トップダウンが楽すぎる
何回かトップダウンという編み方を
紹介してきました。
セーター(ベストなども)って
裾から上に編むボトムアップが
常識でしたが
トップダウンは目からうろこです。
襟ぐりから輪針でぐるぐると編んでいくので
面倒なとじハギが不要なのが
なんと言っても嬉しいです。
ガーター編みのカーディガン
メリヤス編みは表と裏で編み方が違いますが
両方表編で編むのがガーター編みです。
ガーター編みのメリットは
端がめくれてこないので
カーディガンにした時に
前立てを編む必要が有りません。
前立ての拾い目面倒ですからね。
糸と針
使用したのは並太 450g
7号棒針、輪針、かぎ針
全体の幅 88cm
着丈 45cm
※メリヤス編みより糸が多くかかります。
編み方
今回は初めて鎖編みから
作り目をしてみました。
※詳細は動画で
編み出し糸の鎖はほどいて
その目を拾ってゴム編み(襟ぐり)を編みますが
丁度伏せ止めのようになるので
鎖はほどかず襟ぐりにしました。
96目作り目
※編みはじめの最初は滑り目(編まない)
そうすると縁がガタガタしなくてきれいです。
襟ぐり7段(3.5cm)増減なし
分散増目で目を増やしていきます
セーターを編んだ時の編み方を
参考にしましたが
今回は円ではないので
増目が偏ってしまいました。
※詳細は動画で(08:55辺り)
丸ヨークの分散増目は下記のとおりです。
前身頃は針にとって休め
袖は糸にとって休めます。
後ろ身頃の前後差を4cm(12段)編みます
前身頃と後ろ身頃の間に
別糸で編んだ鎖14目でマチを作り
その部分は鎖から目を拾って
往復編みで編んでいきます。
身頃は袖ぐりから27cm編みましたが
長さはお好みで。
裾は伏せ止で編みました。
襟ぐりと同じような感じになります。
袖の拾い目をします。
左右は逆になります。
実はここで問題発生
袖を輪針で編んでいくと
ガーター編みになりません。
ガーター編みにするためには
往復編みにしなくてはいけないので
トップダウンなのに
袖をはぐという作業が発生してしまいました。
袖の減らし目はこちら
50目まで減らしたところで
あとは増減なしで好みの長さまで編みました。
ジャケットのように
幅広の袖口にしたかったからですが
あと2回(4目)減らしても良かったかな?
袖口も伏せ止で始末します
ちょこっと感想
ガーター編みはメリヤス編みより
重なる部分が多いので
肉厚で温かいですが
その分糸はかかります。
予定変更で使わなかった糸に
ちょっとだけ買い足して編むつもりが
想定外に糸がかかりました。
メリヤス編みの方が糸もかからないし
袖も輪に編むことができますが
前端の部分がそのままでいいのは楽です。
もう一つ円ではないので
分散増目が偏ってしまいました。
編み物なのでそこまで目立ちませんが
○○目おきに増目というのが
毎回変わってくるので
上手く処理できなくて
こんな感じになりました。
編み方の詳細はこちらから