♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

昭和の給食は拷問だった フードハラスメント

昭和30~40年代の給食

小学校の給食って実は明治時代に

貧困層の子供を対象に

始まったそうですが

戦争で一時中断し

昭和29年(私が生まれた年)に

学校給食法が設定されて再開されました。

 

も~余計なことしてくれちゃって!

 

幼稚園はお弁当、

中学校からもお弁当だったので

小学校の6年間が

私の給食暗黒時代。

 

当時はトップ画像のような

アルマイトの食器に先割れスプーン。

 

この食器、卒業する時に貰えるんです。

正確に言うともらえたんです。

うちの隣に住んでいたまさ子ちゃんが

(クラスメートのお姉ちゃん)

卒業する時に一式貰ってた。

 

私の時はくれなかったけど

別に欲しくはない。

 

ちなみに現在はメラミンなどの素材で

トレーもきれいな色で

食器に柄がついていたりするようです。

 

脱脂粉乳が地獄だった

これ、○○の一つ覚えって言うヤツ?

とりあえず牛乳を付けとけーみたいな。

パン+サラダ+とんかつ+牛乳。

これならまだわかるけど

トン汁+牛乳はアカンでしょう!

お腹ちゃぽんちゃぽんになるわ!

 

それでも牛乳ならまだまし。

私の頃は脱脂粉乳だった。

脱脂粉乳=スキムミルクなんですが

とにかく不味かったとだけ言っておこう!

 

当時のGHQが栄養価が高いと

推奨したらしいけど

保存状態なども悪くて

現在のスキムミルクとは

大違いだったとのこと。

 

たまにココア味が有ったけど

不味い物にココアを足しても

美味しくなるはずがない。

 

それに加えて薄く幕が張るあれも

気持ち悪い。

 

匂いも嫌で鼻をつまんで

息を止めて飲んでいた。

だって飲まないと怒られるんだもん!

 

これは都道府県によっても

違うみたいで

私より年上でも

牛乳だったって言う人もいます。

 

私は目黒区立T小学校。

 

6年生頃になって

やっと時々牛乳が出るようになりました。

 

パンが地獄だった

私の頃はコッペパンより

食パンの方が多かった。

そのパンがパッサパサで

つまり、不味いってこと。

6枚切り?4枚切り?記憶は定かではないが

2枚出てきました。

 

カロリーの帳尻合わせ?

家で朝食にパンを食べる時は

1枚で十分だった。

 

それでもパンだから食べられるけど

好き嫌いというより量の問題。

外食で食べきれなかったら残すでしょう?

お金頂いているので

お持ち帰りくださいなんて言われないけど

このパン食べきれなかったら

ハンカチとかに包んで

持って帰るシステム。

 

お百姓さんごめんなさい。

我が家のスタッフは誰一人

このパンを食べておりません。

 

時々揚げパンも出た。

揚げたコッペパンに砂糖をまぶしたもの。

これ好きだったって言う人もいるけれど

なんだか油っぽくておいしくなかった。

砂糖まぶせば子供が喜ぶなんて思うなよ!

マーガリンが地獄だった

バターではなくマーガリンを

使っている家庭も多いと思います。

うちもそうだよ!

だけど、当時のマーガリンは

全く別物。

キャラメルみたいに銀紙で包んであって

もっとやわらかい。

味もひどかった。

 

チョコレート味も時々出たけど

不味い物にチョコレート混ぜても

美味しくはなりません。

 

たまに個包装のイチゴジャムも。

これはごく普通のまともなジャムでした。

 

私サンドイッチ以外の食パンは

焼いて食べたいんだよね~。

 

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が

体に良くないということで

アメリカでは販売禁止になった時期も

有るそうですが

ミヨシ油脂によると

現在マーガリンの

トランス脂肪酸含有量は、

同量のバターの半分以下に

なっているそうです。

クジラ肉が地獄だった

捕鯨に関しては海外から批判も有りますが

日本としては古来からの文化という

位置づけになっています。

 

絶滅危惧種を保護する意図はわかりますが

鶏を食べるのは有りで

クジラがNGという理論が理解できない。

クジラ食べないので私の人生には

何の支障もありませんが。

 

当時はクジラの肉は安かったのだと思います。

高価だったら給食には出ない。

たぶん牛肉は出なかったんじゃないかな?

 

クジラ肉と言えば竜田揚げ。

定番のメニューでした。

醤油ベースの味は美味しかった。

味はおいしかったけど

すじっぽくて嚙み切れないほど。

 

たぶん安く手に入るような

需要の少ない部位だったんでしょうね。

 

脂身が地獄だった

とんかつも定番のメニューでした。

そもそも、とんかつは不味く作れない。

揚げるだけなんだから。

 

なぜ地獄かというと分厚い脂身。

たぶんロースカツ。

 

家では肉の脂身と鶏皮は

食べたことが無かった。

母が嫌いなので

脂身は切り落としてた。

 

今は脂身も大丈夫ですが

小学校の頃はしんどかった。

 

うちは、普通のサラリーマン家庭ですが

母が、まあまあのお嬢だったので

食材はわりといいものを使っていて

豚バラなんか食べたことが無かった。

 

私は豚バラ買います。

美味しいと思います。

賞味期限今日までの20%引き買います。

今トマト高いよね。

半額になった時に買います。

 

トン汁もよく出ましたが

肉は豚バラ脂身多め。

ともすると脂身だけ浮いてたりする。

全部食べなきゃいけないの?

小学校の給食が拷問だというのは

今挙げたことだけじゃない。

残しちゃいけない縛りが有りました。

 

当時私は小柄で痩せてて

特に食が細いわけじゃなかったけど

そんなにエネルギーを補強しなくても

大丈夫でした。

小柄な子、やせた子、大きい子、太った子、

一律に同じ量ってどうなのよ!

 

だけど有無を言わさず食べなきゃいけない。

食べるまでお昼休み無し。

 

今なら立派なハラスメントだよね。

 

好き嫌いは良くないって言うけど

食材の好き嫌いじゃなく質の問題。

 

そのパン要らないから

学校を休むと

近所の子が給食のパンを

届けるシステムも有った。

袋か何かに入れてたっけ?

全く記憶がありませんけど。

 

給食費払っているから?

さすがに汁物までは届けないけど

誰もお金返せって言わないから。

 

不味いじゃなく好みじゃないだけ

「これ、あんまりおいしくない」

よっぽどのことが無ければ

私はそう言わないようにしています。

 

美味しい不味いの基準は

好みかどうかがほとんどだから

味が濃いとか薄いとか

茹で方が固いとかやわらかいとかで

それが好みか否かっていう事。

 

好みの範疇に関しては

グルメぶった発言はしない主義です。

だけど声を大にして言いたい。

 

昭和の小学校の給食は不味かった!