで語られたこの言葉。

そうです。人生は走り出した列車。

もう降りることはできません。

進むしかないんだよね。

だから情熱を携(たずさ)えて

しぶとく生きればいいんだよ。

 

見ながら途中で止めて

気になったワードを記事にしながらの繰り返しで

書きました。

その時はこの言葉を表面的に受け取っただけでしたが

投稿前に読みなおしてチェックしている今、

途中下車できない人生を

しぶとく生きる。

その言葉が妙に刺さりました。

自分で書いて感動するな!

 

だけど、人生という名の列車は

各駅停車に乗り換えたり

行き先を変えたり

それを決めるのはしぶとい自分。

ファッションチェック

華やかなドレスがたくさん出てきますが

私のお勧めはこれ。

左の画像のシャネルのネックレス。

二連のグラデーションパール

(大きさがグラデーションになっている)

二か所にラインストーンのCCのロゴ。

何気ないアンサンブルニットがゴージャスに見えます。

 

右の画像はクルーネックのシンプルなセーターですが

左袖にネイビーカラーのロゴらしきワンポイント。

このワンポイントのカジュアル感がいいんだよね。

華やかなドレスと対照的にすることで

本来の誠実な彼女を表現しているのかもしれません。

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