スキャンダル
画像はgaga.ne.jpより引用
2021.11Amazon prime videoにて視聴（吹き替え版）
冒頭にはこんなクレジットが入ります。
吹き替え版なので、下記の音声が流れます。
これは実話をもとにした映画だが
一部の名前に変更が有るほか
場面、会話、登場人物には
創作が含まれる。
また、ニュース映像以外は
全て俳優が演じている。
実話に基づく大スキャンダル
アメリカのニュース放送局で
視聴率№１，フォックスニュース。
ベテランのキャスターが
クビを宣告されたのを機にＣEOをセクハラで訴えた。
ストーリーはそこから始まります。
セクハラと言っても
今日の服おしゃれだねとか
彼氏いるの？
こんな生易しいものではありません。
キャスターとして
看板番組を任されたいという野望と
エロおやじの野望がリンクするわけはなく
どっちを取るかの選択を迫られます。
今までも実話をもとにした映画やドラマは
沢山作られていますが
めちゃくちゃエグい！
この業界もなかなか大変です。
訴訟が始まったのが
トランプ氏が大統領選に出馬したころ。
ただ、彼女たち（20代の一人を除いて）にとっては
20年くらい前の出来事のようです。
キャスターの力
ニュースキャスターの定義を調べてみると。
ニュースを紹介しながら
番組を司会進行する職業
アナウンサーとはどこが違うのでしょう？
アナウンサーは原稿を読む仕事。
キャスターは＋αが必要な気がします。
アドリブや自分なりの意見を言ったり。
「早く犯人が見つかるといいですね」
みたいな、素人の私たちが言えるような発言は
意見でも自分の言葉でもないと思いますが。
その分野の知識が無いと
素人のような意見しか言えないと
キャスターとしては失格です。
だから、タレント化したアナウンサーではなく
専門分野の人がキャスターを務めることも有ります。
公式ページを見ると
モデルの人物と俳優の写真が並べられています。
グレッチェン役のニコール・キッドマン
メーガン役のシャリーズ・セロン
この二人が本人とよく似ています。
実際にニュースを見ていたアメリカの人たちは
よりリアルに感じたと思います。
マーゴット・ロビーが演じたケイラは
本人の写真が無かったので
創作上の人物かもしれません。
彼女のセクハラの描写が一番ひどかったので
特定の人物ではなく被害者のインタビューを
まとめたものかと想像します。
ケイラのメイクの変化をよく見ていてください。
それが彼女の心情と立ち位置を表現しています。
秘密保持契約
アメリカのドラマでよく見るこれ。
入社した時、訴訟で賠償金を受け取るとき
こんな書類にサインさせられます。
採用するけれど社内秘を漏らさない。
賠償金が欲しいなら事件について一切言及しない。
家政婦さんやシッターさんも
その家の事は誰にも話さないという
契約を要求されることが有ります。
相手が警察であっても、裁判所であっても
守秘義務が優先します。
さすが、契約社会。
ニコール・キッドマンが演じたグレッチェンは
和解金（クビになったことに対しての）
を受け取ったことで
秘密保持契約を結びました。
そのため、この映画に関しても
発言は控えているようです。
一説によれば20億円らしい。
シャリーズ・セロン
実在のスキャンダルを葬り去らないためにと
書かれた脚本のプロデュースを務めたのが
メーガン役のシャリーズ・セロン。
勿論美人なんですが
凛とした態度がかっこいい。
実は洋画のカテゴリーで紹介したこの映画の主演も彼女。
同一人物とは思えない。
さすが女優魂..
見比べてみるとより面白いかも。
