- ウイ、シェフ!
- カティー・マリー店を飛び出す
- カティー・マリー引く手あまたでは無かった
- カティー・マリーの就職先は
- カティー・マリーの缶詰アレンジ
- カティー・マリーの料理教室
- カティー・マリーの生い立ち
- カティー・マリーの決心
ウイ、シェフ!
Amazonprimevideo字幕版で
2025年3月視聴
1時間36分
原題 La Brigade(旅団)
英題 Kitchen Brigade(調理場の旅団)
旅団?直訳するとなんですが
旅=滞在許可を待つ移民たち
団=グループ
ってことなのかな?
カティー・マリー店を飛び出す
料理の世界も上下関係が厳しい。
スーシェフ(副料理長)のカティーは
一流レストランを見限る。
テレビや出版などでも有名な
シェフ、リナ・デレトと
衝突したから。
こんなとこで働けっかよ・・・な感じ。
余談ですが
我が道を行くのがアメリカ風
ぐちぐち言うのがフランス風だそうです。
カティー・マリー引く手あまたでは無かった
一流店でスーシェフをしてりゃ
どんな店からも引っ張りだこというのは
彼女の思い上がり。
新規開店や空きが無ければ
そんなチャンスはなかなかない。
テレビ番組のザコックから
「特番 グランシェフへの道」の挑戦者として
出演依頼が舞い込んだけど
止めた店のリナ・デレトが
審査員なのも有って
今更~な感じでゴミ箱へポイ。
カティー・マリーの就職先は
やっとこぎつけた面接は
ちょっと人里離れたレストラン・・・
と思いきや
応募者が誰もいないので
苦肉の策で盛った求人広告。
滞在許可を待つ移民の施設での
調理人だった。
「寮母じゃないから」と蹴ったものの
友人に説得されて引き受けることに。
半年働いてお金を貯めれば
店が持てるという友人の言葉を信じて。
カティー・マリーの缶詰アレンジ
その建物は何かの寮だったようで
立派なキッチンは有るけれど
ろくな道具が無い。
在庫は缶詰だけ。
ラビオリの缶詰のソースを捨てて
きれいに洗い流して
ペーパーに並べて水気を切る。
トマトソースを一から作り
煮込んでミキサーにかけ
きれいにお皿に並べて盛り付ける。
余談ですが缶詰のラビオリって
ソースより肉がまずいんじゃない?
ただ、昼食が出てきたのは
3時近くなってから。
ひとりで70人分を作るのだから。
そんな言い訳は通用しない。
カティー・マリーの料理教室
ひとりで大変なら
子供たちに手伝わせればいい。
って言ったら全員参加。
調理場は収拾つかないことになる。
シェフの卵に接するように
厳しい態度でいたけれど
シェフでもここで働く以上
子供たちに対して責任がある。
18歳までに就学できなければ
国に強制送還される。
子供たちは料理を通して
フランス語を学んだり
接客の仕方を教わったり。
何人かの子供たちがチームに別れ
調理し、サーブする。
この場面はなかなかの感動ものです。
カティー・マリーの生い立ち
両親の顔も知らず施設で育った。
カティーは助産師さんの名前
マリーは料理を教え育ててくれた人。
16歳で施設を出て住み込みで
昼は皿洗い、夜は厨房で料理をし
その料理をシェフに認められ
道が開けた。
そんな過去を持つ彼女は
子供たちが何とか就学できるようにと願う。
子供たちの中には大人びた風貌の青年もいて
正しい年齢を知るために
骨密度の検査が行われる。
母国でサッカーをしていた青年は
なんとかユースにスカウトされることを
願っていたがかなわず、
そして骨密度の検査では
18~22歳=成人と判定され
強制送還されることになる。
カティー・マリーの決心
テレビ番組のザコックの
「特番 グランシェフへの道」の挑戦者として
出演し、最後の3人に選ばれた。
優勝賞金は5万ユーロ。
こういうストーリーでは
たいてい彼女が優勝し
その賞金で~みたいな感じですが
ベスト2に残った彼女の作戦は・・・
移民の現実を
突きつけられる映画でもありますが
ほっこりした気持にもなる
素敵なストーリーです。